我が家のお受験の場合 息子(第二子)のお受験記 合格までのプロセス その②
お父さんです。
このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。
今回の記事について
今回の記事は、息子(第2子)の小学校受験プロセスに関する記事です。息子の受験プロセスは第1子の娘の時とは全く異なるもので、どのような顛末だったのかを3回の記事でお届けします。今回はその3/3です。皆さんの受験に向けた参考になれば嬉しいです。
前回の記事で、息子の受験プロセスの前半部分について記事を書きました。
今回は3日目以降の暁星小学校受験から記事を開始します。
暁星は我が家の第一志望校の一つです。もう一つの第一志望校は慶應初等部・幼稚舎です。ただ、ザ・一般庶民の家庭でコネもゼロの我が家においては、慶應幼稚舎・慶應横浜初等部に受かる可能性は低くならざるを得ないだろう事を考えると、暁星は大本命です。
という事で、父親の私が付き添いました。少し早めに家を出たつもりが、学校に到着すると既に結構な割合の受験生たちが集まっていました。とりあえず待合室で行儀よく待ちます。しばらく待っていると受付開始時間となり、待合室前方にある机にて受付が始まる流れでした。
机には在校生(おそらく5-6年生くらい)が座っていて、彼らに受験票を渡して受付をしてもらい番号札をもらうのですが、私達は前列端の方に座って待っていたので最初に受付をしました。私(父)が在校生に受験票を渡して、番号札をまた私がそのまま何気なく、「はい。ありがとうー」と受け取ったのですが、ふと横を見てみると、ほぼ全ての受験生の子供たちが「お願いします!」と仰々しく深いお辞儀をしながら両手で受験票を渡しているではありませんか。。。また、番号札をもらうときも「ありがとうございます。」と大きくハキハキとした声でまた両手で受け取っています。そしてそれをしっかりと少し離れた場所から見ている先生方。。
「終わった…」と思いました。まだ試験さえ受けてないのに。
正直そんなところまで関係無いかなとも思ったのですが、自分と息子だけ他の子と違う事をやっているのは、さすがの鈍感な私でも気になります。通っていたお受験教室でも、暁星の試験に関してそんなお作法的な事を一切言われなかったので気にしてませんでしたが、そこは個人教室の限界なのか、、、と一人グルグルと頭の中で色々な考えがよぎりました。お受験を経験された親御さんなら、この気持ちを分かって頂けると思うのですが、このわずか4-5分の受付時間ですが、とてつもなく長い時間考えていた気がします。一人でそうやって悶々としている間に全員の受付が終わり、子供たちが試験会場に向かうとのアナウンス。
ただそんな私の悩みなど一ミリも表情には出さずに「頑張って」と息子に声をかけ、息子も「はいー」とだけ答えて試験に向かいました。あまり緊張しているようには見えませんでした。森村学園にはあっけなく不合格を告げられたものの、成蹊の一次試験はちゃんとやり遂げた息子。元気に教室に向かった息子を見送りつつ、受験票を適当に受け取る失態をやらかした事を息子が帰ってくるまで悶々としながらウジウジと考えていたら、約90分後に息子は帰ってきました。
帰ってきたときの第一声は「簡単だったよー、お父さん」でした。
とはいえ、家でも練習問題を前に「はい簡単ですー!」と言いながら、全問不正解をやらかす息子なので、ほぼ信用できません。まぁポジティブな表情で帰ってきたので良しとして、二人で気分よく家に帰りました。
そして自宅に帰ると嬉しいニュースが届いてました。成蹊小学校から二次試験の日程連絡が届いていました。淡々と進捗していく試験日程に少し戸惑いながらも翌日の桐朋学園の試験に向けたチェックをしました。
翌日は桐朋学園の試験です。国立駅まで私が同行しました。前回来た学校説明会以来ですが、やはりこの学校の雰囲気は素晴らしいです。郊外にある広い環境や、学校を包みこむ大らかな雰囲気はこの学校ならではの特徴です。
こちらも暁星と同じように受付をして、同じように番号順に呼び出しを受けて息子は試験を受けに教室へと向かっていきました。桐朋学園は暁星よりも少しだけ長めの試験時間で、約2時間弱くらい経った頃に息子は戻ってきました。帰ってきたときの息子の第一声は、「楽しかった」でした。
楽しかったってどういう事だろうと思いつつも、まぁ良いかと思い直して帰途につきました。息子と歩いて国立駅に向かう途中、晴れていて気持ちが良かったので、どうしても外でお弁当を食べたくなり、コンビニでお弁当を買って息子と二人で外でお弁当を食べました。都内だとこんな気持ちにはならないですし、また先生や学校関係者に見つかったらマズイのかもしれませんが、とにかく国立という場所はそういう気持ちにさせる環境でした。
そして家に帰ると前日の暁星の1次試験の結果が出ていました。結果は、
「合格」でした。
何よりもホッとしたのが、私が受験票の受付でやらかしたと思っていた事が、不合格になるような問題では無かった事(もしくはマイナスだったとしても息子のペーパーが良かったか…)。あとは息子が「簡単だったよー」と試験から戻ってきた時に言った事が本当だと分かって嬉しかったのを覚えています。さすがわが息子です。
この後は約3800文字に渡り、息子の暁星試験の中身について、つまびらかに書いています。親子面接の内容についても書いていますのでぜひご覧ください!
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