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オークスGⅠを考える


今年の出馬表

①ミアネーロ⑧ホーエリートが出走した前走
フラワーカップを考える。
(当然実質的時計&実質的上がり)
24年 ミアネーロ    1.48.6 35.60
   ホーエリート   1.48.7 35.80
23年 エミュー     不良馬場にて割愛
22年 スタニングローズ 1.48.7 35.17
21年 ホウオウイクセル 1.49.2 35.50
20年 アブレイズ    1.48.7 36.87 
19年 コントラチェック 1.47.9 35.17
18年 カンタービレ   1.49.1 35.13
17年 ファンディーナ  1.48.6 35.03
16年 エンジェルフェイス1.49.1 35.63
15年 アルビアーノ   1.49.2 35.50 

その後 重賞を再び獲ったのは
22年のスタニングローズ(紫苑Sと秋華賞)
19年のコントラチェック(ターコイズSとオーシャンS)
18年のカンタービレ(ローズS)
15年のアルビアーノ(スワンS)

15年のアルビアーノのような例外はあったが、
基本的に 実質的時計 実質的上がりの どちらか
が優れてないと その後の重賞での活躍が見込めない。
実際16年のエンジェルフェイスなんかで言えば
時計も上がりもかなり悪いのだが、その後苦労して
やっとこさ1600万を勝った程度。
逆に19年のコントラチェックはどちらも太字。
その後の活躍が確約されたような数字だった。

では 今年の2頭。1着だったミアネーロ 2着のホーエリート
はどうなのか? 時計自体は可もなく不可もなし
ただ この時計決着なら 上がりがもっと欲しい

2頭の結論としては どちらも厳しいのではないか?
というところ。ただ①ミアネーロのほうは 新馬戦からずっと
直線フラついて(他馬に迷惑掛けたり)いた 逆に言えば
その幼さや競馬の未熟さは 今後の伸びしろ
 となるので
大きく今回変わる可能性がある点 と枠に恵まれた
そこを加味すると 印を回すかどうか の微妙なラインとなる。


次に最多頭数の前走桜花賞組。桜花賞の前にも散々書いたが
史上稀に見る 好レベルメンバーだった。今年の三歳牝馬は
非常にハイレベルだぁね。
⑦ステレンボッシュ1着   ⑭ライトバック3着
⑬スウィープフィート4着  ②クイーンズウォーク8着
⑫チェルヴィニア13着   ⑯ショウナンマヌエラ17着

24年 ステレンボッシュ  1.33.4 33.89
   ライトバック    1.33.5 33.29
   スウィープフィート 1.33.6 33.49
23年 リバティアイランド 1.33.1 33.28
22年 スターズオンアース 1.33.8 33.91
21年 ソダシ       1.32.9 34.40
20年 デアリングタクト  1.34.3 35.93(重馬場で補正も参考外に近い)
19年 グランアレグリア  1.32.6 33.53
18年 アーモンドアイ   1.33.6 33.89
17年 レーヌミノル    1.33.6 35.06
16年 ジュエラー     1.34.2 33.30
15年 レッツゴードンキ  1.34.4 33.73

23年のリバティアイランドは 実質的時計&上がりともに
非常に優秀。のちに牝馬三冠となるのも頷ける数字だ。
21年ソダシも時計は優秀。上がりは脚質もあり 掛かったが。
上がり面で弱いので オークスや秋華賞は駄目だったが
のちにVマイルを制した。
19年のグランアレグリアはもう どうかしてるぜ ってくらい
優秀な時計。のちに安田&スプタ&マイルCS&Vマイル&マイルCS
を勝利 と とんでもない名牝となる。

では肝心の 今年の桜花賞はどうだったのか?
一言で言えば 不満 だ。これはもうXかどこかで
レース終了後に書いた気がするが、物足りない。
・・・・というのも このnoteにて 

桜花賞時の予想

前走阪神JF組の凄さを語り、上位だったステレンボッシュと⑨アスコリピチェーノに自信の◎ー〇とし その決着を見たわけだが
決着時計&上がり ともに 想定を下回った
だから ⑨アスコリピチェーノの次走 NHKマイルでは

アスコリピチェーノを本命とせず 2番人気の⑯ジャンタルマンタルを
上に取ったわけだ。

今回の優駿牝馬では 桜花賞◎1着の⑦ステレンボッシュが現在2.3倍の
一番人気となっているわけだが、少し怪しさを感じてしまっている。
少なくとも 全幅の信頼の元で◎を打てる存在ではない事を桜花賞で
示してしまった気がする

