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モイラのすゝめ

モイラといえば"トロール""ヒールが回らない"といったイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。ですが、モイラは抑えるべきポイントを抑えて使えば強いのです。この記事では、モイラの役割や動きについて、初心者向けに解説していきます。



モイラの基本性能

バイオテック・グラスプ(メイン)

通称カレー粉。モイラのメインウェポン。リソース式で、複数ヒットする粉を振りかけることでヒールでき、毎秒70 ヒールで、射程は15m。リソースはダメージを与えることによって回復できる(連打すると早く溜まる小ネタがある)。使用後も3秒間は微回復し続けるので割と便利。

バイオテック・グラスプ(サブ)

低火力・中射程・オートエイムのビーム攻撃。毎秒5060ダメージほど与え、与えたダメージの約半分自己回復する。モイラがやたら硬いのはこの自己回復のせい。オートエイムな割に射程も20mあるので、低下力だからと舐めてると逃げ切れなくて死ぬ。シーズン8からエイム範囲が広がり、壁裏の敵にもよく当たるようになった。

バイオテックオーブ

モイラの2つあるアビリティの一つ。クールタイムは8秒。ヒールか攻撃かを選べ、ヒールの場合は毎秒70ヒール(最大300)、攻撃の場合は毎秒50ダメージ(最大200)を自動的に与えてくれる。メインウェポンと合わせることにより、それぞれ秒間140回復・100ダメージの高出力となる。それぞれ、ヒールの場合は「黄色玉」・攻撃の場合は「黒玉」と呼ばれることが多いので留意。

フェード

モイラの生存能力を象徴するアビリティ。クールタイムは6秒と比較的早い。一定時間無敵・透明化・クレンズ効果・移動速度2.5倍とモリモリ。死にそうになったときや早く駆けつけたいときはこれを使おう。解除する瞬間にジャンプすることで高く飛ぶテクニックがあるので、覚えておくと役に立つ。

コアレッセンス

ほぼ無限の射程を持ち、秒間140ヒール・70ダメージ・50自己回復と攻守共にこなせるウルト。複数人に貫通し、盾を無視できるため、誰か一人を狙うというより、裏を取って使ったり、味方を巻き込むように味方の後ろから敵を狙うと一石二鳥。


モイラの動き

シーズン8での大幅アップデートにより、モイラの動きは大きく変わりました。味方と常に固まって動き、味方が死なないレベルで常にヒールを回しつつ、味方と攻撃のフォーカスを合わせて「やられる前にやる」のがモイラの基本的な動きとなりました。また、全体的に弾丸サイズが拡大したためにオートエイム攻撃の優位性は低下し、以前よりソロ行動のリスクが上がりました。したがって、本項の下記文章はスキップしてください。

モイラを使う上で重要な動きは「ローム」です。直訳の「浮浪」の通り、本隊から外れて動き回ることを指します。そう聞くと簡単そうに思えますが、実際は行うことにいくつか種類があるので、以下に示していきます。


敵にスキルを使わせる

これが最も重要度が高い行動になります。具体例としては、
・ウェーブ前に敵の裏を取り、味方との当たりのタイミングでサポートに絡んで重要なスキル(スリープや鈴など)を使わせたり、間接的にヒールを阻害する
・サイドから詰めてこようとするフランカーに攻撃を仕掛けて離脱させたり、攻撃のタイミングをズラさせたりする
等があります。

孤立した敵やHPの少ない敵を倒し切る

モイラはメインウェポンや黄色玉による自己回復や、無敵スキルがあるため継戦能力が高いだけでなく、攻撃を外すということがないため純粋な1v1の性能は高いです。その性質のため、孤立した敵(主にフランカーや本隊から離れた位置を取っているアナ等)を倒しに行くムーブが強いです。また、安定的にダメージを与えられることを利用し、HPが減った状態で戦っているヒーローがリソース切れを起こしたタイミングで詰め、倒し切るといった動きも重要な動きです。

敵を釣る

基本的に火力の低いモイラの攻撃とはいえ、塵も積もればなんとやらということで、無視し続けることは難しく、敵がこちらに詰めてくることがあります。その際、二人以上釣れた場合や、ウルトを持っている敵を連れた場合は、自分が詰め切られない距離を保ちつつ本隊から引き離すことで、擬似的な人数有利やスキル有利を作り出すことができます。

前後から敵を挟み込む

モイラは離脱能力・継戦能力が高いだけでなく、フェードの移動速度上昇効果やハイジャンプでのショートカットにより高い機動力も持ち合わせています。それを利用して戦闘のタイミングで敵の後ろから攻撃することで、敵のヘイトを分散させたり、有利なポジションから引き離すことができます。これによって、味方の被弾が減るだけでなく、敵の行動幅を狭めることができます。ヒールに関しても、モイラの黄色玉は自動で飛んでいくので、敵の後ろから出したとしても味方にヒールを渡すことができます。また、自身が危険な状態になった場合には、フェードを使用して本隊と合流することで安全に状況を立ち直すことができます。

以上が、ロームをする際の大まかな立ち回りとなります。ただし、どの行動をする時においても、死なないことが最重要事項なので気をつけましょう。また、モイラにはもう一つ重要な動きがあるので紹介します。それは、味方と一緒にラッシュすることです。モイラのヒールは、射程が短い代わりに複数ヒットし、ヒール量も高いので、みんなで固まって進行するラッシュと相性がいいです。バイオティック・オーブの使い方に関しては、チームの被弾が大きい際には黄色玉、チームのフォーカスがあっている敵がいる際には黒玉を出して支援しましょう。次に、モイラが刺さるヒーローをロール別に紹介します。

モイラが刺さるヒーロー・刺さらないヒーロー

モイラが刺さるヒーロー タンク

レッキング・ボール→ボールがバックラインを荒らしてくる際に有効。メイン武器・玉共にオート照準なので確実にダメージを与えられ、ボールのダイブにも対処しやすい。

ドゥームフィスト→フェードによって安全に逃げられる、メイン武器の火力が低いため

ジャンカークイーン→ヒールは複数ヒットするので、当たり合いになった際ヒールが回りやすい。また、遠距離攻撃手段や詰めの手段に欠け、フェードによって斧を無効化できるため。

モイラが刺さるヒーロー ダメージ

ゲンジ→攻撃が木の葉返しによって無効化されず、黄色玉が自動的にヒールしてくれるので生存率が高いため。

トレーサー→ 攻撃がオートエイムなのでトレーサーの機動力を無効化でき、トレのHPは150と低く倒しきりやすいため。

モイラが刺さりやすいヒーロー サポート

アナ→アナのアビリティをフェードによって無効化でき、アナには離脱手段がないため。

ゼニヤッタ→機動力が低く、自己回復手段がないため。5点バーストには気をつけよう

ルシオ→攻撃がオートエイムなので、ルシオの高い機動力を無効化できるため。倒しきれなくてもアンプを吐かせられれば上出来。

これにてこの記事は以上となります。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。モイラの動きに不安のある方のお役に立てれば幸いです。

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