11/22(日)マイルチャンピオンシップ・レース回顧

今回もお読み頂きありがとうございます。
11/22(日)に行われたマイルチャンピオンシップのレース回顧を行っていきたいと思います。このレース回顧はスプリンターズSを外してしまったことから始めたものになります。今回のマイルチャンピオンシップは私自身としてはこの秋初めて的中することができましたが今後の私自身のためにも今回も全頭回顧を行いました。

先ほど、記載させて頂きましたが私自身は以下の印を打ち、本命、対抗、単穴で的中することができました。

◎4.グランアレグリア(1着)
〇8.インディチャンプ(2着)
▲7.アドマイヤマーズ(3着)
△6.ラウダシオン(15着)
△14.サウンドキアラ(10着)
△17.サリオス(5着)

今回の的中は、この秋のG1レースの回顧を行っていく中で、無観客の影響か実力(G1での勝利実績)や直近の勢いで決まることが多く、このことを意識することで上記のような印を打つことができました。

レース自体は事前の想定通り、レシステンシアが逃げ、その番手にラウダシオンとベステンダンク、つづいてアドマイヤマーズにグランアレグリア、カツジがつづき、その一列後ろにインディチャンプ、タイセイビジョン、メイケイダイハード、スカーレットカラー、そこから少し後ろにヴァンドギャルドとサウンドキアラ、その後方にアウィルアウェイとサリオス、そして後方にブラックムーン、ペルシアンナイトがいて、最後尾にケイアイノーテックとなりましたが、サリオスとペルシアンナイトが外枠だった影響か(ペルシアンナイトはやや出遅れ)、後方からになったことが以外は想定通りになったかなと思います。
正直私もレシステンシアはもっと飛ばして逃げると思っていたので、前半がスローペースになったことは私の予想した展開にも向いたことは確かだった思います。ですが、ここからは私の予想の話ですが、たとえレシステンシアがハイペースで逃げても、グランアレグリアとインディチャンプは対応できたのではないかと思っていましたのでそれほど成績は変わらないのではなかったとも思っています。

それでは、全頭の詳細に関して記載していきたいと思います。
今回は私自身が的中したこともあり、より個人的な感情を含んでしまうこともあるかと思いますがご了承ください。

1着:グランアレグリア

ゲートをまずまずでると、5番手につける。その後の3~4コーナーも馬群の中で折り合う。4コーナーから直線のは入りでは、インディチャンプが上がってきて外に出させないようにブロックされてしまう。直線を向いてからは、ラウダシオンとアドマイヤマーズの間を2度程、突こうとするもスペースが狭く、アドマイヤマーズとインディチャンプの外へ持ち出す。(この時点で残り200mを切る)外に追い出してからルメールが鞭を入れると反応し、一瞬で先頭に立ち、3/4馬身差の勝利を収める。 
今回の競馬で競馬で勝たれてしまっては、他の馬には最初から勝ち目がなかったも同線だと思います。私自身も直線で内を突こうとして詰まった瞬間は、一瞬「あっ」と思ったが外に持ち出してから脚は異次元でした。 
前走が1200mかつ後方位からの競馬をしていて、今回のレースでは、レシステンシアが大逃げをしてしまえば、届かないのではという心配があったかと思いますが、昨年の阪神Cや2、3歳時の重賞でも前目から抜け出す競馬をしており、個人的には今回も前目で競馬をするのではと思っていました。来年は天皇賞・秋を目指すと調教師のコメントがありましたが、個人的な願望としては、まずは今年取れなかった高松宮記念でリベンジを果たし、単距離マイル路線を制覇してから、中距離路線へと進んでもらいたいと思っています。年内は休養だと思うので、ゆっくりと休んで、来年の戦いに備えてほしいと思います。今年はこの馬に本当にお世話になりました。

2着:インディチャンプ

スタートよく出ると、1つ内のアドマイヤマーズの後ろへいれ、さらに後ろのグランアレグリアを見れる位置につける。(7番手あたり)3コーナーから徐々に位置を上げ4角から直線にかけては、グランアレグリアが外に出せないようブロックし、直線を向いてからは、すっと進路を確保し、レシステンシアやアドマイヤマーズを交わして直線に立つも、ラスト100mほどで外に出してきたグランアレグリアに差されてしまっての2着。 
叩き良化型の馬であるが、負けてきたのは(負けたといっても3,4着)距離1800mか斤量が58㎏の時で、距離マイルまたは斤量57kg以下での着外は、昨年のマイラーズカップまではない。やはりG1らしく。陣営が万全に仕上げてきたのだと思います。 
この馬も昨年の春秋マイル制覇、今年の安田記念ではグランアレグリア、アーモンドアイに次ぐ3着と実績と能力は上位であることは確かだったと思います。 
今年のG1は格と勢いだと回顧してきて、グランアレグリアの対抗にすることができ、ようやく結果として結ばれて良かったです。