桜花賞組で言うと むしろ⑭ライトバックの方が面白いかも。
14番という不利な外枠寄りになってしまったが この馬からすれば
実はそんな不利ではない
事をまずは伝えたい。というのも3走前、
アルテミスS。チェルヴィニアの4着に敗れたのだが、力を出せずに負けた印象。この時は1番枠で 前半から少し掛かり気味で抑えるのに苦労。
その上 直線は内で窮屈な競馬。完歩が大きいタイプに見えるので
内で自由が効かないのはあまりよろしくない。なので このアルテミスSは
逆に言えば 価値は高い。能力負けではない からだ。
暇な人はエルフィンS1着時を見て欲しいが、直線不利があり一度ブレーキからの 再びの加速。一瞬でギアチェンジ出来るだけの瞬発力もある事が
分かるかと思う。 一瞬で差を詰める事が出来る ならば 位置取りが
ある程度後ろでもどうにかなる可能性が高い。
だから 展開云々よりも 

道中折り合えるか

 ただ1点。もう そこは 運 だ。こればかりはどうにもならん。
当日 多くの歓声や何やらで折り合いを欠くかもしれないし
そこらへんも1戦毎に大人になって 落ち着いているかもしれない。
こればかりは やってみないと分からないが、折り合いさえつけば
可能性のある1頭だ。後入れの⑭というのは悪くない。


まだ 桜花賞組を書くよ。1頭1頭気になってる人もいるだろうからね。     
4着のスウィープフィート。デビューが小倉の1200M(3着)だったように
距離がどうか の問題がまずある。高レベル戦となった阪神JFは
上位のアスコリピチェーノやステレンボッシュには差をつけられ
0.9秒遅れの7着だったが、出遅れが

⑪がスウィープフィート

0.45の不利換算とすれば 実質0.45差でしかない。これは

1.32.9か1.30.0となり 実質4着相当である。最後も大外ぶん回しになったが
もし 出遅れず位置も確保出来ていたなら コースロスも防げた筈で
実質の差は0.4未満だろう。0.35くらいかな。となれば 桜花賞の4着は
極めて順当と言えたかもしれない。

これは 声を大にして言いたいのだが

現状 マイル という距離に関してだけ言えば
⑬スウィープフィートの方が
⑭ライトバックより能力上
だと思っている。

これが 2400 となると 全く分からない
⑭ライトバックに関していえば 距離はこなせる感はある。
⑬スウィープフィートは それが全く分からない
やれるような気もするし うーん ほんとに何とも言えない。
ただ やれた場合 は⑬スウィープフィート>⑭ライトバック だ。

繰り返すが新馬戦は1200M。短いところを使ってきた馬は
総じて掛かり癖があったりする。2400のスローな流れに掛かる懸念が
ずっと付きまとう。そこらへんは武騎手ではあるのでどうにかしそうだが
あまり抑えると体力消耗して距離がもたない。
そういう不安はあるが
現状⑬スウィープフィートは8.5倍 ⑭ライトバックは9.4倍
どちらも買うに見合うオッズであるとは思う。
これも繰り返すが マイルにおいては⑬スウィープフィートの方が能力上。
距離もこなせるなら 当然⑬スウィープフィートの方が上。

桜花賞を不発で終えた馬達も少し触って行こう。
桜花賞18番人気で17着だった⑯ショウナンマヌエラは
さすがに厳しい筈。桜花賞8着の②クイーンズウォークはどうか?
そもそも桜花賞時(3人気)もあまり評価してなかった1頭だったのだが
今回好枠を引いた事で 軽視し過ぎる事も出来なくなった というのが
正直なところ。ただ そもそも桜花賞の人気の要因となったのが

⑬がクイーンズウォーク

クイーンカップ勝利なのだろうが 

映像を見ればわかるように 直線一気とはいえ、
⑧ルージュスエルテと控えめ目に言って 互角の脚。
この時⑧ルージュスエルテは出遅れがあった。もしなければ
そこまで大差ない内容。もし 3人気のクイーンズウォークが桜花賞を獲るならば クイーンカップのルージュスエルテも同様レベルになっちゃう。
そんなわけないっしょ。 って話。

事実 そのあとのルージュスエルテはNZTで11着に敗れるわけだ。
その点から言っても そもそも桜花賞自体が過剰人気だったのでは?
と思うのです。だから 今回もバッサリ切りたいのだが
超絶有利枠の②を引いちゃった(笑)これで無視するわけにもいかん・・
①同様印を回すか微妙ライン としておく。


