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ジュニアカップ2021予想(小当り)

結果

注◎注

最終予想

◎ジャンカズマ(2人気2着)
○ヒストリアノワール(4人気4着)
▲ヴィルヘルム(2人気6着)
注ビゾンテノブファロ(7人気3着)
注ヴェイルネビュラ(1人気1着)
注トーホウボルツ(5人気5着)

ワザモノが回避したのでヴィルヘルムを▲に昇格、トーホウボルツを追加。

特別登録段階予想

◎ジャンカズマ
○ヒストリアノワール
▲ワザモノ
△ヴィルヘルム
注ビゾンテノブファロ
注ヴェイルネビュラ

馬場・脚質分析(第5回中山芝外回り1600mの成績を元に)

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今週からA→Cコース替わり。馬場が重く時計がかかる割に内前有利のトラックバイアスだったが、コース替わりでそれが継続されそう。後ろは余程ペースが早くならないと届かない。

第5回中山の1600m全12戦は逃げ・先行が8勝、差し・追込は4勝と前有利。特に追込は馬券にほぼ絡めておらず、4角で外からマクるような機動力がないと見せ場も作れない。

展開予想・逃げ候補

登録馬13頭のうち前走逃げが1頭、差し・追込が10頭。前々走先行が8頭、差し・追込が5頭。

逃げ候補:ヒストリアノワール、ヴィルヘルム

少頭数、積極的にペースを上げたい馬もいない、ヴィルヘルムが2000mからの臨戦、ということを踏まえればヒストリアノワールの楽逃げになるのではないか。

ヒストリアノワールは前走で初めて逃げを試し、東京1600mを60.2-35.4/35.4-35.4のMペースで逃げ切っており、今回もそれぐらいのペースに落ち着くと思われる。

鞍上想定は横山武J。2020年芝の逃げ率は10.4%、逃げの成績は17-5-2-18(勝率40.5%、複勝率57.1%)。逃げない騎手でもないし、無難に押し出されて出ていくのではないか。

ペースは前3Fは少し流れて35.5前後、中盤は緩んで上がり3F勝負になると予想。馬場は内前が有利と見て、先行脚質の上がりが使える馬を選びたい。

◎候補ジャンカズマ

こうやまき賞5着。スローからの上がり勝負で後方から外を回しての結果。それなりの足を使って最後まで伸びているが内有利の馬場を外から差し切る力はなかった。ルメJ「ダート向きかもしれません。切れなくて、しぶとく脚を使うタイプです」とのことで、今の重たい中山芝は合いそう。馬体重+12kgも好材料。

サウジアラビアRC4着。不良馬場を番手追走→4角から早めに動かして4着に残れるところを見ると、「切れないけどしぶとい」というのはその通り。後ろからより前で粘った方が良さげ。戸崎J「ただ力がつききってないようで、最後はフラフラしていました。パンとしてくれば」。

クローバー賞3着。勝ち馬カイザーノヴァとは4角同じ位置取り同じタイミング仕掛けてその内を回ったのに競り負けた。実力負け。

未勝利戦1着。出遅れたがすぐ中団前の外までポジションを上げ、4角では外からマクるように先頭へ取り付いてそのまま抜け出す強い競馬。オパールムーンの勝ち時計と同等。

こうやまき賞を見る限り、左回りの長い直線を追い込んで、というタイプではない。右回りの4角で外から取りつきしぶとく脚を活かす競馬が合ってそう。
どちらかというと差し脚質の馬だが、マイル以下が主戦場だからテンから出して行く競馬を経験している。今回はそれなりの位置につけるか外からマクる競馬に期待。横典Jへの乗り替わりなので後方ポツンの不安は残る。

◯候補ヒストリアノワール

未勝利戦1着。大外枠から逃げて1着。直線は内の傷んだ馬場を走っての粘り込みは好印象。この組から芝の勝ち上がりが2頭出ている。

新馬戦4着。五分のスタートから押して好位の内。4角インベタしながら早めに仕掛けて逃げ馬に迫るもそこから脚色が一緒になって外の馬に差された。切れ負け。内有利の馬場でコーナー利があった点を考慮すると擁護できない敗戦。

前走荒れた内を通っていたことから今の中山は問題なくこなせるはず。新馬戦は時計平凡も1着馬が1勝クラスで2着、勝ち上がり4頭、5着のダノンドリーマーが京都2歳S5着とメンバーは揃っていた。

力は少し足りなさそうだがスローの逃げからの粘り込みに期待。

▲候補ワザモノ

ひいらぎ賞2着。五分のスタートから中団の内。二の脚は遅め。道中インベタでロスをなくし、4角で他馬を押しのけながら外に出る。坂を上った後の脚色は素晴らしく何とか2着に食い込んだ。

未勝利戦1着。大外枠から好位で外を回して差し切り勝ち。トップスピードは高くないがその分しぶとい。ゴールした後もまだ手応えが残っていそうだった。ただ勝ち時計は遅め。

ひいらぎ賞で前有利の馬場を中団から差し込んできた点は評価。坂を上りきってからもいい脚を使えており、中山適性は高い。しぶとさが売りなのも今の中山芝では加点要素。テンの追走スピードがイマイチでどうしても後ろからになってしまうが、今回は差し中心のメンバー構成でペースが落ち着きそう。そこそこのポジションにつけて4角から仕掛けていけばチャンス到来か。単穴候補。

