複勝を買うなら、ワイド買おう!
いきなりですが
穴人気を軸にして、せっかくその穴がきたのに、相手抜けで1円にもならないという経験ってないですか?
自分はしょっちゅうです。3連系は破壊力がありますが、やはり抜けも多い。
じゃあ、複勝買えばいいじゃん??
ツイッターでうまいなぁという人はだいたい、買い方が統一されているような気がします。自分のスタイルをもっている。
そして、単複が多いイメージあります。控除率で優位性がある。運の要素に左右されにくい。というところですよね。
ただ、自分は単勝は破壊力あるのはわかるけど、複勝って買いたいとは思えないんです。的中率がかなり高くないと浮いていく気がしない。
あとせっかく穴馬きても、しょぼくないですか?
どうしたもんかな~といろいろ考えてる時に、ツイッターで興味深い内容が流れてきました。
「複勝買うなら、ワイドで1人気~3人気に流す3点買いの方がいい」
どういう事かというと、1人気~3人気が1頭もこないレースって、93%位らしいのです。(うろおぼえですみません)これは約12レースに1回の割合
ほとんど、的中率はかわらず、回収率は高くなるとの事です。
この本ネタの記事を探したのですが、見つからず、ならば自分でちょっと検証してみようと思ったわけです。
検証内容
まず人気馬の複勝を買っても、トータルで勝てないと思うので、5人気以下の複勝を買うなら!という前提で検証します。
結果はともかく、複勝オッズとワイドのオッズを比較すれば検証は可能ですが、それだと膨大なサンプル数になるのと、机上の空論になりがち。なので実際の結果から検証したいと思います。
2019年9月14日・15日・16日の中央競馬3日間の全レース72Rで検証します。
複勝1点とワイド3点流し(A→1人気~3人気)
結果的に3着内にはいった中で1番人気薄の馬をAとします。そのAの複勝を買った場合と、Aから単勝人気1~3にあてたワイド3点との比較をします。
投資金額は同じにします。
Aの複勝 3000円
A→上位人気3頭へワイド3点 各1000円
その人気薄の馬をどう探すのか?というのは、今回は無視です。あくまで複勝1点とワイド3点流しを比較するのが目的ですから。
下の表は
・9月14日・15日・16日に行われた中央競馬の5人気以下の馬が1頭以上3着内にきたレースだけをぬきだしています。72レース中56レースありました。
・そのなかで、一番最低人気Aの複勝配当と、その馬から上位人気3頭へ流した場合のワイド配当金
・複勝は3000円、ワイド各1000円をベットした時の回収金です。ワイドはダブル的中もあります。
1番下に合計金額があります。
複勝1点の合計1016400円に対して、ワイド3点流しは1086300円
複勝に対して、106%となり、一応「複勝<ワイド3点」の説は立証されました。
「あれ?でもそんな差もないし、かわらなくない?」
と思いましたよね?ね?
これは合計金額だけの差をみるからなんです。大きい配当のところがワイドひもぬけしてるんです。
表をみてください。
黄色く塗ったところが、ワイドひも抜けしてるとこです。1人気~3人気が全部こなかったパターンですね。
過去の確率上、12レースに1回の割合で1人気~3人気、3頭ともこないというデータがあります。
そして今回のサンプルでは56レース中6レース!
複勝1点からワイド3点流しにしたときに、10レースに1回、ひも抜けによる不的中がおきたいうこと(ほぼ確立通り)
黄色のところの複勝の配当金をみてください。
30300円
21300円
13800円
10500円
33300円
56700円
結構大きいですよね。これは3着内にきた1番人気うすのところの集計だからです。
例えば、最後の行の、阪神12レースは
7人気・5人気・12人気での決着ですが、5人気を軸にして、相手が7人気、12人気がきてワイドを外したっていうパターンだったとしても、今回の計算ルールだと、12人気を軸にした場合の複勝配当になっているわけです。
なにがいいたかというと、実際にはここまでの大きな抜け金額にはならないのではないかという事。
逆にいえば、ここまで大きな金額のワイド抜けがあるにもかかわらず、トータルでワイド3点流しの方が回収できてるってすごくないですか?
