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競馬研究①「逃げ馬を買い続ければ、競馬は儲かる」

逃げ・先行の有利さ

競馬予想をする上で、大切な考え方の一つに次のようなものがあります。

「競馬は逃げ・先行が絶対に有利」

次の表は、過去3年間の全レースにおける脚質別の成績を示したものです。

スクリーンショット (383)

これを見れば、
逃げ・先行の馬を買い続ければ競馬は儲かる
と理解できるでしょう。

逃げ馬を見つける重要性

レースにおいて、先行する馬は複数いますので、それらを全て買い続けるというのは難しいです。

しかし、逃げ馬は基本的に一頭しかいません。

言い方を変えましょう。

脚質の考え方として、
道中先頭を走っている馬を逃げと定義
しているのです。

すなわち、各レースでどの馬が逃げるかを完璧に予想できるならば、
競馬は絶対に儲かります。

色々なところで展開予想という表現を見ますが、おかしいと思います。
なぜなら、展開を当てることが予想の目的ではないからです。

「展開が予想通りなら着順も予想通り決まる」のであればいいですが、
展開は合ってるけど着順は違うなんてザラです。

もっと言えば、展開予想をするくらいなら、
逃げ馬を見つけてそれを買い続ければいい
と思います。

逃げ馬を買い続ければ競馬は絶対に儲かるのですから。

脚質とは

もう少し掘り下げたいので、先ほどの逃げの定義を思い出しましょう。
定義では、道中先頭を走る馬を逃げとしています。
つまり、脚質とは道中における見かけ上の位置で決まるのです。

スタートがより速い馬に先頭を譲った二番手の馬は先行です。
力が足りず、終始後方を追走する馬は差し・追い込みです。

競馬は、早くゴールする順番を競う競技ですので、
途中まで前の方を走っていた方が有利に決まっています。
最後はバテバテでも、後続が末脚を伸ばしていても、
ゴールの瞬間まで前にいればいいのです。

逃げ馬には、力が抜けていて結果的に逃げている馬もいますし、騎手の意図で逃げている馬もいます。また、気性的に逃げる以外の選択肢がない馬もけっこういます。その逃げが、作戦かどうかは正直どうでもいいです。

大事なのは、
競馬は早くゴールしたほうが偉い競技である
逃げ馬は、馬群の先頭を走っている
逃げ馬は、ゴールに一番近いところにいる

ということだけです。

競馬は逃げ・先行が絶対に有利であり、逃げ馬を買い続ければ競馬は儲かる

これは単純ながら最も大事なことだと思っています。

G1だけは例外

ただし、これには例外が一つだけあります。

スクリーンショット (384)

それは、G1レースです。

G1だけは、逃げ馬が有利ではありません。トップホースが集まるG1レースにおいて、逃げて残すというのはかなり難しいです。
強い馬は、余裕で追走しますし、
強い馬にとって、前にいる目標を捕まえるだけなら容易

だからです。

競馬の花形であるG1レースというのは印象に残りますし、G1をきっかけにして、G1を通じて競馬を学んだ方も多いと思います。
ですが、G1に出られる馬はトップ中のトップであり、そのレベルの常識は一般に通用するとは限りません。

G1だけが競馬ではありませんし、競馬はトップホースだけが讃えられるべきでもありません。
その想いを忘れず、競馬をもっと深くまで知れるよう頑張りたいです。

今週末の競馬で、全レースの逃げ馬を予想してみてはいかがでしょうか。

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