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”最速のシノビ” タミヤ1/12カワサキNinjaH2R

著者 北見工業大学模型同好会 横田浩祐
お久しぶりです。今回は全道学模展や2024年度北見工大学祭展示会でも展示させてもらったタミヤ1/12カワサキNinjaH2Rの紹介記事です。このキットを作ることになったのも色々理由がありまして、そこも含めて初心者の思ったことをつらつらと書いていくので楽しんでもらえたら幸いです。


本題に入る前に

実はこのキットは私が購入したものではありません。北見工大模型同好会の倉庫を整理したときに見つかり、その時私がこのキットに一目ぼれして作ることを決意しました。決意したのは良いものの、実は私はバイクのモデルを作ったことが無く、どえらい目にあいました。良い子の皆さんはこんな真似はしないように(笑)。ですので、なぜこの色に塗装されているのか私にはわかりません。このキットに心当たりのある北見工大模型同好会OBの方がいらっしゃいましたら、北見工大模型同好会のXまでご連絡ください。

制作開始

まずはどこまで作られているのか


箱を開けるとそこは作りかけのバイクでした。

箱を開けると上記のコイツが出てきました。塗装も部分的に行われており、他のパーツは基本的にランナーに付いたままでしたね。そこから説明書と睨みっこして、どこまで組み立てられているのか、どういう意図でここまで組み立てられているのかを読み取ろうと努力しました。
えぇ、努力はしたんです。努力は。
……。
……….。
いや、わかるか!!!!(陣○智則風に)
いくら睨めっこしたってなんで説明書の順番通りではなく、一部を飛ばしたりして組み立てられているのか分かりませんでした。なんならどこまで組み立てられているのかも100%理解はできませんでした。

組み立て開始と言いつつお気持ち表明

もうこうなりゃ自棄です。とりあえず組み立てを進めます。組み立てていくうちに、ある程度前製作者の意図はつかめました。しかし、それで上手くいけるようになったわけではなく、何度も分解しては組み立てを繰り返しました。まさかのディスクブレーキのパーツが無いことが発覚して急遽買いに行ったりなどのアクシデントも起き、何度も心が折れそうになりました。実際の工程は特筆すべきことは何もしていないので、ここからはバイク模型初心者が感じたことを書きたいと思います。

  • パーツ構成がホンモノと同じ(類似)

当たり前と言えば当たり前なのですが、ほかのジャンルと比べてバイクの模型はパーツの分け方がリアルのバイクと同じ(または類似)なので、組み立てるのがホンモノのバイクを組み立てるみたいで楽しかったです。
後に気づいたのですが、上記の点はバイクのスケールが1/12である事が起因しているのではないかと思いました。出来上がった物の大きさはMGのガンプラだったり1/72の航空機模型よりも小さい(あるいは同じくらい)ですが、本物と模型のスケール差が小さいからこそ本物のようにエンジンまで作ることが出来るのはバイク模型の特権なのかもしれないと思いました。

  • 様々な材質のパーツ

タイヤやブレーキなどのチューブ、ダクトの部分などを異なる材質で再現しているのはすごいと思いました。ただ自分が慣れていないのもあって、接着や組み立てが難しかったです。(ゴムチューブがどこからどこに繋げるのか分からなくなってくる….)これは自分の経験不足によるものなので、もっともっと精進したいと思います。

塗装に挑むものの

こんなこと言っていますが、見てもらったら分かる通り既に塗装が済んでいる部分も多いです。しかし、今回塗装で苦労した部分があります。
それは….


マフラーの焼け色です。
もっと上手くグラデーションで塗りたかったのですが、時間が無かったのと技術が無かったので全くうまくいきませんでした…。
これは今後の課題として強く心に留めておきます…。

それ以外は大体塗装されていたので、あとは少しシルバーでネジの部分を塗装したくらいです。前任者様のおかげですね。

なんとか完成

塗装した後、デカールを張ったり艶消しを吹いたりして完成しました。



エンジンブレーキが違ったり、マフラー塗装が上手くいかなかっりして個人的には悔いが残りましたがそれでも何とか形になったのはこのキットの素晴らしい点だと思います。
なにより一目でNinjaだと分かるこのデザイン!!かっこよすぎる….!バイク模型は外で撮るとホンモノみたいで興奮します(笑)。



最後に

バイク模型はほかにはない新たな特徴があるのだと今回初めて触れて知りました。これもひとえに部室にこのキットを残してくれた先輩のおかげです(人''▽`)。このキット以外にも自分が部室から持ってきたキットはあるのでそれもいつか紹介できればなと思っています。(もし北見工大OBの方での作りかけのキットを残した覚えのある方は連絡いただけると幸いです)
自分ももっとバイク模型を作りたいと思いましたし、今度もしコンペをやるならバイクコンペもいいかも?。まあもう部長じゃないので僕に決定権はないのですが(笑)。あともう少しだけお付き合いいただければと思います。それでは。

次はドゥカティ作ってみよかな。

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