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📘【2023/04/30(日)】TKの重賞予想【天皇賞春(GⅠ)】(至極の血統予想/前輪駆動のステイヤーを射止めろ)

残り16

💡:はじめに

本記事は2023年4月30日に行なわれる天皇賞春(GⅠ)を
血統的観点からの考察・予想を掲載しております
 
”天皇賞春(京都芝3200m)は血統抜きでは語れない”
 
これを読んだあなたは その時点で血統派の仲間入り
TK渾身の血統予想を、どうぞお楽しみください

📘【2023/04/30(日)】TKの重賞予想【天皇賞春(GⅠ)】(至極の血統予想/前輪駆動のステイヤーを射止めろ)

■ 本記事に掲載しているデータは~2020年京都開催の天皇賞春に限ります
 → 阪神芝3200mとは血統傾向が大きく異なる為

📝【無料公開範囲】

📈:データアナライズ

📈:2010~2020年の天皇賞春を結果を抽出したものになります
今年の特別登録馬一覧

📝:2010~2020年の結果と馬券圏内馬の血統構成
📝:2010~2020年の結果と馬券圏内馬の血統構成
📝:今年の出走予定馬の父×2010~2020年通算結果

2012年まではB級種牡馬(ステイヤー質が強い欧州型種牡馬やトニービン内包種牡馬など)が馬券圏内を独占していた天皇賞春だが、2013年以降はこの傾向が一変。特に2014年以降は父サンデーサイレンス系種牡馬が馬券圏内100%を継続している。その中でも、父ディープインパクト・父ステイゴールド・父ハーツクライのいずれかが9年連続で馬券圏内である。

🌟:今年の該当馬
・父ステイゴールド(系)
 🏇アフリカンゴールド(父ステイゴールド)
 🏇アイアンバローズ(父オルフェーヴル)
 🏇シルヴァーソニック(父オルフェーヴル)
 🏇ヒュミドール(父オルフェーヴル)
 🏇メロディーレーン(父オルフェーヴル)
 
・父ディープインパクト(系)
 🏇アスクビクターモア(父ディープインパクト)
 🏇ジャスティンパレス(父ディープインパクト)
 🏇ディープモンスター(父ディープインパクト)
 🏇ディアスティマ(父ディープインパクト)
 🏇トーセンカンビーナ(父ディープインパクト)
 
・父ハーツクライ(系)
 🏇マテンロウレオ(父ハーツクライ)
📝:2010~2020年の馬券圏内馬の父系統別成績

父の系統別でざっくり見てみると、先程述べた通り、サンデーサイレンス系が上位を独占している。逆に考えると、現代日本競馬の主流型系統の1つであるキングマンボ系とロベルト系が不振であるという事である。以下は、2010~2020年に天皇賞春に出走した父キングマンボ系と父ロベルト系の馬の成績をまとめたものである。

📝:2010~2020年の父キングマンボ系出走馬の総成績

父キングマンボ系は[0-1-0-23]。1990年以降まで遡り、大系統であるミスタープロスペクター系を含めると[0-2-1-39]と未だに勝利がない

🌟:今年の該当馬
・父ドゥラメンテ(キングマンボ系)
 [💀]🏇タイトルホルダー
📝:2010~2020年の父ロベルト系出走馬の総成績

父ロベルト系も同様である。~1999年では[3-2-3-20]と特注系統であったが、2000年以降は[0-2-0-34]という結果。サンデーサイレンス系やキングマンボ系が日本競馬の主流系統になって以降は未だに勝利がない

🌟:今年の該当馬
・父スクリーンヒーロー(ロベルト系)
 [💀]🏇ボルトグフーシュ

今年の天皇賞春では、キングマンボ系のタイトルホルダーとロベルト系のボルトグフーシュが上位人気が想定されるので、過去の歴史を打ち破れるか否か。この辺りの考察は、[📝:出走予定馬の血統考察と総評]で解説している。


