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北九州記念&ラジオNIKKEI賞を考える

★小倉11R 北九州記念GⅢ 芝1200M ハンデ

去年までは8月の終わりのほう に組まれていた重賞だがこの6月末へ移行。希望登録自体が20数頭 と非常に多くフルゲート戦となることに。
思えば(記憶が確かなら)ずっとこの重賞はほぼフルゲート戦であり、
それだけ厩舎&馬主サイドからの需要があるということなのだろう。
多頭数=難解 ましてやハンデ戦 ということで当て辛いが 
それだけリターンも望めるという事で 好きな重賞の一つだったりする。MMはしっかりと守った上でリスクを積極的に取っていきたい。

まず 今回の出走馬の内 6頭が出ていた4月のリステッド競走 春雷S組
最先着は③サーマルウインドで これが今回0.5k増のハンデ負担。
0.1差だった⑯ヨシノイースターが今回 据え置き。
サーマルウインドから遅れること0.2差だった⑬カンチェンジュンガ
据え置き。カンチェンジュンガが上記のように9番人気での掲示板確保。
それが今回据え置き斤量なのだから 普通に考えれば厳しい となるのだが
映像的にはむしろ最後は目立つ伸び脚で、ペース的にも位置取りの差が出た感じであり、春雷SがOP初戦という事も加味すれば上々と言える。
穴馬候補として印を回すべき だと思う。斤量減なら一発狙ってもと思ったくらい。ちなみに勝利したサトノレーヴは次走函館スプリントGⅢを勝利している事からもレースレベルは決して低くなかった。
(まぁ高くもなかったが・・)
サーマルウインドから遅れる事0.3差の⑮ショウナンハクラク
展開利が無かったとはいえ 今回も据え置きとなれば厳しいか。
穴としてここまでフォローすれば印が足りなくなってくる。

春雷S組から印回すのは ③サーマルウインド ⑯ヨシノイースター
⑬カンチェンジュンガ の3頭としたい。



続いて 3歳の短距離重賞 葵S組の3頭。
京都で行われた今年 昨年 それから格付け無し重賞だった20.19.18年の
計5年比較をしてみる。
24年 1着ピューロマジック  実質時計1.08.4 実質上がり34.55
   2着ペアポルックス   実質時計1.08.6 実質上がり34.55
   3着ナナオ       実質時計1.08.6 実質上がり34.45
23年 1着モズメイメイ    実質時計1.08.3 実質上がり33.85
20年 1着ビアンフェ     実質時計1.08.7 実質上がり34.90
19年 1着ディアンドル    実質時計1.09.0 実質上がり34.20
18年 1着ゴールドクイーン  実質時計1.08.6 実質上がり34.40

18年~20年は GⅢの格付けがない重賞だったので 多少レベルが
落ちて時計も足りてないのは仕方ないところ。実質昨年のモズメイメイ
と比較してどうなのか?という話なのだが、ご覧の通り不足気味。
23年モズメイメイの逃げはペースを落とせていたので
展開利があったのは事実だが、上がりの面に関しても今年の上位馬3頭は
大きく劣る
わけで・・・

馬場が渋れば(雨になるか微妙な予報)2走前の内容から
⑭ナナオに利

 だが、開幕二日目の高速馬場見立てならば
1着 ピューロマジック 今回2k減(甘めハンデ)
2着 ペアポルックス  今回3k減(激甘ハンデ)
3着 ナナオ      今回3k減(激甘ハンデ)

非常に3頭の評価が難しい。 例えば⑨ペアポルックス
3走前 小倉 かきざき賞 57k 実質時計1.08.2 実上がり34.85
4走前 小倉 未勝利   57k 実質時計1.08.3 実上がり34.85
実質0.1秒しか伸びてない。成長鈍化って程でもないが
著しい成長は少なくとも見せておらず、今回の北九州記念
23年 ジャスパークローネ 57k 実質時計1.07.8 実上がり34.65
22年 ボンボヤージ    51k 実質時計1.07.9 実上がり34.00
21年 ヨカヨカ      51k 実質時計1.07.8 実上がり34.60
・・・といったように実質時計レベルで1.07.8~9が勝ち馬時計であり
ペアポルックスとしては2月のかきざき賞から0.4秒程短縮する必要がある。
しかし 今回の斤量がかみざき賞から3k減の54kなので
1k=0.17秒  と過程するなら 3k=0.51

1.07.7で走破が可能 という計算

になってくる。充分勝ち馬モデルに合致する。
その⑨ペアポルックスと⑫ピューロマジック及び⑫ナナオは
遜色ない走りを見せたのだから 今回のハンデ込みで 充分勝ち負け候補
ということだ。

