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ふい勃ち

これは、この世の七不思議なんじゃないかと思う事がある。
思春期時の勃起のタイミングだ。

そう、「ふい勃ち」について綴ろうと思う。

一番ポピュラーなのは「体育の前の授業の終わりかけ」
「好きなアーティストのライブ映像」
「全体朝礼の校長先生の話の時、友達が倒れた時」とか

例を上げたらキリがないほどあると思う。

結論として、
多感な青春期は興奮の種類を分ける事が出来ない為、
性的な興奮だけではなく、全ての種類の興奮がちんこに集結すると結論を出した。

美幸少年もあらゆる場面で「ふい勃ち」を経験して来た。

大前提として、まず伝えたい事がある。
性癖は普通だ。
それだけはわかって欲しい。
お願いします。

では、俺の経験を2つほど

小学3年生の時、総合的学習の時間に散歩の授業があった。
住んでる地域を知ろう的な。
小学校の近くに心霊スポットとしてすごい有名な神社があり、俺のクラスはそこに向かった。
なんと言っても歴史がすごい、鎌倉時代の平清盛の息子が建てた神社だ。
小学生の勉強の為にも健全な場所だと思う。
だが、心霊スポットという面もある。
天気の良い昼下がりにも関わらず、鳥居を抜けると辺りは少し薄暗く、なんとなくじめっとしている。
最初はみんなで楽しく神社の階段を登っていたが、本殿付近に着くと一人の女子が気分が悪いと言い出した。
話を聞くとその子は霊感があるらしい。
でも、俺からしたらそんな事どうでもいい。

美幸少年は構わずに神社の散策をしていた時、急に周りのみんなが騒ぎ始めた。
さっきの女子が痙攣を起こして倒れている。

その時、俺は勃起していた。
呆気にとられながらの「ふい勃ち」してた。


時はだいぶ流れ、高校生の時。
これはみんな共感してくれると思うが
「体育の授業の前時間」がめちゃくちゃ勃ちやすい。
しかも球技と分かっていたら、男全員前屈みになっているレベル。


ある日、ちんこがデカいと噂の友達と体育服に着替えていた。
でも、そいつはなかなか着替えない。
なんでだろう思ってたけど、「まあいいや」と着替えてた所
気付いてしまった。

めちゃくちゃ勃ってる、、、、!!!!!!

しかもめちゃくちゃデカい!!!!!!

太ももの半分ぐらいまで来ていた。
ズボン越しでもハッキリと形がわかる。

俺は一番犯してはいけない罪を犯した。


「ちんこデカ!!!!」

結構デカい声で言った。
美幸少年はデリカシーという言葉を知らなかった。

男子全員みんなマジで群がる。
そりゃ見たいよな。

友達は俺にマジギレし、
爆笑してる俺。

すると、トドメを刺すかの様に、忘れ物を取りに来た女子が入ってきた。
この子は保健体育のテストのエロい部分を答えないぐらいデリケートな子で、この子に下ネタを話した手前、二度と口は聞いてくれないだろうと言う子。

彼女はガッツリ気付いてしまう。

唖然とする女子、ブチギレる友達、爆笑する俺
というカオスな状態のまま、体育館に向かったのを覚えている。

この世には色んな「ふい勃ち」が存在し、その中の一角にしか過ぎないが、俺の経験はこんなもんだ。
因みに友達の話は無許可で書いている。
デリカシーはまだ身につけていない。

大人になった今でも、大事な時に「ふい勃ち」が起きると思うけど、
めちゃくちゃ良い対策方法を教えてあげよう。

お母さんのことを考えると、息子は情けない姿に戻る。




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