📝:その他、天皇賞春 × マル秘データ
📝:2010~2020年の厩舎別成績(今年の該当厩舎に限る)

ここで着目したいのが、栗東の名門・池江厩舎。総通算成績を見ても[0-1-2/11]と未だに未勝利である。
 
[5番人気以内の主な出走馬]
2009年❸着(5番人気)🏇ドリームジャーニー
 ー 父ステイゴールド
2011年⑬着(1番人気)🏇トゥザグローリー
 ー 父キングマンボ系[💀]
2012年⑪着(1番人気)🏇オルフェーヴル
 ー 父ステイゴールド
2012年❷着(3番人気)🏇トーセンジョーダン
 ー 父トニービン系
2017年❸着(2番人気)🏇サトノダイヤモンド
 ー 父ディープインパクト
 
まぁ、オルフェーヴルの天皇賞春は言わば展開的事故であり、決して力負けではないし、キンカメ産駒×フェアリードールのトゥザグローリーは適性外としても、ステイゴールド・トニービンを持ち合わせていれば順当に走ってくれているのも事実。サトノダイヤモンドはHaloがくどいステイヤーであった。その辺りを加味すると、そこまで悲観するべき”育成的適性問題”ではないだろうし、今年で言えばシルヴァーソニックを軽視する理由には至らない。逆にディープ×ダンジグのディープモンスターは…。

🌟:今年の該当馬
 🏇シルヴァーソニック[父オルフェーヴル]
 [💀]🏇ディープモンスター[父ディープインパクト]

📝:2010~2020年の馬体重別成績
📝:2010~2020年の枠順別成績

📈:天皇賞春とは、前輪駆動のステイヤーが後輪駆動のトニービンを破る歴史である

これが天皇賞春(京都芝3200m)の血統傾向そのものであり、歴史でもある。当然、2020年ぶりに京都で開催される今年の天皇賞春の血統考察テーマである。

長々と書くとウン万文字になりそうなので、その歴史は簡易的に下記に記す。この歴史はぜひご覧の皆様には”京都芝外回りの血統的予想法”としてもぜひ覚えて頂きたい。もはや必須である。これさえ身に付けられれば、あなたも血統派の仲間入りである。ようこそ魔界へ

上記は2015年以降の天皇賞春における、血統傾向をまとめた表になる(手作りですみません)。ここで着目しているのが”プリンスリーギフト”と”トニービン”である。

📝:プリンスリーギフトの血統表

プリンスリーギフトとは1951年生まれのナスルーラ系種牡馬。その系統は今でも、サクラバクシンオー~ビッグアーサーが後継として生きている。そのプリンスリーギフトの血を持つ馬が、天皇賞春では2013年から2020年まで"8連覇"しているのである(2013~2014年は父ステイゴールドのフェノーメノが連覇)。

📝: 暗 記 P O I N T
 『天皇賞春はプリンスリーギフトを狙え!』
 ↓ 他の平場予想に活かすと…
 『京都外回り戦はプリンスリーギフトを狙え!』

ではなぜ、このプリンスリーギフトがこれほどまでの強烈な血統傾向の要因になっているのか?それは、プリンスリーギフトの血を持つ馬は”前輪駆動型”になりやすいという馬体的・走法的傾向があるからである。要は後脚よりも前脚の方が馬体的に優れており、それを武器に走る事を得意としている走法であるという事である。近年ではキタサンブラックが特に前輪駆動に優れていたと言われている。
ではなぜ、前輪駆動型が天皇賞春でこれほどまで強いのか?それはコースレイアウトに答えがある。京都芝3200mは2度の淀の坂を通過するコースレイアウト。要は2回の下り坂を走る事となるので、ここの区間で後輪駆動型の馬よりもアドバンテージが取れるのが前輪駆動型なのである。あなたが4足歩行で下り坂を下る際に、前脚を強く意識して下るのと、後脚を強く意識して下るのでは、どちらが速く走れそうかをイメージすれば容易に想像は付くだろう(私は躓いてそのまま転がってしまいそうではあるがw)。