この3頭の序列が非常に難しい


先ほども言ったように 雨で馬場が大きく渋れば ⑫ナナオ。
現時点では晴れの可能性もあるので 私は晴れ予想で行く。

非常に細かな話で言えば

⑰がピューロマジック ⑬がペアポルックス ⑭がナナオ

前走の橘S。超抜スタートを切ったのはピンク帽のピューロマジックであり
ペアポルックスとナナオは通常のスタート。
ピューロマジックを出勝ち(出負けの逆)とし0.1秒割引いている。
とすれば それでも殆ど差がないが
小倉での出走実績&高速馬場への対応を含め

⑨ペアポルックス>⑫ピューロマジック>⑭ナナオとしておこうか。
でも殆ど差がないよ!(笑)オッズで決めてもいいくらい。

3歳勢優勢とみて 印は以下に
◎⑨ぺアポルックス 
〇⑫ピューロマジック
▲⑬カンチェンジュンガ
△③サーマルウインド
△⑭ナナオ
△⑯ヨシノイースター
△④グランテスト
注⑦モズメイメイ

58.5kの昨年優勝⑪ジャスパークローネも人気の一角だが
昨年から増えた斤量1.5k そして近4戦が海外で能力査定が
一切出来てない
事から 今回は外しておく。開幕で前有利を加味すれば
本来は印回すべきだけどもね。

◎⑨ペアポルックスには 前半33.3辺りで進んで貰い(想定好位)
ラストは34.1前後でまとめてくれないか と期待している。

私は 先行 好位 中段 イメージで馬券構築した。




★福島11R ラジオNIKKEI賞 芝1800M ハンデ

メンバーをパッと見渡すと 逃げ&先行タイプばかり(笑)
前がこれで激化しない事ってあるのかね?あるから競馬って難しい・・
調べてないけど(間違ってたらスマン!)
三歳のハンデ重賞って年間通じてこのレースだけ?かな。

面倒な世の中なので 私の中では と枕を抱かせるが
私の中では⑫ショーマンフリートを買う 一択だったりする。

中山の新馬戦で好位からノーステッキでの快勝劇。
12.6 10.8 11.9 12.5 12.7 12.1 11.6 10.9
中盤が緩かったとはいえラストラップが10.9。

それだけに2戦目のシンザン記念の5着は意外だったか。
3戦目の東京 共同通信杯ではまさかの最下位。
不利はゲート後にあったが それが原因とは映像からは思えなかったので
レース後の騎手コメント(ルメール)を探した。
「3、4角から手応えがなくなってしまい、全然伸びませんでした。どうしてなのか、はっきりとしたことが分かりません。」
私も原因を特定出来ず。新馬戦の勝ちっぷりとは全く異なる馬に見えた。

それが 山藤賞2着のあとの前走東京で快勝
奇しくも共同通信杯で凡走シンガリ負けしたコースでの勝利。
共同通信杯の実質的な時計
1.50.3辺りで 実質上がりは34.40だから
前走の東京勝利の実質時計1.47.5 実質上がり34.57は
もう完全に別馬 と言って良い。
新馬戦のショーマンフリートが戻ってきた という表現が正しいか。
ちなみに共同通信杯勝ちのジャスティンミラノの実時計は1.48.9
実質上がりは33.20辺り。ショーマンフリートの前走の方が
実質時計は1.4秒も速い計算になる(※)
(※)上がりは1.37も劣るので実質的には同じくらいの評価か。

ご存じの通り ジャスティンミラノはその後 皐月賞勝ち
そしてダービー2着 と同世代屈指の馬 となっているが
それと好勝負出来るくらいの前走 なのだ。
しかも12.9-10.9-11.6-11.9-11.8-11.8-11.5-11.5-11.6
ラップ的には前が厳しい流れの中の3番手からの王道抜け出し


現状 多少決め手不足な感もあるので
やられるとすれば 後方の末脚に賭けるタイプに だろうが
黄色帽の2頭=⑤オフトレイル ⑥ウインマクシマム
辺りに気を付けて ここらには 馬単の表裏購入とか
多少の飾りを入れておけば 問題なさそうに思う。

ハンデも恵まれた感があるので勝負してみたい。

◎⑩ショーマンフリート
〇⑤オフトレイル
▲③セットアップ
△⑥ウインマクシマム
△⑧サトノシュトラーセ
△⑩ミナデオロ
△④ヤマニンアドホック



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