観音間借街に住みにし女

無味無臭の暮らしに彼女は飽きてしまっていた。
だから、アタシは思い切ってこのタワマンを売り払い京都の今にもくずれそうな町屋を探し出しそこに本拠地をおいた。さぁ。これからは無味無臭とはおさらばだ!
これからはこの土間を愛して冬の寒い中一段と冷え込む設計に仕上げられた天井の高さにうっとり。三角と四角の重なった漆喰が塗り込められた壁を眺めているとそれだけで息づく気持ちが湧いてきた。 しかし。よくみると白いはずの漆喰は茶番で所々補修が必要 あー気にし出すと😮‍💨
気になる所ばかりで落ちつかない。。。。。

くーーーーっ。

これがアタシの求めた無味無臭の無い生活だったんだ💗
俄然やる気を取り戻した清子はまず漆喰の補修のやり方を検索した。

アレ💦なんだか畳もふわっと頼りない足下おぼつかずまるで半規管おかしくなったみたいなバランス感覚ですまなきゃならない
💦
こりゃ、今までの生活がいかに安全でしっかりした物だったのかと気付かされた。

ふふっ。タワマン打ったと書いたものの実際は又貸しの家賃間借りみたいな暮らしだったから売ったんじゃなくて移り住んだだけなのよね。

とわ言え無味無臭の暮らしと飽き飽きしていた事は確かだ!
アタシは自分に問う
なぜこんなありもしないエピソードに書き上げてしまうのか?
しかし、楽しいのである。
この文章の中のごっこ遊びが
ついでに幻想エピソードとは言え。なんだかんだ私にとって学びがあり非常に有意義な自慰めいた満たされる時間であり
最近などは
もしや、私は天才なのでは無いだろか?と疑うようになってしまっている。

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