前輪駆動型のイメージ
前脚が強靭な馬体・走法だと、スピード乗り良く坂を下れる
後輪駆動型のイメージ
後脚が強靭な馬体・走法だと、下り坂でのスピード乗りが悪くなる

イメージが沸かない方は、ぜひ身近の坂でこれを試してみると良いだろう(嘘)。

勿論、この話の流れであれば、トニービンは後輪駆動型なのである。その豊富なスタミナと底力で、長丁場は得意中の得意な距離であるが、コースレイアウト的には苦手なのである。故に、毎年のように馬券圏内には入るものの、下り坂での不利で勝ち切れないのである。2015~2020年では、このトニービン持ちは7頭が馬券に絡んでいるが未勝利である。

ステイゴールドの血統表
母母母父プリンスリーギフトである
フィエールマンの血統表
母母父がプリンスリーギフト系種牡馬である
キタサンブラックの血統表
母父がプリンスリーギフト系種牡馬である
故に…

✅『天皇賞春とは、前輪駆動のステイヤーが
     後輪駆動のトニービンを破る歴史である』

ね?

でしょ?

📝有料公開範囲では
 ✅:上位人気馬の血統考察と総評
 ✅:プリンスリーギフト持ち出走予定馬の考察
 ✅:トニービン持ちの出走予定馬の考察
 ✅:現時点での印候補一覧
 ✅:枠順発表を踏まえた最終結論(更新:土曜日夜)
 をお届けしております

”超”顕著な血統傾向が存在する天皇賞春。血統考察抜きでは的中を引き寄せる事は困難でしょう。有料公開範囲では、TKが持ち合わせる全てを詰め込んだ渾身の血統予想を展開しておりますので、ぜひお楽しみいただければ幸いです。

📝【有料公開範囲】


✅:上位人気馬の血統考察と総評

想定人気順で、主な出走予定馬の血統考察と総評を行なっていきます
・馬場想定:稍重~ → 馬場適性 に反映
・血統バイアス想定:ロベルト・サドラーズウェルズ優勢
 
TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟🌟🌟🌟(最大評価:🌟×5)
 ー 過去の傾向踏まえ、京都芝3200mに向いているか否か
✅[馬場適性]🌟🌟🌟🌟🌟(最大評価:🌟×5)
 ー 降雨の影響で緩む馬場への適性があるか否か

【1番人気想定】🏇タイトルホルダー[横山和]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟
 ー 下り坂が苦手…。京都外回りは適性からズレる。
✅[馬場適性]🌟🌟🌟🌟
 ー 母父サドラーズウェルズ系=道悪適性◎
 ※Motivatorは道悪の皐月賞を制したソールオリエンスの母父

父ドゥラメンテ(キングマンボ系)なので鬼門となる天皇賞春。その爆発的なスタミナ力と底力は母父モティヴェーター×母母父シャーリーハイツから受け継いでおり、重厚さも相まって京都外回りよりかは阪神内回り向き。故に、昨年は共に阪神内回り戦で行なわれた天皇賞春と宝塚記念を制した。
冬場があまり得意なタイプではなく、暖かくなるに連れて状態面が向上する特徴を持つので、有馬記念の大敗は度外視できる。特殊な馬場・条件であったとはいえど、凱旋門賞の道中の走り(下り坂でのアドバンテージ力)に疑問符。故に、京都の外回り戦は適性外であろう。例年のパンパンの良馬場であれば厳しい闘いが強いられることが予想されるが、週中~週末の降雨予報をどこまで味方にできるか。安心安全の軸候補には程遠いが、サドラーズウェルズやロベルトが活きる馬場状態で印を。

