有馬記念

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皆様の予想の助けになれば幸いです。


有馬記念
中山2500芝右内A


◯コース説明


・中山開催最終週ということもあり、3コーナー4コーナーと直線の内側に傷みがある
・上記の事から内からの差しが決まりにくい
・直線310m
・高低差5.3m
・コース適正が勝敗の鍵
・コーナーを6回回る為コーナリングの上手さにも注目
・スタートしてすぐコーナーがある為、外枠は大きな不利
・距離ロスの少ない内ラチを確保する為、先行争いが激しくなり前半は速いペースになりがち。
・残り800m地点を過ぎた3コーナー辺りから各馬が仕掛けてロンスパのスタミナ勝負になる。
・3〜4コーナーはスパイラルカーブで緩い下り坂。
・スパイラルカーブとはコーナーの入り口が緩やかでコーナーの出口が窮屈な形をしたカーブ。スピードを落とさず進入できるが、出口は急なのでスピードにのって進入して来た馬は外に膨らむ。
・スパイラルカーブの影響で直線はバラけるのでインからの強襲も可能となる。
・最終直線が310mと短く、高低差2mの急坂もあることから4コーナー出口では5番手以内の好位につけたい。
・前半は先行争いでペースは速くなり、中盤は落ち着き、後半は徐々にペースが上がるスタミナ勝負。
・瞬発力より末脚の持続力、コーナーの上手さ、ロンスパ可能なスタミナが要求される。
・秋天やJCで足りなかった馬が小回りの上手さで巻き返してくる事もある。
・08年ダイワスカーレット、17年キタサンブラックが逃げ勝ち。トリッキーな中山で強い逃げ馬が主導権を握るとそのままという事もある。
・コーナーが6回あることから経済コースを走れる先行馬が有利
・追い込みは13年のオルフェーヴルのみで圧倒的な力の差がないと捲りは決まらない。


◯有馬記念の過去10年の人気別成績


1番人気【6.1.1.2】
2番人気【1.1.4.4】
3番人気【1.1.2.6】
4番人気【1.1.2.6】
5番人気【0.2.08】
6番人気以降【1.4.1.104】
・1番人気で馬券外となったのは全盛期を過ぎた15年のゴールドシップと香港遠征が頓挫して急遽出走が決まった19年のアーモンドアイのみ。

◯有馬記念の過去10年の枠順別成績


1枠【1.1.1.17】
2枠【1.2.0.17】
3枠【2.3.1.15】
4枠【2.0.2.16】
5枠【2.2.2.14】
6枠【1.1.1.17】
7枠【1.1.2.15】
8枠【0.0.1.19】
・3.4.5枠が優秀。
・8枠からの勝ち馬は0

◯有馬記念の過去10年の騎手別成績


池添騎手【2.0.0.6】
ルメール騎手【3.2.2.3】
武豊騎手【1.1.1.6】
川田騎手【0.0.0.7】
・池添とルメールが得意としている。
・川田は馬券内0

◯有馬記念の過去10年の年齢別成績


3歳【4.3.2.16】
4歳【2.4.2.37】
5歳【4.3.5.45】
6歳以上【0.0.1.32】
・3歳馬が斤量的に有利
・6歳以上は馬券内もキツい

◯まとめ


・1番人気の信頼度は高い
・内枠有利で外枠はキツい
・池添とルメールが得意で川田は苦手なコース
・6歳以上の連対はなし
・天皇賞秋と菊花賞の1着と好走馬

◯勝ち馬ポイント


①同年にG1勝利
②3歳クラシックで5着内の実績
③同年秋の出走が3走以内
④非根幹距離の重賞で勝利
⑤前走4着以内
⑥前走か前々走で1番人気
⑦今回の鞍上とのコンビで重賞1着かG1で連対している
⑧1枠から6枠
⑨当日1〜4番人気

