ヴィクトリアマイル 馬体診断まとめ

ソングライン

毛艶冴え、乱れのない立ち姿。
NHKマイルC時も似た様な立ち姿で、成長の質が評価し易い。
鋸筋の発達、腰仙関節屈曲により腹圧が高く、胸部は挙上、腰部にボリュームを感じる。腹袋は立派かつ、トモに向かって引き締まっている。
飛節、肩や繋ぎの角度は程よい。



ファインルージュ

広いコースでの末脚発揮が楽しみ。

力みの無い立ち姿。牝馬ながら500kg超の大型馬、首・四肢が長く、胴はスリム。腹は背に対して長く、飛節は曲飛、肩や繋ぎは傾斜。

四肢の可動性高く、反手前は胸より高く持ち上げ、躍動感ある走行フォーム。



レイパパレ

頭・腰の位置高め、中臀筋のシルエット明瞭、腰仙関節の屈曲強め、前脚が短く映る前傾姿勢。肩や繋ぎは立ち気味。

反手前の持ち上げが小さいピッチ走法。伸びやかな胴でストライド長代償。

長い直線はストライド長で分が悪いが、久々のマイル戦スピード活かしたい。



ソダシ

完成が早かった為、常時アウトラインの変化はない。
この馬の特筆すべき所は、前鋸筋が盛り上がって明瞭に目視出来る事。体幹筋強靭で肩は立ち気味、腹は背中に対して長くスッキリ、トモの幅も十分、飛節は標準的な角度。重心は前脚に偏移して前傾姿勢。
掻き込みタイプ。



デアリングタクト

一年振りの出走、極端な太め感無く仕上がるが、欲を言うならもう少し胸部が持ち上がって欲しい印象。最終追い切りでの上昇余地残る。

胸は深く、胴は伸びやか、腹袋も立派、肩やトモの筋肉量豊富、牡馬と並んでも遜色ない馬体。

ペース速いならタフさ生きる。



アンドヴァラナウト

伸びやかな胴、腰仙関節はフラット、腹のラインは背中と平行的。首は長め、筋肉量は必要最小限でスラッと映る。前脚が幾分短く、前傾気味。飛節は曲飛。

ストライド長は胴長に準ずる。後肢は回転性良く、前脚は動き良く後肢の動きに順応して標準より小さめ。



アカイイト

ピッチの効く末脚魅力。

前走時より頭部が高く、左脚が前後に開いた肢勢。肩と腹袋の間に凹み、腹袋の張り顕著。また胸筋の発達著しく、胸の深さ目立つ。肩・トモの筋肉量豊富。長腹短背、腹はスッキリ。

曲飛で回転性良く、肩は可動性制限、反手前は小気味良い。


クリノプレミアム

頭の位置高く、腰は挙上、肩甲骨周りに筋緊張を感じる立ち姿。
胴は筒状に、肘周りや腹スッキリ、トモに向かって傾斜。腰仙関節は屈曲し、トモは幅広い。飛節は程よい角度、肩や繋ぎは立ち気味。

反手前は胸よりやや低め、手首の曲げ伸ばしが明確な走り。



メイショウミモザ

胸筋発達著名で胸の縦幅が長く映る。胸郭容量も大きく、腹袋も立派。肩やトモの筋肉量は豊富で詰まり気味の胴、腹のラインに対して背は短い。飛節は曲飛、繋ぎは短め。

反手前は胸より僅か高めに持ち上がり躍動的な走行フォーム。

多少渋っても対応出来そう。



マジックキャッスル

21年クイーンS以来の掲載。肢勢は変わり無いが、今回はムダなく、前腕・下腿に血管が浮き上がって仕上がり上々。

肩やトモの筋肉量豊富、胸が深く、胴は詰まり気味。腰仙関節は緩やかに屈曲、飛節は標準的。

後肢の回転性良く、ピッチが速い末脚が特徴的。



レシステンシア

立ち姿大枠はスプリンターズS時に類似、今回は頭頸部が伸展した姿勢。
頭部が高くないにも関わらず、腰部の位置がき甲より高く、前脚が短く映り前傾。胸深く、腹袋も立派。飛節は曲飛。

反手前は小さく、ピッチ効く。
優れた心肺機能、スピードで押し切りたい。



シャドウディーヴァ

右回りでは内に刺さるので、左回りは条件良い。

バランス整った立ち姿、前走時より毛艶も良く、腹はスッキリ切れ上がる。腰仙関節や飛節の屈曲角度は深く、肩や繋ぎは傾斜気味。

後肢の踏み込み・回転良く、頭や反手前は高く上がる。ストライド伸びる走り。

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