個人と個人の境界
あなたとわたしは違う
だからそれぞれの視点に立つことはできない
それぞれの視点に立つことは仮想的な他者を
自己の中に形成しなければならないが
それそのものも自己なのである
結局自己からは逃れられない
では、
自己と他者は完全に分断されているのだろうか
ところがそうでもない
自己でモノやコトを考えるとき、
言葉を用いることが多い
この言葉の意味は決して自己のみで与えられない
つまり、
他者無くして言葉は成立しない
言葉が自己と他者の境界を取り払う
言葉は重要だ
新しい考え方は
言葉に乗ってくる
古い考え方も
言葉に乗ってくる
新しい言葉や古い言葉は
ここの今において
現実を発明する
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