3着:アドマイヤマーズ

スタートよくゲートをでると、4番手(2列目外目)につける。3コーナーに入ったあたりからポジションを上げていき、直線を向いたころにはほぼ先頭に並ぶ。残り200m程でレシステンシアを交わすも後方から来たインディチャンプに交わされてしまい、残り100mほどで勝馬のグランアレグリアにも交わされてしまい3着。 
前半がスローペースになりに直線での瞬発力勝負ではグランアレグリア、インディチャンプ相手では分が悪かった。この馬も叩き良化型だけに前走、スワンSで叩いてきたことや(相手は弱かったが3着と好走)きちんと叩いて臨んだ場合のマイルでの成績をしっかりと評価で来たことが良かった。レシステンシアが速いペースで逃げ、ついていってしまった場合には、あのポジションだったら厳しかったかもしれないが、結果的には番手で追走したことが良い結果につながったと思う。今後もきちんと叩いた場合であればマイル戦では評価したいと思う。

4着:スカーレットカラー

スタート後、各馬が馬場が悪くなっている内を避けていたため、空いていることを確認し、最内へ移動する(ここは見事)。馬群的は3列目ぐらい。この馬もコーナーから位置をあげていき、下がってきたベステンダンクを交わすと最内を強襲するも4着まで。
上がり3Fのタイムも5位と優秀だったが馬券内の馬には1歩及ばなかった。競馬民にも知れ渡っている通り、岩田父の良いところでも悪いところでもあるイン付きが今回は良い形につながったことも間違いない。岩田父がこういう騎手であることも考慮する必要が今後もありそう。 
レース後の調教しさんのコメントで発表されたがこのレースで引退してしまうことがもったいない内容だった。もしかしたらこの馬自身もラストランと認識しており、今回の好走につながったのかもしれない。本当にお疲れ様でした。

5着:サリオス

スタートはあまり良く無くなかったと思います。大外枠だったが出していくこともなく、後方から5番手あたりでコーナーを迎える。4コーナーから位置を上げていき、大外から上がり最速で追い込んでくるも5着。 
終始内を回った上位馬とコーナーで大外を回したこの馬では、いくら上がり最速で追い込んできてもさすがに厳しかった。今回の結果は、馬の能力というよりも完全に枠順の影響が大きかったと思います。3歳馬の中ではコントレイルとこの馬が実力が抜けていると思うので、評価どころを間違えないようにしたい。(ダービーも枠順に恵まれなかったし、コントレイルと違って枠順に恵まれない馬なのかなぁとも思いました。)

6着:ヴァンドギャルド

まずまずのスタートを切ると、すぐに馬群の後ろへと移動する。その後も馬群の後方で折り合いう。直線を向いてから進路が開けると、上がり5位タイで追い込むも6着。 
前走の富士Sを勝ち切ってからこの馬も変わった思います。変わったといってもG1で勝つような馬には及ばないと思いますが。直線の長いコースでのG2やG3であれば勝ち負けは必至だと思います。

7着:ペルシアンナイト

スタートはあまりよくなく、後方から2番手の位置取りとなる。パトロールビデオにはあまり映っていないがコーナーでは内を走り。4コーナーから外へ持ち出すも進路を確保するのに少し時間がかかる。結果サリオスの外まで持ち出し、上がり2位タイで追い込んでくるも、7着。 
3年連続で馬券内とこのレースを得意としている馬ではあったが、上位馬が前目に位置取っていたことを考えると、位置取りが後方となってしまったことがすべてであったような気もするし、京都から阪神に舞台が変わったことも少なからず影響していたと思う。さらに言うならば昨年までは調子のよかったデムーロや外国人騎手が鞍上であったが、今回は大野騎手であったことも覚えておきたい。

8着:レシステンシア

スタートよくゲートを切るとハナに立つ。前半3Fを34.9とこの馬から馬券を買っていた人からすれば、望まれていないペースでの逃げとなった。直線を向くまではなんとか粘るも、残り200m程で脚色の良かった馬に交わされてしまい8着。 
騎手が押していかなかったのか、騎手が押していったが馬が反応しなかったのかはわからないが、騎手のコメントにもあったが休み明けの影響があったのだと思う。(私には出していっているようには見えませんでした。ただし、レース前から馬のリズムで行くとは言っていました。)
前走のNHKマイル後に骨折していたことがわかり、手術を行い、調整が遅れてしまい、1戦挟むことができなかったのが悔やまれる。次走の話に代わるが年末の阪神カップなんかに出走してくれば面白いかと思います。

