ハーツクライについてインタビューされてみた

-- 本日はよろしくお願いします。
【トリガミ戦隊】ウマママンイエローです。よろしくお願いします。

生まれについて

-- 2023年3月9日でハーツクライが22歳で亡くなりましたが、どこ生まれなのでしょうか？
ハーツクライは2001年4月21日、北海道千歳市の社台ファームで誕生したそうです。父サンデーサイレンスとトニービンの血を引く母アイリッシュダンスの間に生まれた良血馬です。馬名の由来は母の名前から連想し、アイリッシュダンスのパフォーマンスであるリバーダンスの中の1曲「ザ・ハーツクライ」からですね。

3歳時は大敗して挫折

-- ハーツクライの最初の成績を教えてください。
栗東の橋口弘次郎厩舎に入ってトレーニングを重ね、2004年1月に3歳新馬戦デビューをしました。武豊騎手を鞍上に迎え難なく勝利しました。とても見事にデビューだったと思います。
その後、きさらぎ賞(G3)では3着、若葉S(OP)では１着という好成績をキープしていたので、2004/04/18に皐月賞(G1)では、とても期待していました。
5番人気でしたが、イケると思いつつも、14着と大敗してしまい、残念でしたが、ダービーでは勝つと信じていました。
しかしながら、その後も東京優駿(G1)、神戸新聞杯(G2)と挑戦しますが、強敵キングカメハメハに２度も敗退してしまうんですよね。
でも、菊花賞(G1)では勝てると信じていたので、馬券を握りしめていましたが、7着と残念な結果でした。その後もジャパンC(G1)、有馬記念(G1)に出走しますが、掲示板すら乗らなくなってしまって、、、。次の年から馬券を買うのか迷いましたね。

4歳～5歳に奇跡の復活！！

-- なるほど。でも、後々名馬と言われるわけですから、ということは4歳のときから活躍するのでしょうか？
はい、そうですね。産経大阪杯(G2)では、2着だったんですよね。前の年の神戸新聞杯(G2)でも3着だったので、そこからG2専用馬だと思ってました。
しかし、2005/05/01の天皇賞(春)(G1)では5着と掲示板に乗るんですよね。フロックにも感じますが、東京優駿(G1)では2着という実績もあるわけですから、宝塚記念(G1)ではイケるのではないかと思ってました。実際に2005/06/26の宝塚記念(G1)で2着に着て、とても嬉しかったですね。

-- では、そこから勝ち続けるということですね？
勝ち続けるというか、2005/10/30の天皇賞(秋)(G1)では、当時、短期免許で来日したクリストフ・ルメール騎手鞍上で6着になってしまうんですよね。
2002年から来日していて、成績としても悪くなかったのですが、むしろ、天皇賞(秋)(G1)を叩きにして、ジャパンC(G1)に向かうんだと自分は信じました。その願いが届いたのか、2005/11/27のジャパンC(G1)では最後の直線は2着と、とても惜しかったですね。アルカセットにもう少しでしたから。
2005/12/25の有馬記念(G1)でもルメール騎手でしたし、ここではあのディープインパクトに勝利しているんですよね。ディープインパクトが差そうとするところから、なんとか粘り切って、ここでG1を初めて獲得するんですよね。嬉しすぎて、一緒に中山競馬場に見に行ってた友人の頭をぶっ叩いてましたね（笑）

-- それは、面白いエピソードですね（笑）
そうそう（笑）。そこから、5歳でも活躍するかと思ったんですけど、海外に行った後の2006/11/26のジャパンC(G1)で引退でしたね。喘鳴症の影響で引退しましたが、産駒でも名馬がたくさん出たので、そこも思い出深いですね。

ハーツクライ産駒について

-- 例えば？
例えば、ジャスタウェイ、ワンアンドオンリー、ヌーヴォレコルト、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、リスグラシュー、サリオス、近年だとドウデュースですかね。
野球も大好きなので、佐々木主浩が馬主のシュヴァルグランなんかは、よく応援してました。2017/11/26のジャパンC(G1)を勝利した時は嬉しくて東京競馬場を飛行機ポーズで走ってたら、警備員さんに物凄く怒られましたね（笑）
リスグラシューなんかも海外で活躍して、最後の年は有馬記念（2019/12/22）でも１着でしたから、牝馬というのもあって、生体を超えて結婚したいぐらいでした。

ありがとう！ハーツクライ！

-- 2023年3月9日でハーツクライが22歳で亡くなりましたが、心境はいかがでしょうか？
とても残念で、ショックで吉報を聞いた次の日は10時間しか寝れませんでした。ルメール騎手も言っていたように「本当におつかれさまでした。伝説は決して死なない」ということを皆さんに言いたいです。
目を閉じても開けてもハーツクライが思い浮かんできますから、そのぐらいインパクトが強かったですね。

-- 目を閉じても開けても浮かんでくるのであれば病気なのでは？
はい、このインタビューが終わった後に眼科に行ってきます。

-- 貴重なご感想をありがとうございました。
ありがとうございました。