2023 青年教学試験3級 範囲「日女御前御返事(御本尊相貌抄)」から
この御本尊全く余所に求むることなかれ。
【本尊とは「根本尊敬」という意味がある。「根本として尊敬する対象」です。口では何と言おうと、ある人は「お金」が本尊になっている。また、「地位」「恋人・家族」「知識」が本尊になっている。根本として何を本尊として生きているかー本尊によって人生が変わってしまう。】
「青春対話」 勤行・唱題とは から要約
ただ我ら衆生の法華経を持って南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におわしますなり。
→Q. 胸中の肉団とは?
A. 生身の人間の一個の生命のこと。
私たち人間も、大宇宙と同じく一個の生命であり、「小さな宇宙」なのです。
これを九識心王真如の都とは申すなり。
→「宇宙」も、その本体は南無妙法蓮華経です。「わが生命」も南無妙法蓮華経の顕れです。そして、「御本尊」も南無妙法蓮華経のご当体です。
九識とは…九識 の内容・解説 | 教学用語検索|創価学会公式サイト-SOKAnet
十界具足とは、十界一界もかけず一界にあるなり。これによって
曼陀羅とは申すなり。曼陀羅というは天竺の名なり。
ここには、輪円具足とも功徳聚とも名づくるなり。
→曼荼羅は、サンスクリット語で「マンダラ」の音写ですが、「輪円具足」「功徳聚」とも訳されます。この御本尊には無量の功徳が具わり、それを自由自在に引き出していけるのです。
この御本尊もただ信心の二字におさまれり
→信 心 の二字に収まっている。
「信をもって入ることを得たり」とは、これなり。→参考 以信得入 (gmate.org)
日蓮が弟子檀那等、「正直に方便を捨つ」「余経の一偈をも受けず」と無二に信ずる故によって、この御本尊の宝塔の中へ入るべきなり。
たのもし、たのもし。
いかにも後生をたしなみ給うべし、たしなみ給うべし。
解説
南無妙法蓮華経
は、宇宙を貫く根源の法です。太陽や星が運行していく究極の力でもあります。宇宙のあらゆる存在の奥底(おうてい)に、みんなと同じく南無妙法蓮華経が厳然と具わっている。ですから、ひとたび、題目を唱えれば、そのすべてが呼び起こされ、味方となっていくんです。
御本尊
は、いわば大宇宙に開かれた生命の窓です。
題目は、宇宙のあらゆる仏界を呼び起こす合言葉といえる。唱題をすることで、自身に宇宙大の可能性を開いていくことができる。
自分でも気づいていない、本当の自分の力を湧き立たせていくことができるのです。そして、宇宙の善の力をすべて味方にしていくのだから、これほど強いことはないんだよ。
これは、戸田城聖先生の弟子として、世界に仏法を弘めてきた、私の人生の確信です。
未来対話ー君と歩む勝利の道 祈りは青春勝利の力① から
※本文と翻訳をよく照らし合わせて内容を理解してください。また、大白の解説も合せて参考にしてください。試験内容は、大白蓮華7月号以外からは出題されません。
その他参考文献
大白蓮華7月号 「2023 教学部初級試験 青年部教学試験3級のために」
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