阪神牝馬S(2024)考察と予想


ペース・展開予想

例年の傾向で言うと後傾ラップになりがちなレース。今年は逃げ馬が不在で、どうしても行きたい馬はいない。おそらく例年通りにL3F戦になると推測される。できれば前の方に行ける瞬発力の高い馬を狙っていきたい。

スタート次第で先行しそうな馬としては②④⑩あたり。
おそらく⑩あたりが逃げるのではないだろうか。

【隊列イメージ】

②④
⑤⑦
①③⑥
⑧⑨

人気馬考察

マスクトディーヴァ

前走は東京新聞杯で6着。スタート大出遅れで途中から上がっていく負荷が大きい競馬になってしまったし、内伸び馬場だったことを考えても度外視可能な敗戦。(5着のマテンロウスカイは次走巻き返している)
今回はモレイラJに乗り替わり。
スタートの安定しない馬が最内枠で今回も出遅れて難しい競馬になる可能性はあるが、少頭数なので外を回してもそこまで負荷ではなさそうか。
馬券外に飛ぶ確率は低いと思うが、前半スローすぎた場合は差し損ねくらいはありそう。

ウンブライル

前走は東京新聞杯で9着。久々で+22の馬体重増だったし、この馬も出遅れ後方からになってしまっていたので度外視はできる。
ただ、そもそも強いのか?という疑問は残る。低レベル世代のニュージーランドT2着にNHKマイル2着。そこまで評価できないというのが現状の評価。
川田Jが乗って上位人気するのであれば消したい一頭。

ドゥアイズ

前走は洛陽Sで1着。展開自体は差しに向いていたが強い内容だった。京都記念のあった週で、当時の京都は時計のかかるタフな馬場だった。そこで1:32.6という好時計で勝ったことは評価できるし、クラシックの時から一段階覚醒したような印象を受けた。
2走前のリゲルSでは今回と同じ阪神マイルの舞台でマテンロウスカイに迫っての2着。上がり最速33.1の脚を使っているし、前有利の展開だったことを考えれば負けたのはポジションの差だった。
馬場不問だし、展開も不問。オークス・秋華賞は大敗したが、マイルであれば高いレベルの走りを安定して見せてくれる馬で、今回も期待できそうか。

注目穴馬

モズゴールドバレル

前走は京都牝馬Sで8着。差し決着の先行した馬に厳しい展開だったし、京都のタフ馬場、1400への距離短縮、当日はマイナス10キロ減など言い訳できる要素は多々あるので度外視可能。
この馬は2走前の秋色ステークスを評価したい。37.6-32.6という前半ドスローからの瞬発力勝負を制した。展開は向いたが、L3Fが10.9 - 10.8 - 10.9といすごいラップだ。
今回は逃げ馬が不在で先行馬も少ない。スローからの瞬発力戦になると思われ、この馬の得意な展開になると予想する。先行して良いポジションが取れる馬だし、前走の大敗で人気しないのであれば今回は狙いたい。

テンハッピーローズ

前走は京都牝馬Sで7着。展開は向いたもののポジションが後ろすぎたか。ただ6ヵ月の休養明けだったし、タフ馬場だったことを考えれば、言い訳はできる。
2走前の朱鷺Sではルガルやサーマルウィンドを差し切る末脚の持ち主。
1400専用機の印象を受ける馬柱なのでマイルへの距離延長はどうかだが、1400のペースよりはポジションも取りやすくなるだろうし、今回は少頭数なので競馬もしやすいはず。
瞬発力比べになればこの中でやれても不思議ではなさそうで、人気薄であれば狙ってみたい。

予想印

◎モズゴールドバレル
◯テンハッピーローズ
▲ドゥアイズ
△ライラック
☆マスクトディーヴァ

※当日の馬場傾向など次第で変更する可能性あり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?