①該当馬
ジャスティンパレス、ソールオリエンス、タスティエーラ

②該当馬
ウインマリリン、ジャスティンパレス、シャフリヤール、スターズオンアース、ソールオリエンス、タイトルホルダー、タスティエーラ、ディープボンド、ドウデュース、ハーパー、プラダリア

③該当馬
全馬該当

④該当馬
ウインマリリン、ジャスティンパレス、シャフリヤール、スルーセブンシーズ、タイトルホルダー、ディープボンド、ドウデュース、ヒートオンビート

⑤該当馬
アイアンバローズ、ウインマリリン、ジャスティンパレス、シャフリヤール、スターズオンアース、スルーセブンシーズ、ソールオリエンス、タスティエーラ、ドウデュース、ドゥラエレーデ、ハーパー、ヒートオンビート、プラダリア、ホウオウエミーズ、ライラック

⑥該当馬
スターズオンアース、ソールオリエンス、タイトルホルダー、ディープボンド、ブローザホーン、ホウオウエミーズ

⑦該当馬
アイアンバローズ、ジャスティンパレス、スターズオンアース、スルーセブンシーズ、タイトルホルダー、ドウデュース、ホウオウエミーズ、マテンロウレオ

⑧該当馬
当日参照

⑨該当馬
当日参照

6/7項目該当
ジャスティンパレス

5/7項目該当
スターズオンアース、タイトルホルダー、ドウデュース

4/7項目該当
ウインマリリン、シャフリヤール、スルーセブンシーズ、ソールオリエンス、タスティエーラ、ディープボンド、ホウオウエミーズ

3/7項目該当
アイアンバローズ、ハーパー、ヒートオンビート、プラダリア

2/7項目該当
ドゥラエレーデ、ブローザホーン、ライラック

1/7項目該当
ディアスティマ、マテンロウレオ

◯消し馬ポイント


❶前走1.0秒以上の負け
❷6歳以上
❸中山競馬場で連対以上の成績なし
❹菊花賞で勝ち馬と0.6秒差以上での負け
❺前3走が全て3着以下
❻逃げの戦法取った馬で前3走以内で連対以下
❼2ヶ月以上の休養明けでG1連対歴なし
❽7.8枠

❶該当馬
タイトルホルダー、ディアスティマ、ディープボンド

❷該当馬
アイアンバローズ、ウインマリリン、ディアスティマ、ディープボンド、ヒートオンビート、ホウオウエミーズ

❸該当馬
シャフリヤール、ハーパー、ヒートオンビート、プラダリア、マテンロウレオ

❹該当馬
ソールオリエンス、タスティエーラ、ディープボンド、プラダリア

❺該当馬
ウインマリリン、マテンロウレオ

❻該当馬
ドゥラエレーデ

❼該当馬
ブローザホーン

❽該当馬
当日参照

3/7項目該当
ディープボンド

2/7項目該当
ウインマリリン、ディアスティマ、ヒートオンビート、プラダリア、マテンロウレオ

1/7項目該当
アイアンバローズ、シャフリヤール、ソールオリエンス、タイトルホルダー、タスティエーラ、ドゥラエレーデ、ハーパー、ブローザホーン、ホウオウエミーズ

消し馬項目該当なし
ジャスティンパレス、スターズオンアース、スルーセブンシーズ、ドウデュース、ライラック

◯各馬評価

1枠 1番 ソールオリエンス
差し 川田騎手
・前走は後方から大きく外に持ち出して最後まで脚を伸ばした事は評価したいがこの馬の不器用な面が目立った。
・前々走は大外をぶん回して完璧に立ち回った勝ち馬と0.3秒差の2着も評価。
・高い瞬発力と持続力が持ち味で前が崩れる展開ならば好走出来る。
・距離短縮と軽斤量はプラス。
・馬群を捌いたり、経済コースを立ち回る器用さが無く、瞬発力を活かす東京競馬場が理想と思う。
・最終追い切りはラスト3F36秒台で皐月賞以来の出来。状態は万全。
・川田騎手は脚を残す事を嫌う騎手の為、この枠順的に差しではなく前で競馬をしそう。

