ペリーヌのお話。

こんにちは、あなごです。

ここのところの滅入り期間、癒しを求めていぬをなでていたら無性にペリーヌについて書きたくなったので、今回はペリーヌの話です。

ペリーヌ・パンダボワヌ、知っていますか?
あの世界名作劇場の、ペリーヌ物語。
イギリスとインドのハーフのお母さん、フランス人のお父さん、そんな両親の結婚を猛反対し絶縁中のお祖父さんは、フランスのマロクール村で紡績工場を経営。
訳あって3人でお祖父さんのところへ向かう旅の途中、両親は病に倒れ他界。残されたペリーヌは苦労と頑張りの末に、和解したお祖父さんと幸せになる話なんですが。

息子がまだ生まれてまもなく、双方の地元から離れた土地で、当時激務の夫と2人で育児を頑張っていた頃の話です。
息子は混合を経て完全ミルクの人で、その日も昼のその時間、私は座椅子に座ってミルクをあげながらなんとなくテレビを観ていたのでした。
その時、たまたま流れてきたのが「ペリーヌ物語」。

「これって、サリー着たお母さんと小屋みたいな馬車で旅する話だっけ?そういやちゃんと観たことないな…」
そう思った私は、何気なく毎日見始めたわけなんですが。そうしたらもう、気がついたらどっぷりはまっていました。

日中赤ちゃんと2人っきりでずっと家にいる、そうなると日々の話題がだいぶ少ないわけです。なので晩ごはんの時に夫に話す内容が、必然的に「今日ペリーヌがね…」とペリーヌの話になるわけです(息子の話もしましたが、たぶん)。
毎日毎日、親戚の子のような気やすさでペリーヌの話をし続けた結果、夫も録画して観るようになり。「今日のファブリさんよかったね」「ロザリーひとりでボート乗ってて寂しそうだよね」「ルクりおばさん!」なんて話をするようになり。
原作小説を買い、DVDを買い、画集も買って、録画したのも度々観て…。特に和解のシーンは最高です。名作です!
犬にまで、ペリーヌの愛犬と同じ「バロン」と名づけました。

ペリーヌ役の声優の靏ひろみさんは、かけだしの頃だったのではと思います。亡くなった時はブルマやドキンちゃん、うっちゃんより「ペリーヌが…」と真っ先に思い出し、悲しかったことを思い出します。

その後、このペリーヌと同じ流れで夫もはまったのが朝ドラの「ひよっこ」。ヒデとみね子の告白シーンは何度観ても名作です。

音楽や映像、味や匂いは当時を思い出すと言います。
私はペリーヌのことを考える度に、まだ息子が赤ちゃんで私達も若かった頃のことを、懐かしく思い出すのです。

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