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【子育て】本好きな子にするメソッド

そもそもは、妻が

「ようせいが本好きになったのは私のおかげ!」

といいだしたことが始まりだ。

「私が小さいときに沢山のいい絵本を読み聞かせたことが本好きになったきっかけだよね」

たしかにきっかけかもしれない。

でもそれだけで本好きになるくらいなら誰も苦労はしない。

それはメソッドではない。

ここでまた夫婦のいつもの小さないざかいが勃発するのだがそれは置いておいて、、、

私のメソッドはこうである。

1 ベッドタイムストーリー

「寝る前になんかお話して!」
「なんで?」
「いい夢見れるからだよ」
「じゃあお父さんが昔ボルネオのジャングルで泊まった時のお話をしようか」

はじまりはそんな感じだった。
子供の頃のお話、旅行に行った話、
怒られた話、笑える話、短い話、明日に続く話、本当の話、思いつきだけの作り話などなど。
話はなんでもよかったけど、夢のネタになるようなお話がよかった。

2 お話から本へ

寝る前のお話タイム、いくらどんな話でもいいといっても毎晩毎晩してるとさすがにネタが尽きてくるorz

なにかいいネタないーーー?

夢のネタになって、尽きないような、、、
冒険の話とか、、、

毎晩、いろんなお話を考えてたけど、悩まなくてもあるじゃないですか、そういうモノ

本というものが!!

ここでやっと気付いたのか⁉︎ (おそっ)というくらい当たり前の話なんですが、毎晩毎晩お話考えなくても、むかーしむかしから先人が残してくれた、素晴らしい物語という便利なものがあることにここでやっと気付いたのです(^^;
(しめしめ、これで楽ができる。しかも長ーい本を選べは何日でも使えるし♬)
まあそんな感じで、ベッドタイムストーリーの延長線上で自然と本に移行しました。

3 最初に選んだ本は?

じゃあなんの本を読もう?
「ももたろう」とか面白くないし、あっという間に終わってしまう。
どうせなら自分も面白くて読みたい本がいい。子供の歳に合わせなくても私が読んで聴かせるのだから、漢字多くても字が小さくてもいいし(老眼にはキツイが💧)。

それで最初に選んだ本がこれ

「船乗りクプクプの冒険/北杜夫」

中学生のときに読んで面白かった記憶があって久しぶりにまた読んでみようと思ったのです。長過ぎず短過ぎず、男の子が主人公で航海の冒険に出かけるおもしろファンタジー。
これを毎晩ちょっとずつ読み聞かせ進めました。
この時間は子供にも、お父さんにも待ち遠しい楽しみな時間でした。毎晩ワクワクしながら寝つくまでちょっとずつ読んでるうちに、1週間くらいで読み終えてしまいました。

4 いい本はいい!

本を選ぶときに一つだけ確信がありました。

いい本はいいはず!

この本は子供にはまだ早すぎかな、とか難しいやろ、って、大人の先入観じゃないだろうかと。大昔から読み継がれるほどの本なら、大人だろうが子供だろうが、絶対感じるものがあるはず。
ただ漢字が読めないとか、共感できるまでまだ致っていないとかは仕方ないけれど、読んであげる分には「大人も面白い」「大人になってもずっと面白い」と思える本を読もうと思ったのです。
とはいうものの、
どんな本がようせいも面白いと思えるか、わからなかったので、ブレ幅広く、色んな本を読みました。

・続ガリバー旅行記
星の王子さまモモ大宇宙の旅ミライの授業
だれも知らない小さな国
ペンギンハイウェイ
・…

基本はいい夢のネタになって、長い本!
面白くないと読む方も大変です(お父さんの趣味がかなり入っちゃってます)(^^;;

さいわい(というか、さすが、いい本はいい?)どの本も面白く、ちょっと難しめの本でも、ようせいも最後まで夢中になって真剣に本の世界にはまってくれました。

5 読み聞かせが終わるとき

寝る前読書が始まって、3冊目くらいから、続きが読みたくて(でもお父さんは寝たくて)明日を待ちきれず、本を自分で勝手に読みだすようになります。
「お父さん、この漢字なんて読むの」
(結局、お父さん寝られへんやんか💧)
まあ、漢字聞きながら読み進めていたのも最初のうちだけで、いつのまにか自分でさっさと最後まで読み終えるように、、、。
(お、お父さんも読みたかったのに、、、(涙))
そして、5冊目くらいからは、お気に入りの本を自分で何度も読み返すようになりました。

おかげで、最近ではすっかり自分だけで勝手に本を読み漁るようになって、全然お父さんに読まさせてくれません(涙)
父と子のプレシャスタイムもはかないものです、、、。

さてさて、そうこうして今は、
「お前は二宮金次郎か」
と言われるくらい、いっつも本の世界に入り込んで、暇さえあれば図書館に行きたがって、お弁当持って一日中図書館にいても平気な子になってしまったのですが、、、。結局のところは、元々が本が好きな性分だっただけかもしれません。
とはいえ、少しは、小さかった頃の母の読み聞かせと、父のベッドタイムストーリーが、今の本好きにも影響を与えたんじゃないかなあと思うわけです。

知之者不如好之者、好之者不如樂之者

知るは好きにかなわない、好きは楽しいにかなわない!

京都北部の山あいの小さな集落にただ1軒の小さな百貨店から田舎の日常を書いています。子供達に豊かな未来を残すためにサポートよろしくお願いします!