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『価値観が合う人が運命の人』の裏返し

こないだ僕に恋敵が出てきた。その人は24?の中国人で、中日、英、仏?語ができるらしくて、日本の大学院に合格して、賢くて、結構努力して苦労してるらしい。そして何よりマホちゃん(僕の彼女)のためなら「大学院だって辞めて君に着いて行く、幸せになろう」って言っている。

一方僕は就活に落ちこぼれてて、親とかの足止めもあって、マホちゃんが海外に経験を積みに行くから一緒に行こうっていう選択を取ってあげられなかった。そもそも僕が海外に行きたいねなんて言ってて、やっぱり無理だってなったから、2人はすれ違った。そこに恋敵が現れた。だからマホちゃんは自分のことを想ってくれてて、自分の将来を一緒に作れるのは誰なのか本気で悩んだ。そんな構図だ。

それで、マホちゃんとも親とも話し合って、僕は日本で就職、マホちゃんはワーホリに行く。会えない1年は我慢しよう。ってなった。本当にマホちゃん、ごめんねそれからありがとう。

この決断の決め手はやっぱりお互い大好きだってこと。2人でいると居心地がいいし、フィーリングが合う。この人と結婚したい、この人しか居ないって僕は本気で思うから一緒にいたいって話したし、マホちゃんもそう思ってくれた。

その夜僕らは自分の価値観とかの話をして、お互い分かるー!て言い合って、やっぱり考えてることって一緒ねって歩いてた。

そして世の中の人はどんな恋愛なんだろう?って話した。もちろんお互い骨の髄まで惹かれ合ってる人達もいれば、そうじゃない人もいる。現に僕も前の彼女のことは、顔とかその人の存在は好きだったけど、センスとかツボとかは全く違って、この人面白くないって思ってた。でもマホちゃんは違う。だから、僕らはもっと交わって繋がり合った仲だと思ってる。でも世論にはたまに「男と女って分かり合えない」とか「ちょっと嫌なとこあるってとこを我慢して結婚は普通」がたまにある。でもそれって本当の愛を知らないから出てくる意見じゃないか。そして『本当の愛を知らない世論』が日に日に大きくなってる。だから凄くシケてんな、。ってそんな話をしてた。

そしたら、マホちゃんの友達の話になった。マホちゃんにはカップルの友達が何人かいる。マホちゃんは以前、その友達らに僕らのすれ違いについて相談したそうだ。そしたら、

よく彼氏と喧嘩してるAは「コー(僕)最低!」と一蹴。
一度大恋愛をしたBは「分かる分かる」と一連について強く理解をしてくれたそう。
そしてお似合いカップルのCは「でもフィーリングが合うことは絶対大事なことで、そこが違うことって嫌いになるきっかけになる。価値観が一緒の人を手放しちゃいけない」と一言言ったらしい。

そのCの一言がとても重たかった。マホちゃんはそう話してくれた。そう思ってくれて嬉しい。大好き!僕は思った。

その会話を今思い返している。が、そこで僕は不安に思った。Cの発言はもっともだと思うし、「金銭感覚が重要」など価値観の一致の大事さはよくみんな唱えている。けどそれって、「価値観が違ったらストレスが溜まるから」、「嫌いになるから」っていうネガティヴ要素が優先しているんじゃないか。見方によっては、合わない人よりはマシだから付き合ってるとも言える。判断基準、評価基準が凄くネガティヴだ。しかもこれって結局『本当の愛を知らない人のそれ』じゃないか。僕も含め、あなたじゃなきゃいけない理由が、結局保険というか、保守といか、そういう思考に無意識に働いていたのが、遣る瀬無くなった。
それでnoteを書いた。

でもマホちゃんと歩いた夜道、他愛もない電話をしたりする時間はとてもsweetなんだ。