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目立って、不安で、じゃんけんぽん!

1.はじめに

もう2月になりましたが、たまに暖かい日が訪れるともうすぐ春になるのかなと錯覚してしまう季節ですね。どうも、中央大学4年の上杉です。私事ですが、先月無事に大学で受ける授業を終え、試験も乗り越え、卒業論文の口述試験も終え、現在はその結果発表/卒業審査を待ちながら塾講師のアルバイトで受験を控える生徒を指導する毎日を過ごしています。もちろん、春の訪れを予感しながら来たる新社会人に向けて胸躍らせてもいます。

しかしながら、新社会人に対する気持ちは胸躍るものばかりではありません。昨年の5月末、ありがたいことに株式会社ネオキャリアから内定を頂き、こうしてnote記事作成などをこなしながら少しずつ会社の一員になるべく歩みを進めていますが、それに付随して不安も募っていることも事実です。今月末に控える内定者研修に対する不安や、4月から始まる研修期間に対する不安。そしてなにより、この会社で自分が如何に価値貢献できるのかについて、先行きが見えない不安。これらの不安に苛まれています。

このnoteでは、自分が胸躍っていること、不安に思っていることについてまとめ、最後に社会人として生きていくうえで、また4月からネオキャリアの一員として頑張る上での抱負を述べていけたらと考えています。極めて個人的な記事にはなりますが、僕の自己紹介代わりの記事だと思って目を通して頂けると幸いです。

2.胸躍ってきた23年

ここではこれまでの自分を振り返りながら、僕がどういう事でワクワクして、どういう事で胸躍り、今自分が将来に対して現在進行形で何に胸躍っているかについてまとめていきます。

僕は1996年に母親の実家である新潟県で生まれ、大阪・奈良で育ってきました。中学校までは普通の公立中学に通いながら、クラブチームや部活動で取り組んだサッカーに力を入れて生きる毎日を送っていました。

幼いころから僕は目立つ立ち位置にいることがとても好きで、小学校の時は目立ちたいがために「お笑い係」なる係を作って友達と教室の前で漫才をするなどした思い出があります。小学校の時に入っていたサッカークラブではBチームでしたがキャプテンを務め、誰にも負けないくらい声を出すタイプでした。

中学校に入ると、2・3年では学級委員長に就いたり、生徒総会で司会を務めたりなど、依然目立たがりでした。しかし、小学校の時の「目立ちたがり」とは違い、中学校に入ってその目立ちたいという欲は良くない方向へ向いていきます。小5から入った学習塾で先取り勉強したのを理由に学校では勉強ができることで周りにいびったり、クラスや部活動では意見が食い違って喧嘩したり、今振り返るとめっちゃ嫌な奴やな~と思うほどの人間でした。でも僕は、「実力があれば周りより大きい態度をとっても問題ない」と思っていた節があり、周りのことを考えない猪突猛進スタイルで中学生活を送りました。

無事高校受験に成功し、京都にある私立の進学校へ進みました。勉強も出来て自信たっぷりの自分は、高校に入っても通用すると思っていました。しかし、そこは進学校。各中学校のトップ層が集まる僕の高校では、勉強をサボればあっという間に下位に落ちてしまいます。中学時代にテスト勉強を真面目にやったことの無かった僕は、高校最初の定期テストで102人中100位という順位を取ってしまいます。

すっかり自信も無くなり、周りに対して何も威張れなくなった僕はすっかり一匹狼状態になり、他のクラスで同じ立ち位置にいるような人たちとつるんで遊びほうけるようになりました。心の中で「自分はやればすごいんだ」と思い込み、結局のところ何もせずにただただダメ人間として生きていました。

そんな中の高校2年の時、問題を起こしてしまい高校を停学になりました。その期間、家で毎日反省文を書き、また今までの自分を省みて過ごしました。今までの自分を振り返り、「周りのことを何も考えずに生きても何も凄くない。周りに認められてこそ価値があるんだ」ということに気づきました。復学してからは積極的にクラスに溶け込み、今までは自分を大切にしてきたのを変え、周りに合わせて生きる練習をしていきました。結果、高校3年生の時には多くの同級生と親しむことが出来、体育祭で応援団をした際もみんなを引っ張る立ち位置に就くことが出来ました。中学校・高校の最初の時は悪目立ちしかできなかった僕でしたが、良い意味で「目立つ」ことが出来ました。

それから、大学に入ってその思いはだんだん強くなっていき、今では「周りと一緒に物事を達成して喜びを享受したい」と考えるようになりました。先に述べた塾講師のアルバイトでも、同僚・生徒含め校舎一丸で取り組めるよう尽力しました。これは、僕の就職活動においても大きな軸となりました。