【2番人気想定】🏇ジャスティンパレス[ルメール]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟🌟
 ー 下り坂が苦手
✅[馬場適性]🌟🌟
 ー 有馬記念や菊花賞のように上がりが掛かる馬場になると減点

 父ディープインパクトのスピードと素軽さを欧州の芝2000~2400mGⅠを3勝した母父ロイヤルアンセムのヌレイエフ的な底力とスタミナで補っている中~長距離型血統馬。ロベルトを持つので急坂向きであり、ディープインパクトと好相性なリローンチからパワーを補っているので、前々で持続力を活かす競馬を得意とする血統構成。兄弟が皆長距離戦で好走している実績があるので、超過負荷な菊花賞でも好走できたが、芝2000m以上の中長距離戦ではリファールのような距離への融通も効く。
 3歳春までは馬体面に幼さがあり、成長途上。それが払拭された秋の初戦・神戸新聞杯を圧勝し、本番の菊花賞でも8枠というハンデを跳ね返す3着好走。ようやく本来兼ね備えるポテンシャルを発揮できる状態になったといえ、杉山厩舎らしい立て直し・成長ともいえる。有馬記念では過負荷な馬場で、父ディープインパクトの産駒が壊滅的な中山芝。前走の阪神大賞典は、持ち前の底力とスタミナを武器に有馬記念の雪辱を果たしたといえる。
 今回は勿論初の京都芝となるが、ヌレイエフ×ロベルト的な観点から言えば阪神内回りの方がベストであろうし、京都外回りであれば前走のようにリローンチを活かす前受けで勝負したい良馬場であれば好勝負になるであろうが、降雨はマイナス。どこまで馬場が持ち堪えられるかどうかで取捨が大きく変わる。故に馬場適性は🌟×2が限界か。

3番人気想定のボルトグフーシュ以降は有料公開範囲となります

【3番人気想定】🏇ボルドグフーシュ[川田]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟
 ー 下り坂が苦手(なグラスワンダー)
✅[馬場適性]🌟🌟🌟🌟
 ー ロベルト系=道悪(タフで時計の掛かる展開)適性◎
 有馬記念や菊花賞のように上がりが掛かる馬場になると上昇
📝:父or母父グラスワンダー持ちの京都芝・阪神芝総成績比較
📝:父or母父グラスワンダー持ちの京都芝3000m級総成績

グラスワンダーは昔からの血統格言にあるように『上り坂でアドバンテージを取る』傾向が非常に強い。故に、京都芝のような下り坂でアドバンテージを取るそれとは真逆なのである。その証拠(?)に、父or母父グラスワンダー持ちは阪神芝で[128-109-107]と”勝ち切る”(=1着数が最も多い)反面、京都芝では[74-80-94]と”勝ちあぐねる”(3着数が最も多い)。スクリーンヒーローが天皇賞春で大きく人気を裏切り(2009年2番人気14着)、その産駒であるゴールドアクターも天皇賞春で大きく人気を裏切った(2016年1番人気12着)。これこそが、グラスワンダーから伝わる上り坂適性…。スクリーンヒーロー産駒であるボルトグフーシュにとって、京都芝3200mは試練の舞台なのかもしれない(阪神開催なら本命級の印を打てるんですけどねえ…)。

【4番人気想定】🏇シルヴァーソニック[レーン]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟🌟🌟
 ー 京都適性◎のステイゴールド系種牡馬・オルフェーヴル
✅[馬場適性]🌟🌟🌟🌟
 ー ステイゴールド系=道悪(タフで時計の掛かる展開)適性◎