桜花賞13着 と完全不発に終わった⑫チェルヴィニア。
ちょっとねぇ この惨敗理由が映像からは分からない
不利もあったのだが、直線でそれ程脚が残ってた感もなかった。
レース後にパドックなども再び見たりしたのだけど
分からんねぇ・・・休み明けが影響してるのか何なのか。
アルテミスSの内容から こんな負ける馬ではないのは間違いないので
今回無印 というわけにもいかない。△で様子見したい1戦。

別路線組から1頭。リステッドのスイートピーSを勝利して
ここへ来た⑤コガネノソラ。まず枠は良いところを引けた。
3連勝でのここ だがスイートピーはどう評価すべきか。
24年 コガネノソラ   1.47.6 34.77
23年 ウヴァロヴァイト 1.48.4 33.80
22年 ウインエクレール 1.48.4 36.27
21年 タガノパッション 1.48.1 34.93
20年 デゼル      1.48.1 33.20
19年 カレンブーケドール1.48.5 33.70
18年 ランドネ     1.48.5 34.40
17年 ブラックスビーチ 1.47.7 33.80
16年 ジェラシー    1.48.5 34.43
15年 ディープジュエリー1.47.7 34.10
14年 シャイニーガール 1.47.7 34.37

11年分載せたが、過去にスイートピーから馬券に絡んだのは   
19年の カレンブーケドール(2着)だけ。
今年のコガネノソラは時計面では11年の中で一番優秀。
ただ 上がりに関しては映像程ではない。ハイペースで
他があまりにもバテていたために見える錯覚だ。
17年のブラックスビーチや15年のディープジュエリー
それから14年のシャイニーガールの方が 時計と上がりの
合算ではバランスが良い。
それでも14年のシャイニーガールは優駿牝馬では14着
15年のディープジュエリーは優駿牝馬未出走
17年のブラックスビーチは優駿牝馬では9着
と苦しんでいる。
20年のデゼルなんか 時計はソコソコで上がりは優秀なので
やれそうな感はあるけどねぇ・・11着だった。
その点から言っても なかなか厳しい戦いとなりそうではある。


さて 結論にいこう。noteにて 桜花賞予想時に以下を書いた
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上記の通り 桜花賞は ◎⑫ステレンボッシュ→〇⑨アスコリピチェーノで決まった。その予想時点で 「ステレンボッシュは優駿牝馬向き」と書いているし「桜花賞で余程の凡走とならない限り優駿牝馬で有力な1頭」と既に書いている。じゃあ今回当然の◎なのか?
言ってみれば 青写真通りの今回の出走なのです。

ステレンボッシュは優駿牝馬の方が可能性高い気がするけど
桜花賞だってかなり獲れる可能性大だよね という◎だったわけで、
その桜花賞を獲ったのだから 今回も◎は当然の成り行き。

・・・・なのだけど・・・冒頭に書いたように 桜花賞は
決着時計&上がり ともに 想定を下回った。わけです。
◎→〇で決着したのだから充分じゃないの。となるのが普通だが
私は ステレンボッシュとアスコリピチェーノの決着ならば
もっと時計も上がりも欲しかった
 のです。

前目で競馬出来る強みもあるし 悪くない枠をも引けた。
ただ 前走の実質的な時計&上がりならば 少し物足りなさを感じてしまった。その自分の気持ちに従順でいたい。だから 桜花賞前から優駿牝馬では◎をステレンボッシュに打つ と決めていたのを今回替える
結果ステレンボッシュが勝利しようとも後悔なし で挑む。

本命は 同じ桜花賞で4着だった⑬スウィープフィートだ。
距離と折り合いに課題があるし、前走は出たが スタートにも難がある。
何より優駿牝馬というのは前走の位置取りが前の方がいい。
前で競馬出来るならばそれに越したことはないのだ。
そんな事は重々承知している。その上で ⑬スウィープフィートに
賭けてみたい。⑭ライトバックも可能性があるとは思うが
マイルでは⑬スウィープフィートの方が能力高いのは私査定では
疑いがないところなので この距離も大丈夫なら と。

◎⑬スウィープフィート
〇⑦ステレンボッシュ
▲⑭ライトバック
△⑫チェルヴィニア
△②クイーンズウォーク
△⑩アドマイヤベル
△①ミアネーロ




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