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来年は花火でも見に行こう って君が言ってた。 だから今年、ぼくは花火を見にいった。 音の…
古い車両がゆらゆら、カタカタ。 前後に、左右に、上下に、くるくる回って。 微かに誰かの甘…
分かりやすく言うとね 祝福と呪いに明確な違いはなくて 蒔かれた種が実るだけのこと 筋書きな…
習慣的に画面をタップする 13:48 そろそろ本日2杯目のインスタントを淹れてもいい頃合いだ…
重さに耐え切れず 放り出してしまった 愛に似た何か 罪とは 芽生えて捻れて繋がっていくの…
回る猫に落ちる鍵 カチャン 雪が残った木々に囲まれた道を進む 下り坂のウインターブルー …
僕はいつもあの窓際の席に座り、窓の外を眺めている。 誰かがドアをノックするのを待っている。 ノックされたら、少し浮き足立って、ドアを開けに行く。 ちょっと待ってね。今すぐ。 ドアの向こうの君を目にして心が和らぐ。 ドアをかたどった空白越しにお話をする。 背後の窓で太陽が傾いていくのを感じる。 辻褄合わせの言葉が満たしていく。 ボタンをかけ間違えないように細心を払う。 遊びに行こうだなんて言って手を差し伸べてくれる。 その手を何よりも残酷だと時に思う。 し
♫ANANT-GARDE EYES 「色のない放課後」 ・ ・ ・ 海が。 いつの間にか溢(あふ)れていた。…
雨が降り、水気が空気に満ちる。 靄がかかった公園。 街灯と照らされた色は朧げ。 木々の影…