今年の上位人気勢の中では、最も京都芝3200mに向いていると感じるのがシルヴァーソニック。父オルフェーヴルは産駒に強靭なパワーとスタミナを伝えるステイゴールド系種牡馬で、勿論プリンスリーギフトを持つノーザンテーストの4×3を持つので強靭な機動力と成長力を完備しており、トニービンの持続的な成長曲線を加味しても7歳となった現在も元気よく連勝中。祖母のスキーパラダイスはTudor Minstrel
+Fairway=Pharosの血を持つが、これは2013~2014年に天皇賞春を連覇したフェノーメノと同じステイゴールド×Tudor Minstrel+Fairway」という共通点も持つ。
天皇賞春では勝ち切れないトニービン”であるが、裏を返せば”距離適性は正真正銘”のそれ。オルフェーヴルの強靭さをトニービンがうまく緩和させているイメージのステイヤーで、昨年の天皇賞春落馬を除けば芝3000m以上で[2-0-4-0]と全く崩れていない。手の内に入れている鞍上との継続コンビでここでも信頼度は高い。重い印は必須か。

【5番人気想定】🏇アスクビクターモア[横山武]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟🌟🌟
 ー 母父レインボウクエストは天皇賞春勝ち馬・サクラローレルを輩出
✅[馬場適性]🌟🌟🌟
 ー 母系が重厚な欧州型とはいえど、父はディープインパクト

母父レインボウクエストは天皇賞春勝ち馬のサクラローレルを輩出した事でも有名で、レインボウクエストの血を持つ馬は京都芝3000m級で[2-1-2-6]複勝率45.5%。そのサクラローレルと言えばステイヤーらしい晩成型であり、アスクビクターモアもここからどんどん成長曲線に乗っていく事が容易に想像できる。3代母Robiniaがロベルト×グロウスタークなので≒ブライアンズタイムとなる。故に、レインボウクエスト×ブライアンズタイムで思い出されるのがビートブラック

ビートブラックはトニービン内包種牡馬のミスキャスト産駒なので、アスクビクターモアよりかはステイヤーな父であるものの、母父ブライアンズタイム×母母父レインボウクエストはアスクビクターモアと同じような組み合わせ。そのビートブラックは2010年の菊花賞を13番人気❸着→2012年天皇賞春を14番人気で制した。故に、アスクビクターモアはよりディープインパクト色が強いステイヤー気質な中長距離型と言える血統構成と言える。
前走の日経賞は前哨戦仕上げ&出遅れ&馬場の悪化で動けないままレースが終わってしまった。タフな菊花賞を制しているものの、あれだけ馬場がタフになってしまえば、そこはディープインパクト的な良さは完全にかき消されてしまうのであろう。”出遅れ癖”が付いてしまっているのであればそれこそ万事休すだが、菊花賞からの休み明けだったのが要因なのであれば問題にはならない。
決して、降雨の影響はプラスに働くわけではないものの、前走のような上がり37~38秒台の馬場にならない限りは特に問題にはしないであろうし、サクラローレルがナリタブライアンを引きちぎった1996年のように上がりが34~35秒台の馬場であればレンジ内。鞍上をここで横山武にチェンジし、NEWアスクビクターモアの挑戦がここから始まる
ちなみに、前走日経賞で着外(4着以下)に敗れた馬の天皇賞春の成績は[3-2-0-72]複勝率5.2%と悲惨な数字であるが、その内の3勝はフェノーメノ(前年の天皇賞春勝ち馬)・マンハッタンカフェ(前年の菊花賞・有馬記念勝ち馬)・ライスシャワー菊花賞・天皇賞春勝ち馬)である。そしてアスクビクターモアは、前年の菊花賞勝ち馬である。

✅:プリンスリーギフト持ち出走予定馬の考察

✅:プリンスリーギフト持ち
・父ステイゴールド(系)
 🏇アフリカンゴールド(父ステイゴールド)
 🏇アイアンバローズ(父オルフェーヴル)
 🏇シルヴァーソニック(父オルフェーヴル)
 🏇ヒュミドール(父オルフェーヴル)
 🏇メロディーレーン(父オルフェーヴル)
 
今年の天皇賞春でプリンスリーギフトの血を持つ馬は
父ステイゴールド系種牡馬の上記5頭が該当。
(フィエールマンのようにあからさまに保持している馬は不在)
 