1枠 2番 シャフリヤール
差し 松山騎手
・前走は直線で遅れての3着は評価。
・前々走は札幌の超タフ馬場が適正外で大敗は度外視。
・決めては高い瞬発力で中山競馬場とは合わない。ベストは東京競馬場。

2枠 3番 ホウオウエミーズ
追い込み 田辺騎手
・前走は外差し有利な馬場が向いての勝利で評価できない。
・馬体が6歳で良くなってきている感じがする晩成タイプ。
・馬場適正はありそうだが距離延長は厳しい。
・調教も特別良いわけでもなく、相手関係で苦戦は必至。追い込み馬は13年のオルフェーヴルのみで他馬と圧倒的な力差があってようやく勝てる。
・買える点は中山競馬場を得意としている田辺騎手くらいか。

2枠 4番 タイトルホルダー
逃げ 横山和生騎手
・前走はスローの瞬発力戦が適正外での5着は評価。
・前々走もメイチ仕上げではなく、勝ち馬と1㌔重い斤量での2着はあまり評価を下げる事ではない。
・瞬発力よりスタミナとパワーが問われる中山は相性が良い。
・今年の中山は例年より内が有利でこの枠は最高。
・最終追い切りも馬也で楽に先着している事から良化。
・オカルトではミスプロ系は有馬記念では勝てないという点と末尾3年はラストランの牡馬が有終の美を飾る。
93年トウカイテイオー、03年シンボリクリスエス、13年オルフェーヴル。今年は果たして…。

3枠 5番 ドウデュース
差し 武豊騎手
・前走は上位5頭の中では最後方から追い上げて2着馬とは0.2秒差の4着は復調気配を感じた。
・決めては高い瞬発力で例年通りのタフな馬場になればパワーもあるこの馬は面白いがやはりスタミナの不安はある。内枠を活かして経済コースを走らせることが必須。
・3走前の仕掛け方を見ても小回りコースもしっかりこなせそう。
・最終追い切りでも前走同様動いていた。好調をキープしていそう。

3枠 6番 ディープボンド
差し マーカンド騎手
・前走は枠、位置、展開の全てが噛み合っていなかった為、度外視。
・前々走はスタートに不利を受け、直線で伸びない外に持ち出して勝ち馬と0.1秒差の3着は非常に強い競馬をした。
・3走前も外差し有利な馬場が向かない中、1頭だけ前目で粘っての5着は評価。
・持続力と立ち回りの上手さから中山適正は非常に高い。
・年齢の影響で追走スピード、位置取りの悪さが目立ってきた。
・最終追い切りも終いに失速して近走の中では微妙。
・従来通りの競馬をしてくれるのであればマーカンド騎手は剛腕タイプでズブい馬と相性が良く、コース適正もあるこの馬は抑えたい。

4枠 7番 アイアンバローズ
先行 石橋修騎手
・前走はロスなく立ち回り、マイペースに逃げて競られる場面も突き放した勝利から長距離の適正の高さが窺える。
・2500mはこの馬には短く、ベストは3000m以上。
・内にタイトルホルダーがいることから前走のような楽逃げは出来ない。
・最終追い切りも終いに失速で良くない。

4枠 8番 ライラック
差し 戸崎圭太騎手
・前走は外枠での進路取りの差と直線で前が詰まる不利での4着は評価。
・前々走は直線で進路を切り替えるロスと不向きなスローからの瞬発力戦の中、鋭い末脚を発揮しての3着は評価。
・高い持続力からタフな中山は相性が良い。
・輸送がないのも嬉しく枠順も良い。
・位置取りに課題があり展開待ちな面はマイナス評価。
・最終追い切りも好時計を出しており状態は良い。

