あがりの重賞回顧録 #2「明暗」

閲覧いただきありがとうございます!馬成あがりです♪

先週に引き続き、「あがりの重賞回顧録」の第二弾となります🐎
この連載は、毎週の重賞を振り返って、印象に残った場面やこれからの展望などを主観たっぷりに語っていき、競馬のスポーツ性・物語性を共有できたらという趣旨のものとなっております🍵
上述の通り、私の想像や憶測だらけで真実とはかけ離れてしまうかもしれませんが、その点も含めて楽しんでいただき、競馬を楽しむ一助にしていただけたら幸いです🌟

なお、レース映像はJRAホームページ(https://jra.jp/)の「レース結果」から確認することができますので、映像をチェックしながら読んでいただけるとより一層楽しめると思います♪

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昨日は中京・中山で2つの重賞があり、どちらにも共通して感じたことが、競走馬を仕上げることの難しさ・それによって分かれる結果の明暗でした。

まず1つ目は中京開催の神戸新聞杯。無敗の二冠馬コントレイルが順風満帆な始動戦を飾った一方で、私がもう1頭紹介したいのが最下位となったマイラプソディです。
彼もまた、2歳の頃は無敗で3連勝して重賞制覇をしており、その後は不振といえる結果が続いたものの、夏の休養を経て成長を遂げ、もう一度有力馬として菊花賞に名乗りを挙げようと臨んだ一戦であったはず。
しかしながら結果は鼻出血により力を出しきれず…10月27日までの出走制限により25日の菊花賞の舞台に向かうことさえできなくなってしまいました。
「無事是名馬」とはよく言われることですが、それを意識していたとしても、いつ何が起こるかはわからない…改めてそのことを思い知らされました。
勝ったコントレイルは、きっと菊花賞の舞台でも大きな支持を集めるだろうし、今回以上に勝つことを期待されるはず。でも、それ以上に、彼も含めた全馬が無事に走り切れるように、アクシデントがないようにと祈り続けながらその行方を見守っていきたいと思う、そんなレースでした🐎

そしてもう1つは中山開催のオールカマー。こちらは豪快な末脚でわずか差し切ったセンテリュオに対し、直前でかわされて2着となってしまったカレンブーケドールに焦点を当てます。
今回のレースではスローペースだったこともあり、向正面で少し行きたがる面を見せてしまい、先頭に並びかけるところで脚を使ってしまったようで…対してセンテリュオは直線までしっかり脚を溜めての差し切り、それが最後のハナ差の敗戦に繋がってしまったように見受けられますね。
競馬は一瞬・数センチの差で決着することが多々あり、このレースも少しの歯車の狂い、馬の仕上がり具合の違いによって勝敗が左右された1戦であったと感じます。
とはいえ、休み明けで若干ちぐはぐになりながらも重賞制覇まであと一歩だったのだから、この先のレースが凄く楽しみだし、このまま順調に行けば初の重賞制覇がGIレースとなっても不思議じゃない…そう思える価値ある1戦だったと思います🐎

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(おまけ)うまなり基金の現況

うまなり基金は、noteの有料記事機能を投げ銭として利用して、投げ銭1件(300円)ごとに1口(100円)を積み立てていき、年2回のタイミングで積み立てた全額を引退馬支援の関連団体に寄付するシステムです。(次回寄付は2月の予定)

・前回からの支援口数→3口(雨星白沢様・トム様・ゲスト様1名)
・総支援口数(第2期)→6口
・寄付対象金額(第2期)→600円
(参考)第1期からの総支援口数→27口

※「うまなり基金」および投げ銭の受付は、2022年7月に終了いたしました。記事を読んでくださった皆様、そしてご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました!