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桜花賞 GⅠ を考える


⑨アスコリピチェーノが勝利した阪神JF組。
(⑫ステレンボッシュ・⑧コラソンビート・⑤シカゴスティング
         ⑦スウィープフィート・➃キャットファイト)

過去10年では
2023 アスコリピチェーノ 実質時計1.34.0 実質上がり34.225
2022 リバティアイランド 実質時計1.34.1 実質上がり35.875
2021 サークルオブライフ 実質時計1.34.5 実質上がり36.160
2020 ソダシ       実質時計1.34.1 実質上がり34.575
2019 レシステンシア   実質時計1.34.1 実質上がり35.725
2018 ダノンファンタジー 実質時計1.35.1 実質上がり34.375
2017 ラッキーライラック 実質時計1.35.2 実質上がり34.030
2016 ソウルスターリング 実質時計1.34.1 実質上がり34.837
2015 メジャーエンブレム 実質時計1.34.8 実質上がり35.910
2014 ショウナンアデラ  実質時計1.34.8 実質上がり34.150

非常に 非常に 大事だから ここから先 しっかり頭に入れて欲しい。

実質的な時計が1.34.0~1.34.1は太字にしたが もうこれに該当するのは
それだけで名牝候補に限りなく近いもの となる。
16年 ソウルスターリングはその後 優駿牝馬GⅠをも制した
20年 ソダシはその後 札幌記念GⅡ VマイルGⅠを制した
22年 リバティアイランドはその後 優駿牝馬GⅠ 秋華賞GⅠを制し
ジャパンカップ2着は諸兄の記憶に新しいところだろう

そして 実質上がりが優秀な(34秒中盤まで)のも
実質時計の短縮出来る事 を差し示しているわけだから
当然優秀。実質時計の方が大事ではあるが 実質上がりも同時に
見ていく必要がある
わけだ。

2022まで で言えば 実質時計&実質上がりの両方が優れていたのは
ただ1頭のみ!

そう ソダシ なのです。
2020 ソダシ       実質時計1.34.1 実質上がり34.575
実質上がりのほうは太字扱いにするかどうか 微妙なラインなので
完全無欠の名牝候補 というわけにはいかない

その後のGⅡ1勝 GⅠ1勝 に加え
フェブラリー3着 アイルランドT GⅡ2着 マイルCS3着
Vマイル2着 と 輝かしい成績 と言ってよいかと。

ただ・・・それでも 繰り返し書くが
実質上がりのほうは太字扱いにするかどうか 微妙なラインなので
完全無欠の名牝候補
 というわけにはいかない・・ というのが
この桜花賞である程度 予見できたわけだ
逆に言えば この時計で 実質上がりも0.2秒くらい上だったならば
もっと古馬でも活躍出来る素材だった と言えるだろう。

余談だが

この年度。二着のサトノレイナスは同タイムで上がりに関してはむしろ
0.3秒ソダシより上。ソダシより強い と言って良い。サトノレイナス自身は
優駿牝馬で(右後ろ足骨折だったっけ?)競争生活を終える事 となったのが不運。無事なら間違いなくグレードレースを賑わせた素材だっただろう。
3着ユーバーレーベンも実質時計こそ0.1遅れるが 上がりは優秀なので
その後が期待出来るレベルの走り。ではその後はどうだったか?
フラワーC フローラS好走のあとに優駿牝馬で勝利するわけである。
元々 この桜花賞を後方から ではあるが 上がりが最速だった 
というのは距離大幅延長の桜花賞ではかなりのアドバンテージとなる。
4着 メイケイエールも実質時計&上がりともに ソコソコ優秀

そんなソコソコ優秀だったメイケイエールはチューリップ賞GⅡ勝利
京王杯GⅡ セントウルSGⅡ 勝利 と
GⅠでは歯が立たないが GⅡやGⅢでは勝負になる というところだった。


はい  では 其処らへん を理解した上で
もう一度 過去10年 を見て貰う
2023 アスコリピチェーノ 実質時計1.34.0 実質上がり34.225
2022 リバティアイランド 実質時計1.34.1 実質上がり35.875
2021 サークルオブライフ 実質時計1.34.5 実質上がり36.160
2020 ソダシ       実質時計1.34.1 実質上がり34.575
2019 レシステンシア   実質時計1.34.1 実質上がり35.725
2018 ダノンファンタジー 実質時計1.35.1 実質上がり34.375
2017 ラッキーライラック 実質時計1.35.2 実質上がり34.030
2016 ソウルスターリング 実質時計1.34.1 実質上がり34.837
2015 メジャーエンブレム 実質時計1.34.8 実質上がり35.910
2014 ショウナンアデラ  実質時計1.34.8 実質上がり34.150

そう

23年は ヤバいのだ


勝ち馬アスコリピチェーノは 20年ソダシよりも
実質時計 実質上がり 共に上
10年で 圧倒的ナンバーワン

厳密に言えば 少し誇張。何故か というと 同じレースに
同じか それ以上ともとれる評価の1頭がいるから。

それが ステレンボッシュ
上がりに至ってはアスコリピチェーノよりも0.2程上。

これは・・・・ もうこういう誘導の流れでここまで書けばわかるだろうが 桜花賞よりも優駿牝馬向き であることを大きく示唆している。

繰り返す。ステレンボッシュは桜花賞よりも優駿牝馬向き だ。
ただ それでも桜花賞で極端に不利 というわけでもない。
今回余程の凡走でもない限り 優駿牝馬では狙いが立つ と言うお話。

2番人気で3着だったコラソンビートはステレンボッシュとは真逆の意味で
注意が必要だ
。全体ラップは
12.4-10.7-11.3-12.0-11.8-11.3-11.4-11.7だったが 
コラソンビートは最後の300Mで極端に個別ラップを落としている
淀みない流れ=息の入りづらい流れでのマイルは苦しい可能性が高い
今回のレース後には 結果次第で距離短縮の短距離路線に舵を切るのではないか? というのが阪神JFでの感想だ。
実際阪神JF後には1400Mのフィリーズレビューに行ってるのだよね。



と いうことで

◎は 桜花賞組の2頭

⑨アスコリピチェーノか⑫ステレンボッシュしかない のだ。

これ こちらの思い 意図 というか が皆さんに伝わるだろうか?

