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中山牝馬S


コース考察


中山芝1800右内Aコース
スタンド手前真ん中辺りからスタート。1コーナーまでが短く更にスタート後すぐに坂を登るため、内前を確保できる馬がその後の競馬を有利に進めやすいだろう
急坂2つにコーナー4つとタフなコースであり適性を問われやすい
週中と金曜に雨の予報があり、かなり馬場が渋ることが想定される。先週は良馬場でも力のいる馬場であった為さらに悪化が予想される

ペース想定
 
逃げる可能性のある馬が2頭ほど、先行ポジションを狙う馬も多くいるのでペース的にはそれなりに流れると考える。最近の中山はワンペースで逃げられると後ろからの差しが決まりづらい印象がある。馬場も更に渋くなる可能性があるためどの脚質が有利なのかは把握しづらい状況であるといえる

全頭診断

※枠順発表後登録後に出走表に載っていない馬は省きました


アレグロモデラート牝5

 51キロ。前走はハンデ51キロ小倉開幕週を内でうまく粘り込む形で理想的な走りだった。前目から積極的に行ったときだけ好走するので今回も前から行くだろう。馬券内に入るにはまず内枠が欲しい

キタウィング牝4

 53キロ。やることは明確だが今の中山は内の後ろからロス無く立ち回って届くような馬場ではないので切り

ククナ牝6

 55キロ。使える脚が短く中山の直線残り200くらいから追い出してちょうどいい。基礎的なスピードは高く追走もある程度中団につけて直線に入っても持ったままキープくらいは出来たのだが、今回は距離短縮でペース的には上がると考えられポジションは1つ後ろになるか。そこで早目に動いて外を回したとしても使える脚が短いので馬券内には届かないと考える。前走で人気もかなり上がってしまうだろうからオッズ妙味的にもここは入れてもヒモまでだろう。渋った馬場が想定されるが、兄弟が道悪戦績が悪いのでこの馬もプラスだとは考えづらい。引退レースとのことで個人的には頑張ってほしい

グランスラムアスク牝5

 53キロ。気性面の問題からか揉まれたくないのだろう。結局はロスの多い競馬になり消耗してしまう。今回は1800なのでこの馬にとっては適距離と言えるのだが愛知杯でムチを打ってようやくハナを取れるくらいのテンの脚ではいいポジションを取り切ることは難しいか。勝ったレースでも圧倒的な時計を出したわけでもないので、近走の内容からはハマれば頭まであるとは考えづらい

クリノプレミアム牝7

 55.5キロ。一昨年の中山牝馬S勝馬(53キロ)中山金杯では1コーナーで多少不利があったにせよ5,6番手で直線には入れており、しかも前がポッカリと開いたにもかかわらず全く伸びなかった小倉大賞典も同様で本来もう少し伸びるべきところで反応がなく厳しい内容。しかしこの馬は多少渋った馬場のほうが好走する可能性は高く、今の力のいる馬場には合う可能性がある。キレを求められるような展開では厳しいがある程度の消耗戦と馬場が噛み合えばこの馬にもチャンスが回ってくると思われる。まずは内枠から5番手以内くらいで競馬をしたい

コスタボニータ牝5

 55キロ。前走完璧な騎乗を下にもかかわらず勝ちきれず。好位を確保出来る機動力は良いものがあるがそこから一手足りない。安定感があるというだけで抜きん出た強さを持っているわけではないので過剰に評価されそうなレースでは割引で考えたほうが良いだろう。しかし今回のメンバー的にもそこまでのメンバーが揃っているわけではないので自分の得意な形を発揮できれば一着まで取りきってしまうかもしれない。渋った馬場で結果を出していることから最終的には1番人気まであるかもしれないが、かなり渋った重以上のパワー馬場は経験していないのでまだ道悪巧者ともいえないか

コンクシェル牝4

 53キロ。前走は一変し番手からの競馬で我慢が効くようになっており好走につながった。この競馬が出来るならハナをきってワンペースでうまく逃げることも考えられるだろう。先行ポジションを取りたい馬は多いが明確な逃げ馬はほぼいないのでうまく自分のリズムで運ぶことができれば好走を期待できるだろう。その代わり少しでも揉まれると一気にやる気をなくしがちなので馬券を買うにしても思い切った買い方のほうが良いだろう

