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気に食わない世の中を生きる


気に食わない。
なんなんだこの世の中。

女性蔑視と取られるような発言で
叩かれている偉い人がいた。
あれくらいの年齢のおじさんたちなら
お腹の中ではどうせみんなおんなじこと思ってるんだろ、と思うが。
言っていいことと悪いことの区別さえつけられなくなるほど
歳を取ってしまったのに
「会長」という立場を手放すことができないその貪欲さと
ここぞとばかりに叩きまくるこの社会の風潮が
気に食わない。

オンライン授業。
5人グループに別れた瞬間マイクをミュートにする人たち。
誰かが話し始めるのを待っているあの空気感。
私が話し始めた途端ペラペラ話し出す2人と
最後までミュートのままの2人。
最終レポートを出してないから
きっと私はこの授業の単位を取れない。
多分あのグループの私以外の子たちは取れるんだと思う。
気に食わない。

みんなバカのひとつ覚えみたいに
『勿忘』聴いてるスクショストーリーに載せて
『花束みたいな恋をした』観てストーリーに載せて
気に食わない。

1年の時TABIPPOの活動を白い目で見てたあの子たちが
「投票おねがいします!」とかいうLINEを送ってくるようになったのも気に食わない。

父に会った。
車椅子に乗っていた。
こちらの方を見ていたけど
私を見つめてくれていたか
分からなかった。
『雨に唄えば』を観ていた。というか流れていた。
私と父が大好きな映画。何度も一緒に観た映画。
それなのに
「『雨に唄えば』観てたんだね、」
と話しかけると父は
こちらをじーっと見つめて首を傾げた。
あぁ、父の頭の中には
私と何度も一緒に観た『雨に唄えば』の記憶は
もうないのかもしれないなぁ。

生きてさえいればいいじゃないか、と思いつつ
いちいち悲しくなってしまったりする。

私をこんな気持ちにさせる父が気に食わない。

父をこうさせた病気も気に食わない。

こんな生きづらい世の中で楽しく生きてる人たちも
なんだか気に食わない。

けど

はっきりとした本音を誰にも吐き出せない
行動に移すこともできない
悲しくても苦しくてもヘラヘラ笑っていられる
そんな自分が
1番気に食わない。

この文だってきっと本当の気持ちじゃない。
周りの目を気にしながら
その中で少しずつ悪ぶってみたりして書いている。分かる。情けない。恥ずかしい。

なんだか色々と怠くなったので
約束を断ろうと思った。
けど私はバカだから
いい感じの嘘すらつけなかった。
そんな自分も気に食わない。
逆に心配かけてるってば、バカ。バーカバーカ。

あーあ、こんなおかしな世の中を
私はあとどれくらい生きなきゃいけないんだろうなぁ!

なんつって〜

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