【第5回】陳情令!(中国版Game of Thrones)

これはやばいです。何となくSNSで見かけていたタイトル。タイBLドラマがひと段落(?)し、何気なく見始めました。といっても全50話です!長い。。でも最初の20話を突破できれば、面白くなります。個人的に The Lord of the Rings味の入ったGame of Thronesの中国版かなと感じています。Blu-ray Boxも早速予約しました。大ヒットする要素はたくさんありますね。

1、2話と33話以降が16年後(現在)の話になり、3話から32話までが16年前の話になります。33話まで来たら、1、2話を復習するのがお勧めです。魔道祖師というBL小説が原作らしいのですが、実写版はBL要素はほとんどないので、万人向けに仕上がっています。

なぜ大ヒット?(個人的にハマる要素:第一回参照)

1.主人公の二人が良き:相性抜群!とにかく対照的なふたりが困難を乗り越えていく様がよい。天真爛漫な魏嬰(ウェイ・イン)と寡黙な藍湛(ラン・ジャン)。魏嬰は人懐っこいけれど、頑固で強がりなため、あまり人に頼らないし、誤解を受けやすい。藍湛は典型的な優等生で人望が厚い。この二人がお互いを信頼し始めたときにこの物語は輝き始めます。知己はふたりを表すよい言葉だと思いました。

2.友情、家族の絆:主人公以外の人間関係も魅力的です。悪役とか、みんな人間味があって、メインの姉ふたりが弟思いで泣けます。あとで、こうなるのか!っていうプロット的にもうまくできてます。特に藍湛がいつ魏嬰に心を開いた、または好きになった瞬間はどこかというところも、気になるポイントです。顔に出ませんから笑。魏嬰はわかりやすく会った瞬間一目ぼれですね。細かいところに注意しないと、ストーリーについていけないかも苦笑。なので、最低2回は見ましょう。

3.映像美、音楽性:ただただ景色とか衣装が美しいと思います。特に藍湛と魏嬰の衣装が対照的で好きですね。また、伝統的な音楽がや挿入歌には物語性があり主人公二人のそれぞれの歌はお互いを想う歌になっていて、切ない。

4.歴史的冒険ファンタジー:個人的に大好きな要素。ゾンビやモンスターが出てきたり、ソードファイトとかが華麗なんですよね。ワイヤーアクションは大陸的でドラマとは思えないスケールです。小物やセットもかなり手作りしているようで、ブルーシートはたくさん使われているようですが、かなり本物感が出ています。

最後に、主人公を演じる俳優ふたりがベストキャスティング。年の差を感じさせないふたりのBLの次元を超えた関係性に注目です。中国は地方語がたくさんあるため、吹替らしいのですが、声がすごく合ってます。アニメ版とかの声優さんをそのまま起用しているようです。藍湛が魏嬰を呼ぶとき、ほぼウェィンみたいな発音になっているのがよい。。また、Behind the Scenesで生の声を聴くのも楽しいです。ふたりとも声が低めで良い。インタビューとかを見ていると、魏嬰役の肖戦は役と同じで素直で元気な感じがよくて、藍湛役の王一博はやっぱりクール苦笑。このふたりの共演は奇跡です。

余談:ラストEPだけ残し(スポイラーを見かけるので、想像はついているのですが)、最初から復習しています。最後まで見てから50話を再度見るのは大変そうなので苦笑。あとインタビューや特別編、Behind the Scenesも視聴するとより物語を楽しめます。とにかく主人公二人が無邪気すぎてかわいい。他の中国ドラマをあまり見ないのでわからないのですが、あれだけ仲良くなることってそんなにないのでは、と思うくらいです。

残念なことに2020年2月末のネット騒動に巻き込まれた肖戦は現在活動を制限しているので、王一博との共演はWeibo Night 2020が最後になります。Weiboの履歴もほぼ消しているようです涙。ハイロイン騒動とまではいってないみたいですが、おそらく今後の共演は難しいかもですね。。あるインタビューではマフィアと警官役の話をしていたのに。。(もしや台湾ドラマのリメイクか!?王一博がマフィアで肖戦は警官。絶対合う~)にしても2016年以降、中国ではBL原作のドラマは3つとか。タイや台湾とは違いますね。。


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