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『ノボリトリート』2024/01/28 Sun

1月28日(日)の日中、小田急線/JR南武線の登戸駅前高架下の野外スペースで開催される即興セッションのイベントに出演いたします。
ディレクターはタップダンサーであり、様々にジャンルレスな企画を積極的に開催しつづけている米澤一平くんです。

一平くんの企画に呼んで貰うのはこれが4度目となりますが、今回共演するほとんどの方が個人的にも初対面であり、また普段の活動ジャンルや領域も多様な印象で、これまでで1番何が起こるか予測のつかない会となりそうです。
また唯一、市松くんとは2018年にすこやかクラブ『逃げる男』という作品で共演経験があり、色々苦労を共にしたこともあって久々の共演が嬉しいです。

即興セッション、というパフォーマンスを観たことがない方も多いと思いますが、即興ということで基本的には決まった演出や終わり方が設定されていません。
つまりそれぞれが何をやっても良いのですが、セッションなので始まれば自ずと皆でどこにあるかわからないゴールを目指すことになります(或いは、過ごしていたらいつの間にかゴールに来ていたということの方が多いかもしれません)。

パフォーマー達はそのゴールまでの道筋の中で互いにコミニュケーションをとったりとらなかったりしていく訳ですが、その時に用いられるのは言葉と同等か或いはそれ以上に身体的/空間的/音や光などの感覚的なやり取りに寄ることが多く、また今回のようにそれぞれにジャンルの異なるアーティスト同士である場合は、異言語/異文化同士の交流のような側面もあると思います。
日常でのコミニュケーションとは異なる感覚的なやり取りが行われている様を直接感じる時に、そういう世界がいくつも存在しているということを改めて実感することができるかもしれません。

自分はそういう即興セッションを観ることも好きなのですが、その時に何が魅力的かといえば、一つは誰にも何が起きるかわからないという予測のつかなさがあります。
一般的な社会の中では結果が約束されているものに価値が置かれがちだと思うのですが、それとはまた違う世界の可能性を垣間見ることもできると思うのです。

誰かのよくわからない何か、が許容されるとき、自分の中のよくわからない何かも許容されるような気持ちになるかもしれません。
社会の中で経済的な価値に直結しない存在も広く許容される世の中であって欲しい、そんな願いと共に自分自身も素直に楽しみたいと思っています。

人を観てもいいし、音を聴いてもいいし、空間を味わってもいい、舞台とはまた違って演者にも観客にも自由が許容される場になることでしょう。

是非、気軽に気楽に遊びにいらして下さい。
途中から、または途中抜けも問題ありません。
(防寒対策はバッチリと!🙏)
どうぞよろしくお願いいたします。

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□ 2024.01.28.Sun
「ノボリトリート」

パフォーマンスディレクターの米澤一平が、毎回異なるパフォーマーたちとストリートパフォーマンスを行います。集まる表現者たちもその場限りのジャンルレスな出会いから始まり、街やストリートと共に、どんな場が生まれるのか。小田急線登戸駅高架下のストリートパフォーマンス「ノボリトリート」どうぞ一緒に体感ください!!

【出演】

リリセ
富永眞衣
中村理
市松
むうみん
サイクロプスようすけ
米澤一平


Zen 101
真壁遥
亜門
椛島一
山崎眞結
アラキミユ
米澤一平

【時間】
⑴ 13:00-13:30 / 14:00-14:30

⑵ 15:30-16:00 / 16:30-17:00
※ 雨天開催,荒天中止

【料金】
無料(投げ銭)

【場所】
「小田急線登戸(ミライノバ)駅前(高架下)エリア」
神奈川県川崎市多摩区登戸3414-10

主催:TAMA VOICES
協力:ノートリボ

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リトリート(Retreat)の語源は、「リトリートメント(Retreatment)」と言われていて、いつもと違った環境に身を置き、いつもとは違った体験を楽しみ、体験者が自分自身に意識を向けてゆったりとした時間を過ごすことを目的とします。

「ノボリトリート」は、街の環境(空間/音/ひと/空気/天気/匂い/文化)にどのように表現者が関われるかをリサーチと同時にパフォーマンスを行います。劇場やライブハウスを目的としない人々が縦横無尽に行き交うストリートという場を通じて、偶然 出会う人々と共に瞑想のような感覚で表現が街に溶け込み、何か、いつもの街とは違う気持ちになったり、気づきがあるような、感覚に心身を委ね流れるような時間をみなさんと共有したいと思います。
米澤一平

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