△候補ヴィルヘルム

百日草特別4着。発馬で縒れて他馬とぶつかったが二の脚はついて番手。4角回った辺りで先頭。11.1-11.3-11.3のうち11.1区間を馬也で先頭キープできていたので切れ負けした感じではない。残り200mの手前から顕著に失速したので距離が長かったか。今回(ジュニアC)距離短縮してきたことを踏まえるとその可能性大。

未勝利戦1着。番手からロングスパート戦を押し切る強い競馬。外から2着馬にプレッシャーをかけられ叩き合いになったが一度も抜かせず勝負根性もありそう。

百日草特別はドスローからの上がり3F勝負だったがL3では馬也で先頭、L2でも切れ負けはしておらずL1で一気に失速した。一瞬の切れタイプと見る。本質的には東京が苦手で、直線の短い小回りコースに適性がある。外回りではあるが東京→中山は相対的にプラス。ただ早めに脚が上がるなら今のタフ馬場が向くかは? 距離短縮は歓迎、急坂は未知数。

注候補ビゾンテノブファロ

朝日杯FS15着。後方の内でコーナー利もあったが何もできず後方尽。さすがにこのクラスではどうしようもない。

ベゴニア賞4着。スローからの上がり3F勝負を3番手の外から粘り込み。内が荒れていたので道中外はそうロスではない。上位3頭に切れ負けはしたが最後まで伸びており、この馬なりに頑張っている。

デイリー杯4着。テンの速さについていけず最後方からになるが道中内に入れて脚をため、4角、直線もイン突きで4着に入った。相手関係を考えればよく走っており、上がりも使えている。

朝日杯やデイリー杯はもとよりベゴニア賞も相手が揃っており、それに比べれば今回は大幅弱化と言っていい。それでいてFSの大敗や連戦での疲労が懸念されて8人気と妙味あり。 デイリー杯で早い流れを経験した後のベゴニア賞では楽に前が取れており、FS後の今回も楽に前が取れそうなのは好材料。 とは言えフィジカル、メンタルともに疲れていないかは確かに心配。

注候補ヴェイルネビュラ

百日草特別5着。発馬直後外に縒れて後方から。道中で中団の外に取り付き、4角は勝ち馬の外。そこから上がり勝負で最後置いていかれた。一応最後まで伸びており、切れ負けした感じ。

新馬戦1着。やや立ち遅れた感じだったがまあまあの二の脚で好位の内。そのまま好位の内を回って直線抜け出し。ややエンジンの掛かりが遅く、直線もフラフラ走っていて体が出来ておらず器用さにも欠ける印象。テンの3Fはそこそこ流れたことを踏まえると、二の脚が悪くない点は評価。

新馬戦は1.5倍と素質を評価されていた1頭。同組から芝未勝利勝ち2頭、ダ未勝利勝ち2頭が出ているのはプラス材料。ただまだ若さを感じるし、加速に手間取るところも見せるので、中山の4角と坂を上手くこなせるかは? 前有利の馬場も相対的に不利。

トーホウボルツ

未勝利戦1着。いかにも東京マイルといったテンが早くて中盤緩んでの直線勝負を中団外から差し切り勝ち。最後はこの馬も止まり加減で後方から差して来た馬にだいぶ迫られた。

未勝利戦3着。道中スローからの上がり3F勝負。前が残る展開で、中団内から差してきた。内を回した恩恵があったとはいえ、最後まで伸びていた点は評価。

2戦とも時計がかかる馬場なので今の中山芝に向いている馬だと思うが、戦ってきたメンバーが軽く、相手強化でどこまで。差し競馬一辺倒なのも今の馬場に合わず。ただ想定9人気の64.9倍とまったく人気がないため、枠と実オッズ次第では紐に入れるかも。

トーセンウォーリア

中京2歳S10着。置かれる形で最後方へ。4角でも置かれて最後方から外へ出して追い込む。そこそこの伸びは見せたが位置取りが悪く10着まで。内前有利な展開&トラックバイアスだったことを踏まえればしょうがない結果。

福島2歳S5着。外差し馬場を最後方の大外を差してきた。勝ち馬ルクシオンの外につける形で4角を回ったが0.9秒遅れ。切れ負け。1頭分外を回ったロスはあったと思う。

1200mだと道中の追走スピードが足らず後方からになる。そこそこの切れを見せるがトラックバイアスの恩恵がないと見せ場を作れない。基本的に力不足。 今回1600mに距離延長することで追走が楽になりそうなのはプラスだが、ペースが緩んで前残りの展開になりそう。気になるものの見送りか。

アスカロン

すずらん賞15着。道中は中団に居たが、途中で手綱を引くようにして後退。直線に入って鞭を入れているので故障ではないはず。原因がよくわからない敗戦。

新馬戦1着。好スタートから3番手の外。4角で外から仕掛けていって、思ったほど伸びなかったが何とか1着確保。同組から勝ち上がりなし。

前走は度外視したとしても新馬戦は時計、相手関係ともに平凡。ここで浮上は考えづらく。見送り。

photo by フォトック