そうだ、仙台へ行こう
みなさん、こんばんわぐー!うらかん(@ulcn520)です。
この記事は「Wake Up, Girls! Advent Calendar 2021」の17日目の投稿記事になります。昨日は吾解さんの「土曜日のフライトって、曲中のどこで離陸していると思います? ver.1.0」が公開されています。
突然ですが、先日卒論を提出しました。
テーマは、WUGを具体例にとった、訪日外国人のコンテンツツーリズムについてです。
そんなこともあって、本当は自分の書いた卒論について記事にしようかと思っていたのですが、学内のチェックすら終わっていないのに内容を勝手に外に出すわけにはいかず、この計画は見事お蔵入りとなりました。
とはいえアドベントカレンダーのコメントに「卒論関係で何か書きます」と書いた手前、大幅に内容変更するわけにもいかなかったので、今回はこちらのテーマで怪文書をしたためようと思います。
そうだ、仙台へ行こう
WUGの聖地は仙台市、今でも数多くのワグナーが訪れているのは、みなさんもご存じの通りだと思います。当然交通手段もみなさんひとそれぞれ。
そこでふと思ったんです。「仙台への行き方って、どれくらい種類があるのだろう?」と。
というわけで今回は仙台市への行き方について、東京都内をスタートにして考えてみたいと思います。各手段で私が仙台に行った時の写真があれば、そちらも随時掲載していきます。疑似的にでも旅の気分を味わっていただければ幸いです。それでは、いくぞ、がんばっぺ!
なお、この記事はパソコンできれいに見えるように改行などを行っているので、スマートフォンからだと一部レイアウトが崩れます。ご了承ください。
・ルール
1、12月18日(土)0:00以降に出発して、日付が変わる前には到着しなけ
ればならない。
2、予算は無限。
3、出発地は適宜こちらで指定。
新幹線なら東京駅、など。
4、到着地も交通手段の終点とする。例えば飛行機なら仙台空港。
5、休憩時間は考慮しない
車(高速道路編)
自家用車(普通車)で考えます。スタートは東京ICとしたかったのですが、東名高速上りには出口しかないので、すぐ隣の首都高速3号渋谷線用賀ICからとします。また、検索ツールはGoogle Mapおよびネクスコ中日本ドライバーズサイト(愛知県出身の意地で東日本を使わない男)を使用しました。
ルートその1 東北道経由
首都高速 用賀IC入口~大橋JCT~熊野町JCT~板橋JCT~江北JCT~川口JCT
↓
東北自動車道 川口JCT~久喜白岡JCT~岩舟JCT~栃木都賀~郡山JCT~村
田JCT~仙台宮城IC
↓
仙台宮城IC出口~一般道~仙台駅
時間 4時間30分から5時間30分
距離 377km
高速道路代 6610円(ETC利用、深夜割引あり)
8870円(深夜割引なしもしくは一般レーン利用)
その他 ガソリン代
ルートその2 常磐道経由
首都高速 用賀IC入口~谷町JCT~三宅坂JCT~竹橋JCT~神田橋JCT~江戸
橋JCT~箱崎JCT~両国JCT~堀切JCT~小菅JCT~三郷JCT
↓
常磐自動車道 三郷JCT~つくばJCT~友部JCT~いわきJCT~亘理IC
↓(直通)
仙台東部道路 亘理IC~仙台若林JCT
↓
仙台南部道路 仙台若林JCT~長町IC
↓
長町IC出口~一般道~仙台駅
時間 4時間30分から5時間
距離 365km
高速道路代 6610円(ETC利用、深夜割引あり)
8880円(深夜割引なしもしくは一般レーン利用)
その他 ガソリン代
ぶっ通しで走れば5時間弱でつくことが分かりました。退勤即仙台車ムーブも可能なわけですね。(23時に着いてどこにいくんだという話はありますが…)
車(一般道編)
高速道路と条件を同じにすべく、用賀IC前の交差点からスタートとします。
ルートその1 国道4号線経由
本当は起点から辿りたいのですが、Google Mapで完全にトレースさせるのが面倒難しいので、なるべく国道4号線をトレースするルートにしました。おおむね岩本町のあたりから4号線に入っています。道中は無料高速道路と名高い「新4号」も使いつつ向かうことにします。
宇都宮あたりまでは快適な2車線が続くので、沿岸の国道6号線ルートよりは早そう。
時間 6時間40分から12時間10分
距離 363km
その他 ガソリン代
ルートその2 国道6号線経由
今度は海側の国道を使います。山ばっかりの道か海ばっかりの道か、どっちが好みかは分かれそうですが、ドライブするならこちらのほうが楽しいのかも?なるべく4号線の時と同じ場所から6号線に入りたいので、浅草橋交差点から6号線をトレースしています。
時間 7時間40分から10時間40分
距離 377km
その他 ガソリン代
まず国道4号線ルート。時間の差が倍くらいありますが、どう考えても6時間40分では着かないので、現実的には9時間~10時間ほどではないでしょうか。ワグナー自動車部の皆さん、教えてください。
朝出発すれば夕方に天ぱりでラーメンを食べられますね。
一方6号線ルートとは、距離の差がほとんどないことに驚きました。片側1車線区間が多そうなので、時間がかかるかと思っていました(でも深夜の国道なら無法地帯だから変わらんのか?)