トータルの金額だけで比較すると、大きな配当によって、合計の金額の差が左右されてしまい数字がみえなくなります。表の右側に1レースごとの比較をしていますので、その平均をみると・・
すると124%となりました。
トータルの金額で比較しても106%!
1レースの対比の平均をみても124%!
1レース単位で見た時に、配当金が124%も上乗せが期待できるってことです。
金額でいうと、3000円投資で5倍の複勝的中で、15000円の回収だったとすると、ワイド3点流しでは、18600円の回収が期待できるという事です。
これはかなりでかい差ですよね
5人気以下の複勝を買うなら、上位人気3頭へワイド流し!
これ説立証じゃないですか?
はいおしまい。
・・・
・・・
・・・
「おいおいまてーい!」
これで終ると、ツイッターで流れたきたのをただ確認しただけになりますので、もう少し検証を続けます。
上の表をじーっとみてたら、複勝の配当金とワイド配当金の関係性が少しみえてきました。全てではないにしてもこんな感じです。
複勝<ワイドダブル的中
複勝<=3人気とのワイド
複勝=2人気とのワイド
複勝>1人気とのワイド
ダブル的中の時に、回収率がぐっとあがるのは当然ですが、着目すべき点は「1人気とのワイドだけなら、複勝の方がよい」ってことです。
なら
「1人気だけのワイドっていらないんじゃね?」って思ったわけです。
複勝1点とワイド2点流し(A→2人気・3人気)
ではさっそく、同じサンプルを使って検証してみます。
馬券の買い方は
Aの複勝3000円
A→2番人気、3番人気のワイド流し各1500円(計3000円)
ではさっそく、結果を!
ワイド2点流しの合計が、1028400円となりました。
複勝の配当金よりは回収できていますが、ワイド3点流しの合計が、1086300円でしたので、合計金額が減ってしまいました。
そして的中率も格段に落ちました。
ピンクの行が、新しく増えたの、ひも抜けのレースです(1人気しかこなかったレース)
56レース中、18レースもひも抜けしてしまいました。約3回に1回ひもぬけしてしまいます。
結論
回収金も的中率も、ワイド3点流し>ワイド2点流し!
ワイド3点流しの方が効率が良い!
それだけ、1人気の複勝率は高いってことなのだと納得しました。
では・・
それだけ1人気とのワイドが有効なら、1人気とのワイド1点買いでいいんじゃね?
複勝とワイド1点(A→1人気)
さっそく検証してみます。今までと同じサンプルで。
馬券の買い方
Aの複勝3000円
A→1人気 ワイド3000円
1人気とのワイド1点の回収金の合計は1308300円!
今までの検証の中では、ダントツに高い回収金となりましたね。
今までの結果をまとめると
ワイド1点(→1人気)>ワイド3点(→1人気~3人気)>複勝
ということになりました。じゃーん!
・・・
ただこれは、1人気の複勝率にかなり左右されてしまいます。
今回のサンプルでは1人気が馬券内にはまっているから、1人気とのワイド1点が回収できていますが、1人気がばしばしとぶような日だと、ワイドも全滅してしまいますよね。
この記事を書きだしたのは、9月18日なのですが、なかなか時間がとらず、もう1か月もたってしまいました(この記事は10月11日にアップしました)
幸いなことに、この間にサンプルがまた増えました。地方競馬でも有効なのかどうかも検証したいので、次回の記事で、今回の仮定が正しいのかどうか、実際の結果をもとに数字をだしていこうと思います。
今回の記事の結果
複勝(5人気以下)を買うなら、ワイド1点orワイド3点の方が良い!
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