伝わる扶助を出す

合図を出しているのに
馬が動いてくれない時は

「私のことが嫌いだから」
「ワガママだ」
と考える前に

伝わっていない】ことを
疑う必要があります。

例えば、
日本語が分からない
外国人の方に
「走って!」と日本語で伝えても
相手はポカンとしていると思います。

ジェスチャーで
走る動作をして
ようやく伝わることも
多いのではないでしょうか。

それと同じで
馬も、あなたの合図を
直接理解していないのに

あぁ、いつもの流れか。と
走り出してくれていることも
多いのです。

そうならない、
伝わる扶助の出し方
お伝えしていきます。


①基本の姿勢

まずは、
乗馬の基本姿勢である
頭・お尻・かかとが
一直線の姿勢を保ち

扶助を出さない時
つま先は真っ直ぐ
前に向けたまま乗ります。


②馬の動き

扶助を聞いてもらうには
馬に「集中してもらう」ことも
大切になってきます。

・馬の肩(前肢)が動いているか
・頭が下がりすぎていないか
・一歩進むごとに
 鞍を通じて左右に動くような
 揺れを感じられるか

上記3つがクリア出来ていれば
馬が集中し、
いつでも扶助を聞ける状態
なっています。

クリアしていない場合は
この2つを意識しなおしましょう。

✔️手綱を張りなおす
✔️骨盤を立て
 坐骨で座れているか再確認する


③脚の使い方

「①基本姿勢」でお伝えしたように
合図を出す時以外は
つま先を真っ直ぐ前に向け

合図を出す時だけ
つま先を外側に向け
ガニ股のような姿勢をとることで

かかとを馬のお腹に当てて
合図を出すようにします。

常にガニ股のような姿勢で
かかとが馬のお腹に
当たりっぱなしになっていると

どれが合図か分からない
ことに繋がってしまいます。

これが
扶助(合図)が伝わらない
大きな原因となる1つです。

かかとで圧迫する時は
馬のお腹をかかとで持ち上げるように
意識することで
さらに伝わりやすい合図になります。

ふくらはぎで圧迫する時も
基本的な意識するポイントは同じです。

基本姿勢をとり
馬の動きを確認してから
つま先を外に向けることで
ふくらはぎを使い馬のお腹を圧迫することが出来ます。

※この時、かかとで馬のお腹を
 持ち上げる必要はありません。

まとめ

基本姿勢が取れていて
馬も動いているのに
速歩・駈歩などの合図が伝わらない時は
脚の使い方を再確認しましょう。

脚の使い方が合っているのに
合図が伝わらない場合は
基本姿勢・馬の動き
再確認しましょう🙆‍♀️

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