競馬研究②「競馬で回収率80%以下はありえない」

回収率とは

普段から競馬をやる方であれば、少なからず回収率を気にしているのではないでしょうか。

回収率とは、馬券の購入額に対する払戻額の割合です。
ほとんどの場合は百分率(%)で示されます。
数式：払戻額÷購入額×100=回収率(%)

例えば、馬券を合計1万円買ったとき、
払戻が1万5千円であれば、回収率は150%
払戻が7千円であれば、回収率は70%
になります。

つまり、回収率が100%を超えていれば競馬で勝っている人、99%以下であれば競馬で負けている人ということです。

ネット投票であれば、照会サービスで自分の回収率を見ることができます。

これは、私の照会ページのスクショです。
幸運なことに、私は競馬で勝つことができています。

オッズの決まり方

さて、払戻額を決めるオッズはどのように設定されるのでしょうか。

馬券の種類ごとに、以下のように払戻率が設定されており、各馬券の購入額に応じてオッズは機械的に決まります。
参考URL  https://www.jra.go.jp/kouza/baken/index.html#cat_calc

ゆえに、馬券購入者に払い戻される総額は、レースの結果と全く関係ありません。人気馬が勝とうが、伏兵が勝とうが、総額は同じです。

なお、全ての馬券を合計すれば、その払戻率は約75%になります。
「競馬は持ってるお金が75%になるゲーム」と言ってる人を見たことがありますが、おそらくこのことを意味しているのでしょう。

主催者が馬券売上のうち、25%をもっていくのは事実なので、この言葉はそれなりに正しいと思います。

しかし、実際に回収率が100を超えている人＝競馬で勝ってる人は確実に存在します。

その上で、払戻率は一定ということは、何が起こっているかわかりますね。

・競馬で負けてる人はもっとたくさんいる
・回収率が75%を下回っている人がいる

ということです。
もしも一部の人が勝っていて、負けている全員が回収率75%であれば、
規定の払戻率を超えてしまいますからね。

本題

さて、ここから本題です。
競馬で回収率80%以下はあり得ない
とはどういうことでしょうか。

次の表は、2020年~2021年6月初週までの全レースにおける単勝オッズ別の成績を示しています。

単勝100倍以上の超穴馬を除いて、
どのオッズの範囲であっても、単複回収率は80%前後になります。
なお、的中率は関係ありません。

次に、過去6年間の全レースにおける単勝1番人気の成績を見てみましょう。

単勝1番人気の複勝回収率は81~84%で安定しています。
この先、この数値が下がっていくことはほとんどありえません。

つまり、
何も考えずに単勝1番人気の複勝を買い続ければ回収率は80%以上
になります。

競馬で大きく負ける人へ

では、なぜ回収率が80%未満になる人がいるのでしょうか。
それは、自分で予想をして馬券を買っているからです。

いや、この表現はだめですね。ちゃんと書きます。
下手なくせに、無意味な予想をしているから
です。

言い換えれば、
回収率80%未満の人は、自分で考えれば考えるほど負けていく
ということです。

もちろん、短期的に回収率が下がることはあります。ですが、長期的に回収率が低いまま人は、今までの考え方を全部捨てた方がいいかもしれません。

もし、今まさに大きく負けている人は、
競馬で回収率80%以下はあり得ない
という事実を受け入れてみてください。

※ただし、1番人気を買い続ければ競馬で負けてしまいます。今回の記事は勝つための方法を述べたものではありません。

競馬で勝つためにすべきこと

を次回以降書いていきたいと思います。