9着:ベステンダンク

まずまずのスタートを切るとレシステンシアの後ろの3番手につける。コーナーではついていくことができたが直線を向いてからは苦しくなり、ついていくことが出来なくなってしまい、スカーレットカラーに交わされるもそこからなんとか盛り返すも9着。 
今年で8歳のこの馬も来年の現役続行が決まり、前が止まらない馬場であればまだまだ勝負できると思うので、走りそうな舞台を見極めたい。

10着:サウンドキアラ

まずますのスタートを決めると、先行馬群の後方の外目につける(12番手)。コーナーでも外を回り、直線を向いてからもそのまま外に出し、1つ外に出していたサリオスと追い込んでくるも、10着。 
春は調子が良く年明けから重賞3連勝を決め、ヴィクトリアマイルでもアーモンドアイの2着と好走したが、G1で勝ち負けするような牡馬や牝馬を相手にしてしまうと現状が精一杯かなといったところ。春よりは調子も良くなかったにせよ。牝馬限定戦やG2、G3であれば、能力上位であるとは思うので、マイル戦では軸としては狙っていきたい。

11着:メイケイダイハード

スタートをそれなりに出ると、グランアレグリアの後ろを終始回ってくる。直線に入ってからもしばらくは、上位馬と同じ脚を使うことができていたが、残り200mで前の馬の脚が一段上になったところで置いていかれてしまっての11着。
夏の阪神で行われた中京記念で最低人気からの勝利を収めたことも記憶に新しいと思います。今回は、さすがに相手が強かったですが、坂コース(輸送が少ないほうが良い)が得意であることは間違いないと思います。

12着:アウィルアウェイ

スタートはすこし立ち上がってしまい、やや出遅れ気味に。スプリンターズSでは最後方であったが後方から4,5番手につける。コーナーではラチ沿いを回り、ラスト3Fの上がりが33.9を記録しているように、直線向いてからもと脚色は悪くなかったが、12着であった。 
戦歴を見る限り、昨年の桜花賞以来の1600mであったが展開とメンバーレベル次第では1600でも戦えそうな内容ではあったかと思うが、今年のメンバーレベルでは能力不足であった。前走のスプリンターズSで3着であったが、距離の心配と前走の展開がこの馬にかなりはまったことがばれている通り、人気もしなかった。

13着:ケイアイノーテック

スタートは悪くなかったが出していかず、最後尾からの競馬となった。4コーナーから位置を上げていき、直線では大外へ出して追い込んでくるも13着。近5走はよくも悪くも相手なりに走ってきていたが、今回の成績は物足りない内容だった。

14着:タイセイビジョン

スタートよくゲートをでると出していき先行集団の中団外目(7,8番手)に位置をとる。馬群の流れに沿ってコーナーでポジションを上げていき、直線を迎えるも全く伸びず14着。
2歳時に朝日杯で2着であったが、その時からタイムも0.2秒しか上がっておらず、この内容では厳しいか。3歳世代のマイル路線では好走してきたこの馬でも能力が足りなかったことからやはり3歳世代はレベルが低いのではないかと思わさせる内容であった。

15着:ラウダシオン

スタート後、積極的にだしていきレシステンシアの外目の後ろ2番手に位置をとる。4コーナー過ぎからレシステンシアに並びにいき、直線では横に並びかけるも、手応えが悪く下がっていってしまい15着。 
阪神の坂コースが苦手というよりも瞬発力勝負が苦手なようにみえる。騎手のコメントにもこの上がりだときついとのコメントがあった。マイルであれば、前半が34秒前後の早い展開にならなければ厳しいのかなと思います。コース的にも阪神よりも東京のほうが向いていそう。

16着:ブラックムーン

スタート後の出足がなく、後方から3番手の位置取りとなる。4コーナーから位置をあげていき外目に出していくも進路もなく、16着で終わってしまう。正直今後もG1では厳しいかと思います。

17着:カツジ

スタートよくゲートをでると、積極的にだしていき、5,6番手の位置を確保する。コーナーではラチ沿いから4列目を回っていた。直線では進路があったものの脚が残っておらず、17着でのゴールとなった。トライアルのスワンSを内枠から逃げて勝ち切ったことから今回も前目につけていったが、中盤の枠と内にテンが速い先行勢がいたことから外目を回らされてしまったことで脚が残らなかったのではと思います。

総括

冒頭のほうにも書きましたが、今年秋のG1は実力(G1での勝利実績)や直近の勢いとエリザベス女王杯までに回顧してきたことを活かし、着順通りの評価をすることができました。
ただし、レシステンシアがハイペースで逃げたりといった展開や、枠順(主にサリオス)によって結果は変わってきたかもしれません。こう言ってしまうときりがありませんが。。。
今回のマイルチャンピオンシップは運よく的中することができました。ですが、展開的にやや恵まれた部分もあるかと思いますので、今回の結果におごらず、もっと勉強していければと思います。
お読みいただきました方で、感想やご指摘等頂ける方がいましたら遠慮なくコメント頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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