シルヴァーソニックは上位人気勢の考察で取り扱ったので
アフリカンゴールド・アイアンバローズ・ヒュミドールを考察してみる。

【PG持ち】🏇アフリカンゴールド[国分恭]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟🌟🌟
 ー 京都適性◎の父ステイゴールドは特注種牡馬
✅[馬場適性]🌟🌟🌟🌟
 ー ステイゴールド系=道悪(タフで時計の掛かる展開)適性◎

父ステイゴールドはプリンスリーギフトの血を持つ特注種牡馬であり、京都外回りで行なわれる天皇賞春は滅法強い。ステイゴールド×デインヒルという組み合わせは2013~14年に連覇したフェノーメノと同配合であり、母父ゴーンウエストからTudor Minstrelを補っている点も共通。今年で8歳となるが、前走の阪神大賞典で4着に好走しているようにまだまだ元気いっぱい。それこそ年齢的にも上積みは乏しいし、恐るべき4歳世代が4頭が勢揃いする今年の天皇賞春では苦戦が想定されるものの、舞台・馬場適性は引けを取らない(適性自体はそれ以上)。しかし、同型のタイトルホルダー・ディアスティマ・アスクビクターモアがいるだけにマイペースの競馬は難しいだろう。直近の好走レースを振り返っても、中京新聞杯は後傾2.4秒・京都記念は後傾4.2秒・前走の阪神大賞典は前半5F64.9秒の逃げ。今回はかなり締まったラップを刻む事になりそうなだけに…。想定以上の極悪馬場となり、タイトルホルダーが残るような展開となればセットで買いたい。

【PG持ち】🏇アイアンバローズ[坂井瑠]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟🌟
 ー 京都適性◎のステイゴールド系種牡馬・オルフェーヴル
✅[馬場適性]🌟🌟🌟🌟
 ー ステイゴールド系=道悪(タフで時計の掛かる展開)適性◎

母パレスルーマーなので、半弟ジャスティンパレスのオルフェーヴル版。半弟がディープインパクト産駒な反面、こちらはより機動力とパワーに優れたバリバリのステイヤーと言えるだろう。父オルフェーヴルでこの母であれば、急坂な中山や阪神の長丁場が適性レンジであろうし、京都外回りのような淡白な条件では斬れ味が不足する。その点、父ディープインパクトの半兄の方が良馬場であれば斬れ味の観点では条件は向くだろう。近走は鞍上にも恵まれず、昨年の阪神大賞典❷着→天皇賞春⑤着ほどの勢いは感じない。今回の鞍上もどうやら下り坂適性は乏しいようで…。

【PG持ち】🏇ヒュミドール[武豊]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟🌟🌟
 ー 京都適性◎のステイゴールド系種牡馬・オルフェーヴル
✅[馬場適性]🌟🌟🌟🌟
 ー ステイゴールド系=道悪(タフで時計の掛かる展開)適性◎

7歳にして、今回が初のGⅠ挑戦となるヒュミドール。父オルフェーヴルはこれまでの解説通り。母父チチカステナンゴはグレイソヴリン系種牡馬で、先行してしぶとい。故に、前走のダイヤモンドSでは先行6番手からしぶとく粘り込んで❷着。アドマイヤベガからトニービンの血を持つし、ノーザンテーストの5×4×4なので7歳となっても衰えはそこまで大きくない。力面は圧倒的に足りないのは戦績からも汲み取れるレベルであるが、血統的適性はメンバー間でも上位クラスと言っても良いだろう。鞍上的にもここは適性+αが見込めるし、力面の見劣りはある程度目をつぶって△印を打つ価値がある存在だ。