あとは今、浪江町のあたりは走れるんでしょうか?昔、通過するだけなら良いみたいな話を聞いたことがありますが…。
バス
1人で行く人が使う手段で一番多いであろう手段その1。夜行バスは前日出発もあるので、それは良しとします。利用したのはバス比較ナビです。なお出発地はだいたいがバスタ新宿になります。
夜行バス
起きたら着いている優れもの。バス内で安眠できるとは言っていない。運転手さんいつもありがとうございます。
時間 6時間から7時間くらい
距離 350~370kmくらい
運賃 3800円~
昼行バス
起きたら着いている優れもの。一回だけ仙台~バスタ新宿で乗ったWILLERのリボーンは神だった。
時間 5時間半から6時間半くらい
距離 350~370kmくらい
運賃 2800円~
まあなんというか、予想通りな感じでした。国見SAが永遠に工事してて、まともに朝ご飯を買えなかった思い出が蘇ってきました。
鉄道
1人で行く人が使う手段で一番多いであろう手段その2。新幹線と在来線で見ていきます。在来線ダイヤは、極端に乗換待ちの時間が多いものは省略しています。検索ツールはYahoo!乗換案内です。
ルートその1 東北新幹線はやぶさ号
日本の旅客鉄道では最高の営業運転速度を誇るはやぶさ。課金しまくれば軽食つき飲み放題つきの豪華な椅子にも座れます。経路は純粋に東北新幹線に乗るだけなので、東京駅~仙台駅です。
時間 平均して1時間32分
距離 352km
運賃 乗車券6050円+指定席特急券5360円=11410円
ルートその2 常磐線特急ひたち号
ひたちは一部の列車を除き上野駅始発なので、上野駅~仙台駅の経路で考えます。E653系の旅はいかほどに。
時間 平均して4時間25分
距離 363.5km
運賃 乗車券6380円+指定席特急券2900円=9280円
ルートその3 在来線(東北本線経由)
18きっぷ利用者でもないかぎり使わないであろうルート。快速仙台シティラビット号に助けられた人はたくさんいるのでは。
時間 7時間~8時間くらい
距離 363.5km
運賃 乗車券6050円
ルートその4 在来線(常磐線経由)
18きっぷ利用者でも使う人は少なめだと思われるルート。乗換案内さんは水戸から水郡線で郡山に行かせようとしてきたので、気でも狂ったんじゃないかと思いました。
時間 平均で7時間30分
距離 363.5km
運賃 乗車券6380円
ルートその5 その他大回り乗車など勝手にしてくれ僕は知りません
時間 わからん時わからん分
距離 わからん
運賃 わからん
当たり前ですが、東北本線を乗車券の経路としてみなすルートがお得ですね。東北新幹線はJR東日本のサイト「えきねっと」から、乗車20日前までの購入で最大半額になるキャンペーンもやっているので、上手くそれが取れれば激安で仙台に行けます。
ちなみに仙台へ行く最終の東北新幹線下り列車は、21時44分東京駅発のやまびこ223号仙台行です。23時46分には仙台駅に着けるので、どうしてもその日のうちに着きたい変な人でも安心ですね。
常磐線も思ったより過酷ではなく、1日に7本の選択肢があることが判明しました。ただ東北本線経由より不便なのは確かで、そもそも仙台行きの特急ひたちが3本しかないのが痛いです。ここは無難に新幹線が良いかと思います。えきねっとお先にトクだ値スペシャルはいいぞ。
空路
頭にはてなが浮かんだ方、正解です。あの短距離を空路で行く人なんているのか、僕もわかりません。国際線乗り継ぎか、国際線機材のフェリーフライトを兼ねた旅客便に乗りたい人とか、そういった感じでしょうか。(機材は調べてないのでわかりません)
