【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(6月19日・20日)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。
「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。
「鉄は熱いうちに打て」とも言いますしね。記憶が鮮明なうちに、未来の自分のためしっかり復習しておきましょう。

まずは重賞から。

<ユニコーンS>

勝ち馬:ペイシャエス 勝ちタイム:1分35秒2(良)
 ロードジャスティスが前半3F34秒3の締まった流れで引っ張る展開に。
この流れになるとコーナーで外を回してしまうと厳しく、2-4着馬はいずれも3-4角中間で内ラチ沿いを走っていました。
パトロールで確かめると、バトルクライ→セキフウ→ヴァルツァーシャルの順でキレイにラインが出来ているのが分かります。
 勝ったペイシャエスは好位4番手の追走。ヘタに外を回さず内寄りで我慢させた菅原明騎手のファインプレーだったと思いますし、揉まれてキツい競馬になりながら最後まで踏ん張り通した馬も立派でした。
 反対に4角で外を回したリメイクやジュタロウはラストで失速してしまう結果に。外を回すのは人気を背負っていたので致し方ない部分もあります。この敗戦で評価を下げる必要はないでしょう。

「良馬場のユニコーンSはゴールドアリュール系を買っとけ」というのを来年以降の教訓にしようと思います……!

【次走以降マークしておきたい馬】
タイセイディバイン、リメイク、ジュタロウ
 4角で外を回した=負荷の大きかった組。タイセイディバインはかなり強気な競馬で5着なのでダート適性を見せてくれました。リメイク、ジュタロウも強気な競馬が裏目った感。リメイクは距離短縮、ジュタロウは距離延長した方が良いのでは? という感はありますが。
・ロードジャスティス
 今年の小金井特別の予想で提唱した「東京ダ1600mの前半3Fを34秒5以下で逃げた馬、次走ダ1600m以上に出てきたとき買い」理論(←長い)に基づきピックアップ。流石にペースがキツすぎました。
 勝ち鞍のある中京ダ1800mあたりを次走に選んだ場合は要チェックです。

<マーメイドS>

勝ち馬ウインマイティー 勝ちタイム1分58秒3(良)
 一昨年のオークス3着馬ウインマイティーが好位から抜け出して完勝。1分58秒3という勝ちタイムを見てもわかる通り、阪神芝のコンディションはかなり良好のようです。宝塚記念も今のところはイン前有利と考えて良さそうな気がします。
 ウインマイティーもインの3番手というベストポジションをきっちり確保していました。反対に上位3頭の中ではマリアエレーナが最もロスの大きな内容でした。小回りでも対応できる馬なのでクイーンSあたりに出てくれば当然要注目。

【次走以降マークしておきたい馬】
・スルーセブンシーズ
 
最内枠という絶好の条件だったはずが、3角で外に持ち出して、4角では大外を回っていました。まさしく「どうしてこうなった?」な競馬。今回はノーカウントで良さそうです。

<その他のレースで気になった馬>

6月18日函館1R 6着ジャジャカバージョ
 外から伸びかかったところで勝ち馬がにゅるっと切れ込みながら前に出てきたため、一瞬ひるんで伸びが鈍った印象。スムーズに走れればもう少しやれても。
 勝ち馬に乗っていた鷲頭騎手は、今週2勝を挙げたものの騎乗停止を受けてしまいました。地元函館ということもあってか、このレースに限らずいい意味でも悪い意味でもアグレッシブに騎乗していた印象です。

6月18日函館9R 4着レコレータ
 良馬場芝1200mの前半3F通過が35秒1という歴史的スローペース。ダートを使っていたようにキレる脚がない同馬は見事にキレ負けした格好に。頭数が揃って流れた方が持ち味が発揮できるタイプに見えます。
 ちなみに1勝クラス以上の函館芝1200m(良)で前半3Fに35秒0以上を要したのは2017年の500万下(勝ち馬ドゥモワゼル)以来、約5年ぶりでした。

6月18日函館12R 1着ブラッティーキッド
 勝ちタイム1分44秒0(良)はかなり優秀なタイム。翌日の2勝クラス・檜山特別が1分45秒1(良)なので、単純に考えると2勝クラスでも楽勝できる計算。2着アウグストも1分44秒6で駆けており、1勝クラスならすぐ勝ち上がり可能でしょう。
 1番人気のチャプリを筆頭に中団でレースを運んだ馬は、中盤でペースが緩まなかったため、位置を押し上げるタイミングがありませんでした。なし崩しに脚を使って後方ママといったレースに。展開が向かず。
 ◎にしたメタルゴッドは出遅れがクセになりつつあるので次走はちょっと静観したいところです……。

6月18日阪神10R 3着アールドヴィーヴル
 直線で前がドン詰まり。そのうえ内を走っていた馬にも迷惑をかけてしまいました(※松山騎手には過怠金)。どうにも勝ち味に遅いのがネックだなぁ……。

6月18日阪神12R 3着レイワホマレ
 タレてきた先行馬を捌けず4角~残り200mあたりまで追い出しを待たされました。脚力はクラス上位ですが、比較的トビが大きいようにも見えるので、現状は外枠からぐるっと回す競馬の方が向いているのかもしれません。

6月19日東京3R 1着メンアットワーク
 日曜日のブッたまげた大賞はこの馬。最後の8完歩くらいを流して記録した勝ちタイムは1分36秒0(良)という立派なものでした。
 さすがにユニコーンSには及びませんでしたが、同日同条件の1勝クラスが1分37秒0なので時計的な価値はかなり高いです。
 今回は大外枠からの発走だったので、次走以降は砂を被ったときの反応がポイントになりそう。何もなければ次走は本命級ですが、うっかり最内枠にぶち込まれることがあれば少々考えるべきかも。

6月19日阪神3R 4着ヤマニンループ
 イン前有利の阪神芝コースで外を回して追い込んだ組。良馬場の決め手比べになれば次走以降も侮れないところがありそう。

6月19日阪神9R 3着ミスフィガロ
 これも馬場に泣かされたクチ。一番強い競馬をしましたがハナ+クビ差届かず。脚質に幅がないのはネックですが、このクラスでは実力最上位です。次走以降もこの3着を嫌う必要はありません。

レースリプレイをチェックしてまず気になったのはこの辺りの馬。
次走以降でしっかり狙っていきたいと思います。

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