5枠 9番 ヒートオンビート
差し 坂井騎手
・前走は直線で遅れるロスでの3着は評価。
勝ち馬のゼッフィーロが香港ヴァーズで2着ということから相手関係も評価できる。
・持続力タイプで中山好走歴もあり適正は高い。
・相手関係とピークが過ぎてる点はマイナス評価。

5枠 10番 ジャスティンパレス
差し 横山武史騎手
・前走はイクイノックスに着いて行った馬が沈んで、2.3着に後方で脚を溜めた馬が来た事から作戦勝ちの印象であまり評価できない。
・前々走は外差し有利な馬場が向いての3着だがタフな馬場でしっかり脚を伸ばした事は評価。
・豊富なスタミナと中団好位から堅実な脚を使えるタイプ。
・コーナーであまり伸びない点だけが不安。
・最終追い切りも前走以上で陣営の勝負気配を感じる。

6枠 11番 ハーパー
差し 岩田望来騎手
・前走は器用に立ち回り、最内で脚を溜めて直線でスムーズに加速しての3着は評価できない。
・3戦連続G1で馬券内だが全てが展開向いての好走の為、評価できない。
・最終追い切りは終いに失速しており、メイチの前々走のお釣りはなさそう。
・内枠を引けたら器用に立ち回って馬券内とか少し思ってたけど外枠を引いた今回は厳しい。

6枠 12番 ウインマリリン
先行 モリス騎手
・前走は直線でスムーズに加速できない中、4着は評価。
・前目好位から渋とい脚を使えるタイプで中山適正が高い。
・ピークが若干過ぎてきている。
・最終追い切りも近走と比べて微妙。
・内枠を引けたら面白いと思ったが外枠を引いてしまった。
流石に厳しい。

7枠 13番 タスティエーラ
先行 ムーア騎手
・前走は直線でスムーズに加速したが勝ち馬と0.6秒も突き放された事から評価できない。
・前々走は前有利な馬場が向き、直線もスムーズに加速しての勝利であまり評価できない。
・3走前が一番強い競馬をした。
ハイペースで展開向かない中、前目で粘り2着は評価。
・レースセンスが高く中山適正は高そう。
・出走する3歳世代では1番完成度が高く、能力も3歳世代ではトップクラスだがその3歳世代が弱い。
・最終追い切りは3F35秒台で万全の仕上がり。
・枠は8枠じゃないだけマシだが悪い。

7枠 14番 プラダリア
差し ムルザバエフ騎手
・前走は内前有利な馬場が完全に向いての勝利で評価できない。
・タフな脚を使えるという面では適正はありそう。
・相手強化と外枠で厳しい。
・ただ追い切りは良い。

8枠 15番 スルーセブンシーズ
差し 池添騎手
・前走は直線で進路を確保するのに手間取ってロスしての4着は評価。
・前々走は直線で進路を切り替えるロスの中、イクイノックスとタイム差なしの2着は評価。
・高い持続力とパワーから中山適正は高い。
・海外帰りで疲労が気になるが追い切りは自己ベストを更新して万全の仕上がり。
・大外枠で枠は非常に悪い。

8枠 16番 スターズオンアース
差し ルメール騎手
・前走は7枠からスムーズにスタートして前目に付いてリバティアイランドと0.1秒差の3着は評価。
・高い瞬発力と持続力、スタミナ、器用さ、根性が持ち味。
・イクイノックス引退した今、中距離路線では最強の存在。
・ストライド走法のこの馬にとって中山との相性は割引。
・追い切りも折り合いもとれて反応も良く楽に伸びていた。
・8枠16番と死の枠順は厳しい。

◯評価順


S
ジャスティンパレス

A
タイトルホルダー、ドウデュース、ライラック

B
タスティエーラ、スルーセブンシーズ

B-
ソールオリエンス、ディープボンド、スターズオンアース

C
シャフリヤール、ホウオウエミーズ、アイアンバローズ、ヒートオンビート、ハーパー、ウインマリリン、プラダリア

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