二千円馬券師物語「第一話マイルチャンピオンシップ」

馬券が当たらない‥
昔は、あんなに当っていたのに、いつからか全く当たらなくなっていた。
まるで、出口のないトンネルに迷い込んでいるようだ…
このトンネルを抜け出すためには、覚悟がいるのだろう。
馬券師としての「覚悟」が。
今までは、お金に制限なく、何万も負けては、もうやめよう。競馬やめよう。
だが、次の週には負けたことなど忘れ、根拠のない自信で勝てると思い込み、また負ける。
これでは、だめだ。
自分を変えよう。やり方を変えよう。
まず、金額を設定することにした。
「二千円」。
二千円くらいなら負けても後悔はない。
勝つときは二千円あれば勝てるものだ。
次に、予想方法をビルドアップさせる。
この2つを徹底しよう。
覚悟を持って徹底しよう。
これが、私の馬券師としての「覚悟」だ。

そして、覚悟を持って挑む最初のレースは、
「マイルチャンピオンシップ」だ。
この覚悟を持って挑むマイルチャンピオンシップは、二千円馬券師としての、デビュー戦であり、絶対に負けられない戦いである。
今週の初めから、予想を始めた。
まさに、予想から激闘だった。
凄まじい闘いだった。
その予想した結果、本命となったのは、
「セリフォス」だ。
この馬が本命だ。
この馬が二千円をかけるに値する馬だと確信している。

結果は明日。
私の二千円馬券師としての日々が始まる。





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