
展開予想の考え方
こんにちは、うまめし.comの北村です。
今回は展開予想の考え方について話していきたいと思います。競馬初心者の人にとっては、展開という言葉を聞いた事はあっても、詳しく知る機会は意外と少ないのではないでしょうか?
展開予想というのは簡単に言うと、そのレースで各馬がどんなポジションにいて、どんなペースになって行くか?などのレースの途中経過を予想するという事ですね。
レースの途中経過を上手く予想出来れば、当然レースの最終盤である決勝線時点、つまりレース結果も上手く予想できるだろう…というわけです。
展開予想には大きく分けて位置取りとペースの2つの要素があります。
位置取りについて
位置取りというのは大雑把に言えば前後左右の4つ、つまり先行して前に出るのか脚を溜めるために後ろに下げるのかの前後と、ラチ(内柵)沿いなどのインコースなのか、それとも外のアウトコースなのかの左右の4つですね。
インのポジションを取れば、コーナーを小さくまわる事ができるので、最短距離を走る事ができます。その代わりラストスパートをかけたい時に前や横に馬がいて包まれていると、馬群から抜け出せないリスクがあります。
逆にアウトのポジションを取ればラストスパートの時に他馬のいない進路を確保しやすい代わりに、コーナーを大きくまわらなければならないため、走る距離が長くなってしまいます。
なのでインコースでコーナーを小さくまわり、直線に入る直前でスッと外に出して進路を確保出来るのが理想的で、そういう騎乗を「教科書のような騎乗」と表現する事もあります。
ペースについて
ペースというのはレースが速い流れになるか、ゆっくりの流れになるか?という事なんですが、馬はスタートからゴールまでを全力疾走する事はできません。
スタートが上手くてスタミナのある馬は先行して粘る作戦に出るし、逆にスタミナは無いけど一瞬だけ出せるトップスピードが速い馬は後ろからレースを進めて、レース終盤で先行馬がバテたところを一気に抜き去る作戦を得意とします。
先行したい馬が多ければ多いほど、先行馬同士が互いにポジションを奪い合って消耗するため、後ろで控える差し馬にチャンスが多くなります。
逆に差し馬が多くなると多くの馬がレース終盤までスピードを上げないため、先行馬はレース中マイペースで走る事ができて、最後までスタミナを温存する事ができます。
先行馬は出来ればインコースを走って最短距離で走りたいし、差し馬は速いスピードを短時間しか出せないので他馬が邪魔になりづらいアウトコースの方が走りやすかったりします。
この各馬の「前後左右」がどこになるのか?を考えて、その結果どの馬が一番勝利に近いだろうか?を導き出すのが一般的な展開予想の考え方だと言えます。
で、ここから先は私の考え方について話したいと思います。
展開予想の考え方
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