📘[2023/07/09(日)]TKの重賞予想[プロキオンS(GⅢ)]
📘[2023/07/09(日)]TKの重賞予想[プロキオンS(GⅢ)]
📝:高速ダート戦における系統傾向とは❓
📝:本質的に”高速ダート”で強い系統とは❓
上記のデータは2020年以降に行なわれたダート×3勝C~GⅠ戦における高速ダート時(稍重~不良)の系統別成績である。これを分析してみると、キングマンボ系が安定的に良績を残しており、北米競馬の三大主流型血統であるミスプロ系・ストームキャット系・ボールドルーラー系も高水準。逆にデピュティミニスター系はかなりアベレージを落としている事が分かる。これは平場のレース予想の際でも使える血統知識なのでぜひ覚えておこう。
ちなみに今回プロキオンSが行なわれる中京コースに限るとこんな傾向となる。母数が少ないので収束した数値ではないものの、北米三大主流血統は安定。サドラーズウェルズ系の成績が良いのは如何にも中京ダートっぽさ。まぁこれはまた別のお話。
まぁそんな感じで高速ダート戦における系統傾向のおさらいとしたことろで、今年のプロキオンSに出走予定馬全頭の分析に入る。
🏇:出走予定馬全頭分析
🏇:アティード
サウスヴィグラス×ロックオブジブラルタルという血統構成らしく、ダートの短距離戦で良績を残している。サウスヴィグラス産駒はイメージの通り、距離延長ローテやD1400m以上では信頼度に欠く特徴を持ち、ダート戦に限れば距離延長複勝率18.9%/短縮25.3%。前走まで一貫してD1200mを使っていた事からも、D1400m戦ではスタミナ不足か。
🏇:イフティファール
デビューから一貫してD1400m戦に出走しているキズナ産駒。キーパートナーの牝系なので大箱コースは得意であろうし、そこからニジンスキー×リファール×レインボウクエストの母なので欧州的な要素が非常に強い。故にスタミナが問われる馬場の方が向く。イフティファール自身も良馬場[4-1-0-0]に対して稍重~重[0-0-2-3]なので、血統構成通りの良馬場巧者。キズナ産駒は阪神D1400mを庭としているので、前走までに阪神D1400m戦では[4-1-1-1]。中京×高速ダートではパフォーマンス落ちであろう。
🏇:エルバリオ
ドレフォン×ディープインパクトでヌレイエフ系の祖母ミュージカルウェイという血統構成で、文字通り距離をワンターン戦に落としてから[2-1-1-1]。母系の特徴を引き出しやすいストームキャット系のドレフォンなので、ディープインパクト×ミュージカルウェイ(=オークス馬ミッキークイーン)のダート版のようなイメージ。大箱向きでディープ的にも高速ダートの中京は得意な条件だろう。前走はストームキャット的にも最悪な最内で勝利、3走前は不良の中京D1400m戦で破格のパフォーマンス。過去の高速ダート×プロキオンSでは1分20~21秒台が必要なので時計面でやや足りないものの、そこさえ克服できれば面白い存在だ。
🏇:オーヴァーネクサス
キズナ×シーキングザゴールド×シアトルスルーという血統構成なので、ダートワンターン戦で良績を残しているオーヴァーネクサス。前走時もTKの平場予想で推奨案件◎として取り上げたが、イフティファールと同じく阪神D1400mで良績を残しているキズナ産駒の1頭。阪神D1400m戦では[3-0-0-2]、しかもそれは2.3勝C+OPなので適性が高いのであろう。イフティファールとは異なり、母系に北米的な血がズラリと並ぶので純粋なダート型血統であるので高速ダート戦自体は苦にしないのだが、中京D1400m×高速ダート戦では下級クラスのみ良績が集中しているキズナ産駒なだけに強調点には欠ける。
🏇:オメガレインボー
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?