競馬を20年やってようが30年やってようが 分からない人は分からない
競馬なので どんなに有効なデータを提示しても 結果が伴わない
なんてのは当たり前にある。・・・・・ある・・・が

このレースを ⑨アスコリピチェーノか⑫ステレンボッシュ以外から
◎を打つ専門家 ってさ・・・

ほんとに阪神JFの中身をちゃんと見てるの?

と思っちゃう。

敢えてしつこく行くけど
2023 アスコリピチェーノ 実質時計1.34.0 実質上がり34.225
2022 リバティアイランド 実質時計1.34.1 実質上がり35.875
2021 サークルオブライフ 実質時計1.34.5 実質上がり36.160
2020 ソダシ       実質時計1.34.1 実質上がり34.575
2019 レシステンシア   実質時計1.34.1 実質上がり35.725
2018 ダノンファンタジー 実質時計1.35.1 実質上がり34.375
2017 ラッキーライラック 実質時計1.35.2 実質上がり34.030
2016 ソウルスターリング 実質時計1.34.1 実質上がり34.837
2015 メジャーエンブレム 実質時計1.34.8 実質上がり35.910
2014 ショウナンアデラ  実質時計1.34.8 実質上がり34.150

過去10年の勝ち馬の中で
実質的時計も その上がりも
どちらも 超抜級に 優秀だったのが
アスコリピチェーノ そして 2着のステレンボッシュ
なのですよ? 他から買うとか マジで言ってんの?

というのが 正直な心の声。

現時点で

⑨アスコリピチェーノも⑫ステレンボッシュも それ程極端な人気
となっていない。②クイーンズウォークや⑱チェルヴィニアが
結構売れているのだ。勿論 この2頭 優秀ではある・・・・

優秀ではあるんだが・・・ 過去10年の阪神JFにおいても稀な
実質時計&実質上がりのW優秀馬2頭を超えてくる程に凄いのか?
となってくる。

私は あくまで 不利や不調などで⑨アスコリピチェーノや
⑫ステレンボッシュが凡走した場合のみ 台頭してくる勝ち馬候補
だと考えている。それ程に 阪神JF組 を信頼しているということ。


更なる証拠をお見せしよう ってのは大袈裟だが

阪神JFで0.9秒差に敗れた⑪スウィープフィート。
その後 リステッドのエルフィンSを二着。

そしてチューリップ賞を5番人気ながら上がり最速で1馬身ちょっとの差を
つけて勝利してみせたのです。

でも それは決して不思議な事ではない。
だって 通常年度の阪神JFならば 3着内レベル なのだから。

更に

10着だったキャットファイトだって
リステッドならば

勝利してしまうわけだ。 本当に23年阪神JFは
超絶ハイレベルな1戦だったのです。

なのに オッズはそれほど辛くない。
正直 両方買いたいくらいだ。

例えば 上記の感じで どちらが1着でもOKという感じでね。

ここに割って入ってくるとすれば やはりハイレベル阪神JF3着の
コラソンビートじゃないだろうか。ラップ的にタフになるので
距離はギリギリだが立ち回りの上手さがあれば というところ。

迷うのは ◎だ。⑨アスコリピチェーノなのか⑫ステレンボッシュなのか。
何度も書いたが ⑫ステレンボッシュは優駿牝馬向き。
ただここでも当然差がない。

阪神JFではスタート後にヨレて⑤と接触の不利があったステレンボッシュ。
逆に内が開いたのがアスコリピチェーノ。
どちらもタイム的には 有利不利換算はしてない
多少の影響はあったのではないか と思われる。
加えて もし⑫ステレンボッシュがここを制してしまった場合
優駿牝馬はオッズが辛くて厳しくなりそうだ。

となれば 甘いオッズである 今しかないか?

◎⑫ステレンボッシュ
〇⑨アスコリピチェーノ
▲⑧コラソンビート
△⑱チェルヴィニア
△②クイーンズウォーク
△⑦スウィープフィート

18頭立てではあるが 印はここまででいいや。
馬券に関しては ここまで すら買わない(笑)
2点勝負でいくでごじゃる。

ちなみに⑫ステレンボッシュは瞬発力がない

瞬発力を上がりの速度 と捉える人も結構いるが
私がいう瞬発力というのは 一瞬で加速する力 の事。
12.4-10.7-11.3-12.0-11.8-11.3-11.4-11.7
これは阪神JFのラップだが 勝負どころで0.5秒のペースアップ。
これが もっと後方からで 更に0.7秒のペースアップ とかだと
ステレンボッシュは苦しい。
のちの優駿牝馬で懸念される点はそこ だ。
まぁその時また 書くだろうがね。

つまり ステレンボッシュは
エンジンの掛かりは遅いけど掛かってからは
長く脚を使えるタイプ って事です。
だから ある程度の位置にいる必要はあると思います。
そして ある程度の位置にいる とも思います。

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