馬息子の競馬考察 大井競馬場編

どうも馬息子です。

早速ですが競馬場の特徴を知りたいと思ったので、中央、地方の開催地を1つずつ記事にしていこうと思います。

今回は大井競馬場について調べてみます。古い情報もあるかもしれないのでそれは気がついた時に更新します。

まず競馬場の簡単な情報から。大井競馬場は東京都品川区にあり、年間で1150~1200レースが開催されています。

主な重賞はGⅠの東京大賞典、Jpn1の帝王賞、ジャパンダートダービーなどがダート2000mで行われています。3月から12月には「トゥインクルレース」と題しナイター競馬が開催され東京シティ競馬とも呼ばれています。所在地の影響や広告の打ち方が上手い事もあり地方競馬の中で最も売上が大きいそうです。

コースの特徴としましては高低差がなく、一周1400mで直線286mの内回りと一周1600mで直線386mの外回りの2種類があります。

他の競馬場に比べて直線が100m前後長いことにより差しや追い込みも決まりやすい競馬場となっています。

距離によって脚質、有利枠の傾向が異なるので簡単にまとめます。

【ダート1000m】

・勝率 逃げ38% 先行15% 差し4% 追い0.4%

・複勝率 逃げ72% 先行45% 差し18% 追い6%

前に行ける馬が有利。内枠の勝率が高く、最も勝率が高い2枠が15%に対し最も勝率の悪い7枠は8%と倍近くの差がある。追い込みはほぼ勝てない。

【ダート1200m】

・勝率 逃げ24% 先行10% 差し3.5% 追い1.3%

・複勝率 逃げ48% 先行29% 差し17% 追い7%

1000m程ではないがやはり前に行ける馬が有利な傾向。ただ枠による有利不利は平たくなり勝率が高い1枠9%に対し勝率の悪い7枠6.4%と大きな差が見受けられにくくなる

【ダート1400m】

・勝率 逃げ20% 先行10% 差し5% 追い2%

・複勝率 逃げ42% 先行30% 差し19% 追い9%

前有利に変わりはないが差しと追い込みの複勝率が上がってきている。枠は1,2の内枠が勝率10%超えに対し、7,8の外枠は5〜6%と苦戦模様

【1500m】

・勝率 逃げ17% 先行13% 差し6% 追い2%

・複勝率 逃げ43% 先行35% 差し20% 追い10%

勝率で逃げが20%を切っている。複勝率で追いが10%台に突入。馬場状態が悪ければ更に差し、追いが決まりやすく重や不良だと前が厳しくなる。枠の傾向にも変化が。4枠の勝率が最も高く9%、そして2枠が最も低く7%。誤差の範囲かもしれないが散々有利だった内枠の勝率が大きく傾くのが1500m

【1600m】

・勝率 逃げ19% 先行9% 差し6% 追い2.5%

・複勝率 逃げ41% 先行30% 差し21% 追い11%

枠は1枠と4枠が9.5%と好走。3枠が6%弱と最も苦戦。たった100mで結果がかなり違ってきて面白い。

【1800m】

・勝率 逃げ11% 先行13% 差し6% 追い3%

・複勝率 逃げ29% 先行32% 差し20% 追い12%

先行馬がとうとう逃げを捉えました。また差しと追い込みを合わせると複勝率が30%を超える事から3連系の馬券を買う際に工夫が必要。枠にも変化があり7,5,6,8枠と勝率上位が全て外枠で、内枠が苦戦傾向にある。

【2000m】

・勝率 逃げ5% 先行11% 差し8% 追い5%

・複勝率 逃げ24% 先行31% 差し23% 追い13%

この距離になると逃げが頭で成立する事が少なくなり、先行と差しが有利となっている。枠の有利不利関係にも変化がありトップは3枠の11%、次点が7枠の10%。対してワーストは5枠の4%、次点が6枠の6%。ただし2000mのレース自体が少ない事から試行回数が増えれば実際はもう少し均等化される。


【総括】

短距離戦だと逃げが安定して強いが、距離が伸びるに連れて先行や差しに軍配が上がる。枠の良し悪しは距離によって内枠と外枠の有利不利関係が変わる為、参考程度でもいいかもしれない。また1600m以上だと外回りで直線386mになる事により差しと追いが決まりやすくなるので、大井だから差しや追いという訳ではなく、ここは誤解すると短距離戦で痛い目にあいそう。

慣れないMacでの記事作成の為にこの程度の文章でもかなり作成時間がかかった。エクセルが入っているので見やすくする為にグラフを使えるようになりたいがショートカットキーが全くわからないのでしばらくは苦戦しておきます。

次回に続く

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