今の僕が「胸躍っていること」は、社会人として働く・ネオキャリアで働くことで、今までと比べ物にならないより多くの人と、喜びを享受して幸せになれる可能性があるということです。社会に出ることで付き合う人の数もこれまでとは桁違いになりますし、その中で「上杉さんとなら一緒にこれがやりたい」「上杉さんに付いていきます」「上杉くんは凄い人だ」と認めてもらい、「良い意味で目立つ」ようになりたいです。心理学者のアブラハム・マズローが唱える「欲求段階説」においては、こうした「承認欲求」が満たされる上に「自己実現の欲求」というのがあります。まだ自分はそこまでたどり着いていないのではと実感することが多く、後述するのですが自分がやりたいことが詳細には決まっていないのです。ただこうして目立つことで「自己実現の欲求」を見据える段階に来た時、自分の中で将来の夢が見えることを信じて、社会人のスタートが切れたらと思っています。

3.これからの不安

前章では「胸躍ること」について記載しましたが、ここでは今不安に感じていることを考察していきます。

もちろん前述したように社会人としてスタートする事に楽しみもありますが、それと同じくらい不安もあります。まず一つ目は「自分が社会人としてしっかりやっていけるのか」についてです。もちろんハードワークを覚悟していますが、厚生労働省の統計を見てみても「大卒新入社員の3年以内離職率」はほぼ毎年30%を超えています。僕が覚悟している以上に社会人は厳しいのではないか?という漠然とした不安、これは拭いたくても拭い切れません。(以下グラフ:厚生労働省「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」より作成)

二つ目に、「ネオキャリアで目立つことは出来ないんじゃないか」という不安です。今までの学生生活は幾分恵まれた人の中で目立ってきたと思います。なぜなら、ネオキャリアは「目立ちたい人」の集まりだと、研修などで感じるからです。決して全員が目立ちたがりな訳では無いですが、ネオキャリアに入ってくる人は「競争心」が高い人です。その優秀な同期の中で、僕はバシバシ社会人の階段を駆け上がっていけるのかという不安があります。もちろん、内心「勝ち上がってやる!!」という強い気持ちはありますが、というよりそれでいっぱいですが、未知の世界に足を踏み入れるのはかなり不安になってしまいます。


4.抱負

こういった「胸踊る思い」と「不安な思い」が合わさっているのが僕の現状です。まだ大学生だから今やりたいことを謳歌しようと生きていますが、来たる4月はもう目の前です。

10月末に内定式が行われ、11月から毎月課題が出され、またその度に研修会が組まれ、僕の中でかなりネオキャリアに対する理解が深まると共に、逆にネオキャリアとの親密度は他の同期に劣るとよく感じています。研修に行く度に「ネオキャリアと共に圧倒的成長を勝ち取ってやる!」と思いますが、その度に「圧倒的負荷に僕は耐えられるのか」という疑念も思い浮かべてしまいます。

しかし、それは僕が圧倒的負荷に耐えられなくなるビジョンが見えている訳ではありません。2章で記述した胸躍る気持ちや、3章で記述した不安な気持ち、それをすべてひっくるめたら、僕の中で感情量が多くなってしまい、総じてネガティブに考えてしまっています。ただ、それだけが理由だと思います。

前置きが長くなりましたが、僕のネオキャリアでの抱負は『誰よりも負荷をかける』ことです。先に述べたことを見て「なんでや」ってなると思うんですけど、今の僕にはとても必要なことだと思っています。

大学生活では自分なりに負荷をかけてきました。今まで経験したことがないことに自ら飛び込んだり、また自分がやりたいことを積極的の挑戦してきたりしました。その中で、挫折経験も、成功経験も、はたまた感動経験もしてきましたが、総じて「やってよかったな」と思える大学生らしい甘い省みしか出来ません。

社会人になるということは、そういった自分の好きなことばっかりに取り組むのではなく、自分が嫌なことも進んでチャレンジしたり、それ以外にも我慢して成長することもあります。それは大学生活で得た価値とは真逆の経験です。ですから、その経験を僕は進んで、自らこのネオキャリアで掴んでいきたいです。

こうして我武者羅に取り組むことで、僕は自分の勝利を勝ち取ることが出来るのでは?と考えています。よく言う言葉ですが、「努力すれば成功するとは限らないが、努力しなければ成功は掴み取れない」というのを信じて、とりあえず猪突猛進に突き進んでみようと思っています。将来の自分がこれでどうなるのかは未知数ですが、それはじゃんけんと同じですね。グーみたいな人生、パーみたいな人生、チョキみたいな人生。これだけ見たら意味わかんないんですけど、じゃんけんって手を出すときに直感で出す手を選びませんか?だから、僕も猪突猛進に突き進んでいけば、ふと直感的に「やりたいこと」「勝ち取りたいこと」がふと思い浮かんで、自分の突き進む道に手を振りかざせるようにしたいです。