✅:プリンスリーギフト枠からは…
 🏇シルヴァーソニック(父オルフェーヴル)
 🏇ヒュミドール(父オルフェーヴル)
この2頭が面白い存在と言えるだろう。

✅:トニービン持ちの出走予定馬の考察

✅:トニービン持ち
 🏇サンレイポケット(父ジャングルポケット)
 🏇シルヴァーソニック(母父トニービン)
 🏇タイトルホルダー(父ドゥラメンテ)
 🏇ヒュミドール(母母父アドマイヤベガ)
 🏇マテンロウレオ(父ハーツクライ)
 
下り坂適性が乏しいので勝ち切れないけど
スタミナ勝負は任せとけッ!的な
トニービンの血を持つ馬は上記5頭が該当。
 
この中から恐るべき4歳世代の1頭であるマテンロウレオを考察してみる。

【トニービン持ち】🏇マテンロウレオ[横山典]

TK式@血統的…
✅[舞台適性]🌟🌟
 ー 母系的には急坂向きで、下り坂適性は…
✅[馬場適性]🌟🌟🌟
 ー 母父ロベルト系=道悪(タフで時計の掛かる展開)適性◎

今年のメンバー間で唯一のハーツクライ産駒であるマテンロウレオ。ハーツクライ産駒がトニービン的な後輪駆動型淀の坂を苦手としている故に天皇賞春では勝ち切れないんだよ、というのは解説済み。母父ブライアンズタイム×ダンジグなので見た目通りの急坂巧者

個人的には、マテンロウレオの買い時(=適性舞台)はかなり見抜いているつもりで、4走前の中日新聞杯(中京芝2000m)と2走前の京都記念(阪神芝2200m)は共に急坂コース。◎○の印を打てば馬券圏内100%[3-2-0-0]なので、この馬に取捨選択は任せてほしい。前走の大阪杯はかなり健闘した④着であり、適性外・パフォダウンローテだったのを加味しても地力の高さを再確認できる結果であったといえる。父ハーツクライ的には長丁場のスタミナ戦は合うが、コースレイアウトが合わない、という評価は変わらず、好走には内枠が必須に近い。ハーツ枠で馬券的に拾うのは勿論ありだと思うし、ぜひとも三連系の馬券には入れ込みたい1頭に間違いはないが、それはハーツクライ的な長丁場戦を評価してのものであり、淀の下り坂適性のそれではない。△が限度か。

✅:現時点での印候補一覧

本命候補(★)
 🏇アスクビクターモア
 🏇シルヴァーソニック
 🏇ヒュミドール

相手候補(△)
 🏇ジャスティンパレス
 🏇タイトルホルダー
 🏇ボルトグフーシュ
 🏇マテンロウレオ

✅:枠順発表を踏まえた所見(更新:木曜日夜)

✅馬場想定:良馬場に近い稍重(良馬場まで回復の可能性も)

※上記の馬場想定を踏まえての現状の仮印一覧
🏇タイトルホルダー
 ◎ 恵まれた内枠をGET
 ▲ 馬場回復想定は減点材料
 
🏇ジャスティンパレス[恐るべき4歳世代]
 ◎ 恵まれた内枠をGET
 ◎ 馬場回復想定は加点材料(上がり34.9以内の馬場・展開が欲しい)
 
🏇アスクビクターモア[恐るべき4歳世代]
 ◎ 恵まれた内枠をGET
 ◎ 馬場回復想定は加点材料(上がりの掛かる馬場は危険視)
 
🏇ボルドグフーシュ[恐るべき4歳世代]
 ○ 馬キャラ的に枠順はこの辺りが無難か
 ▲ 馬場回復想定は減点材料(上がり36.0以上の馬場・展開が欲しい)
 
🏇シルヴァーソニック
 ▲ 最悪な8枠引き(鞍上の機動力バフ含め、大幅減点)
 → あのサトノダイヤモンドでさえ、この枠に泣いた❸着

✅:枠順発表を踏まえた最終結論(更新:土曜日夜)

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 何卒宜しくお願い致しますm(__)m
🌟 最終的な結論・買い目(印)はTKの平場予想でも公開します 🌟

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