【動画】ウクレレアーカイブ「3分で笑点のテーマ(大喜利を含む)」PoePoe名古屋 アンサンブル

2019年1月に開催された 第9回「名古屋ウクレレパフォーマンス コンテスト」から。

世界中の数ある楽器コンテストの中でも異彩を放つ、ウクレレ界の一大イベント(※個人の感想)です。特色は「演奏はもちろん、ウクレレを使った 楽しいパフォーマンス」を競うコンテストだということ。

当時、私はPoePoe名古屋で ウクレレの講師をさせて頂けるようになって4年目。初めてコンテストへのチャレンジを決意。

他の教室もそうでしょうが、「教室チーム」の コンテスト出場には メリットもありますが、デメリットも。

メリットは、生徒の皆さんの「経験値」が上がること。
「人前で楽器演奏の経験がある」方は ご理解頂けると思います。
独特の緊張感。大勢の観客の視線が集まる舞台の上で 普段通りの演奏、、、。ほとんどの方は できません。
私が考える、緊張感を克服する方法の一つが「場数」を踏むこと。「経験と継続は力なり」。

で デメリットですが、、、。
他の出演者・グループの多くが、長年ウクレレを弾きこなす(教室で習う必要がない)強者が コンテストに向けて腕を磨いてくる訳です。
そして「教室チーム」は、、、。今回の我々のチームでいうと ほとんどのメンバーが「教室で 初めてウクレレに触りました!」でした。スタート地点が違うイメージでしょうか。

もうひとつ、今コンテストは、出場チームの約3分の1に グランプリを含め、何かしらの「賞」が授与されます。
先生たちの頭の中に「賞が獲れなかったら・・・」という思いがよぎるのは 当然です。
演奏は舞台上の一発勝負。3名の審査員も、忖度なしで点数をつけてくださいます。

私も デメリットについて相当 考えました。結論として「賞は狙わない」。
「大人になって、人前で自分の好きなことを披露できる機会は 滅多にないですよね。それだけでいいじゃないですか」と。
「強制参加」もなし。そのかわり「出たい!」人を 置いてきぼりには しない。僕なりの信念です。

、、、とは言ってもなぁ、、、。初心者でも弾けるピッタリくる曲が思い浮かばない。
そんな中、旧知のウクレレ仲間(K氏)が私のレッスンを受講しに来てくれました。
「あのね、笑点のテーマが弾きたいです」。
ん、んん、それだ〜❗️

レッスン終了後、K氏に事情を説明。K氏のソロ独奏用の楽譜を基に コンテストで発表したい旨を伝えると「いいですよ〜」。さっそくアレンジに着手しました。

それから、この曲ならではの 演奏の難しさや、突然講師が「間奏を入れたい」「演奏前に 大喜利を入れたい」と 次々に無茶を言い出す(笑)など、幾多の困難を乗り越えて、見事に本番で完奏。参加してくださった方々、ありがとうございました♪

そして なんと、この演奏が岐阜県可児市の名工「川上ギター」さま提供の「川上ギター賞」を受賞したのです!
あえて「鬼講師」を演じていた私の目に、、、。漫画「タッチ」最終巻、柏葉英二郎監督代行の退院間近の「いや、このままで、、、夏は好きなんですよ」と呟く直前のコマのような目の輝きが、にじんでいたとか、いないとか(笑)。

コンテスト本番ならではの 生徒ならびに講師の テンパり具合も お楽しみくださいませ🧡。ではどうぞ!

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