しかし残念なことに、この記事の投稿日の翌日、2021年12月18日土曜日のフライト(これ奇跡じゃない?)には、東京(羽田成田)~仙台の直行便はありません。そもそも東京仙台便を飛ばしているのがANAとJALしかないので、しかたがないですね。
でもどうしても空路で行きたい!ミリオンマイラーに俺はなる!!という方々のために、一応可能性を示しておきます。利用航空会社は基本的にはANAとJALです。
ルートその1 羽田~伊丹~仙台
はっきりいってアホ。何が悲しくてあんなドル箱路線に乗らなければならないのか。いっそのこと羽田伊丹でファーストクラスやプレミアムクラスを使って、そこを楽しむことすら考えられます。でもこれがおそらく一番現実的なムーブ。
ANAの公式サイトだと乗り継ぎのフライトを表示してくれなかったので、JALの運行ダイヤからの平均値をとります。(あとでANAの運賃も個別に調べましたが、だいたい同じくらいでした)
時間 平均して3時間ちょっと
距離 1100kmくらい?
運賃 前日調べで45000円くらいから(特便割引1)
ルートその2 羽田~自由に~仙台
可能性としては、羽田~新千歳~仙台 とかでしょうか。そこそこ近くて仙台行きの飛行機が多くないと、乗り継ぎは難しいと思います。
時間 ルート次第
距離 ルート次第
運賃 新千歳経由なら伊丹とあまり変わらず(新千歳~仙台を
ANA/JAL以外に乗った場合。全部ANA/JALだと5万オーバー)
船
さすがに意味が分からない。東京から乗船できるものがないので議論終了です。前日に苫小牧か名古屋に行けるのであれば、太平洋フェリーを使うことで翌日10時00分(苫小牧発)か16時40分(名古屋発)に着くことができます。お値段はそれぞれ9000円と7800円からです。まあこれ書いてる時点ですでに出航しているので、ダメなんですが。
その他
自転車:猛者ならいけるっぽい。詳しくはBiCYCLE CLUBの記事参照。
さすがに整えられたコースと公道を走れなさそうなチャリの記録で
は比較対象としてダメですが、参考までに。
徒歩:無理。これだけはわかる。
おわりに
どうでしょう、意外にいろいろと交通手段はあるんですよね。仙台行きたいぜ!ってなったときに、良ければかならずこの記事を使っていただけたら幸いです。
ところでコンテンツツーリズムはどこいった???????(ツーリズムにかかってるので許してください)
そしてWUG要素はどこいった???????
まあいいや、でわでわぐー!(はやれ)
ちょっと真面目にWUGのおはなし
今回、仙台への行き方をまとめる記事を書いたので、おそらく企画の趣旨からは少し外れたものとなってしまったことは実感しています。しかし、2018年12月のしごはじ無料一挙放送で田中美海さんゲスト回を聞かなければ、こんなにハマることはなかったですし、アニマックスのSSAの放送やメンタル的なあれこれがあったことで急遽石巻に行ってみたりなどしたので、本当に大きな影響をWUGから受けたのだと思います。自分自身、たった2年で6回も同じ場所へ旅行に行ったのはこれが初めてです。
特に、初めての聖地巡礼スポットが日和山公園だったことが、WUGに対する気持ちを変えたきっかけになりました。日に日に景色が変わっていく日和山公園からの眺めは、MV当時の風景が変わる寂しさよりも、復興が着実に進んでいることへの喜びのほうが圧倒的に大きいです。独特なWUGのコンテンツとしての成り立ちが、聖地巡礼を行う私たちにも影響を及ぼしていたのだと思っています。
冒頭、卒論は訪日外国人のコンテンツツーリズムについて書いたと述べました。具体的には『TUNAGO』MVを取り上げています。いつか内容をどこかでお話しできる機会があれば、その時は聞いてくださると幸いです。