シンリョクカ牝4

 54キロ。現状東京は合っていない。右回りでいい脚を発揮できており、エリザベス女王杯もこの馬よりも上位の馬は全頭ここで勝てるくらいの馬たちでありそのメンツと0.5秒差でまとめているのだから過小評価する必要はない懸念点としては現在の中山の芝は良発表だったとしても渋っている傾向にあり、予報では更に雨が降るとのこと。現状ではどちらの馬場がいいのかは測りかねるがサトノダイヤモンド産駒ではあるので軽い馬場の方がいいのではないかとは考えているので多少割引

タガノパッション牝6

 53キロ。上がりのかかる競馬を得意としており、前走は枠と展開ともにかなり向いたと考えられる。中山では内枠を引いたとしても前に付けられるテンの速さはないので中団後方からになるだろう。中山は中々直線の内は開かないのでかなりうまく乗らないと馬券内は難しいだろう。重馬場も特に得意としているわけではなさそう

ヒップホップソウル牝4

 55キロ。前走は完全に内有利のなかスローで外にいた馬達は全滅した。とはいえスタートが苦手なのは致命的でありここでは割引か。とはいえ渋った馬場の中山1800で好走歴もあり抑えておきたい一頭。必ずスタートを決めて前目のポジションを取れるなら軸にしたい一頭

ファンタジア牝5

 51キロ。逃げたレースも押し出されたような形でのハナだったのでテン自体は速くはない。先行したい馬は多くいるので1800の流れでは中々ポジションを取れないと思われる。取れたとしても押して押してのポジション取りになるので消耗してしまうだろう

フィアスプライド牝6

 56キロ。前走は鞍上の抜群のポジション取りとスロー内前有利の展開がハマりすぎており手放しで評価をするのは難しい。しかも今回は相対的に苦手な1800であり斤量も前走から2キロ増ということで中々に厳しいレースになると考えられる。三連単3着固定のような買い方も面白いかもしれない

フィールシンパシー牝5

 53キロ。ほぼ1600を使ってきており1800は少し長いか。勝ち鞍はおそらく全て1ターンの競馬でありマイルからのこの200でかなりパフォーマンスを落とす。内枠に入り好位を確保できそうなら馬券に入れておくと良いだろう

ラヴェル牝4

 54キロ。前走はコーナー外外を回してスピードに乗りたい直線入口でじっくり脚を溜めているプラダリアに引っかかって減速しつつ外に出されるロスがあった。大味な競馬をしたが0.5差の5着に入ったのは評価するべきだろう。もともと過剰に評価をされてきた馬ではあるがここに来て地力も伴ってきた可能性はある。初の中山ということで想定オッズよりもはオッズは下がると見ており、それ次第では厚めに買うことも検討したい。ただ未だにどういう競馬が1番向いているのかがわかりづらいため馬場と展開からは軸にするのは難しい

ルージュエクレール牝5

 52キロ。クラスが上がるにつれ先行したときに垂れて凡走をしてしまう。実際には後方待機で大味な競馬をすることになるだろう。展開がハマればかなりの脚を見せる可能性はあるがコーナー4つは初めての経験なのでその辺りはどうなるか。ターコイズSも特に割り引く必要のないレースで大出遅れした上に外からは届かないレースだったので想定よりもオッズがつくようなら抑えておくべき一頭だろう

ルージュリナージュ牝5

 53キロ。後ろからしっかり脚を使えるタイプ。ハイペース想定で前が垂れると読むなら抑えておくべきだろう。ターコイズも届くわけがない内有利のなかをしっかりと見せ場を作ったと言える。ルージュエクレールよりもこちらのほうが地力としては上


馬券考察

大荒れまで視野
上位人気候補であるフィアスプライドとククナに不安点があり、且つ道悪ハンデ戦ということで荒れる要素満載といえる
ピンポイントで当てることは不可能に近いのでここでは穴馬を2頭挙げて終わりにさせていただきます

注目穴馬
・コンクシェル
・クリノプレミアム

この2頭を挙げさせていただきます



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