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don't look up

巨大彗星が地球に衝突する事を発見した2人の天文学者が、それを信じない政治家やマスメディア、周りの人々に翻弄されていく姿を描いた実話に基づくかもしれないブラックコメディ映画。

利己主義な国家や人に対する批判、人間的信頼や能力的信頼の対比、現代のメディアとモラルなどなど、内容は多岐にも渡り、社会派で有名なアダム・マッケイ監督だからこそ、どこか実話に基づく部分、現代への皮肉を取り込んでいるだろうなと感じた。人はどう言ったものに影響を受けやすいのか、、、

国家というか、人そのものにこういう部分あるよなー、平気で間違ったことをしてしまう、人を傷つけてしまう、どこか他人行儀。その根底にはもっと深いものがあるのだろうけれど、
悲しい世の中というか、悔しいというか。。そういったマイナスの部分をコメディカルに描いていることが味噌だと思う。どうでも良いというか、どうしようもないって感じがすごく滲み出てた。

どんなに笑いに包まれて笑顔に変えられても、愛がない、そんな世の中になって欲しくないなって思った。
自分の周りだけはそんな空間に絶対にしない。

『もうやめてくれ!クソ楽しそうに話すな。世の中が求めてるのは感じのいい人だけか?時には意見を交換して相手の話を聞くべきだ。我々はどうかしてる。理解不能だ。まともな会話ができない。なぜこうなった?修復できないのか?』

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