人生初のひとり海外で帰国便が欠航した話
【起】
これは私が学生時代に人生初のひとり海外旅に挑戦したときの話である。
春休み3週間ほどかけて、オーストラリアの東海岸(ケアンズ→ゴールドコースト→ブリズベン→シドニー)を電車で移動するという豪快な旅であった。
人生初のひとり海外ということもあり大きな不安と興奮が交錯しながらの旅であったが、特に大きなトラブルに巻き込まれることもなく無事帰国日を迎えた。
だが、あの大事件が起きようとは、このときは知る由もなかった・・・
【承】
私は時間に余裕をもって空港にたどり着き、搭乗手続きと出国手続きを済ませたので、あとは帰国便の搭乗時刻まで待つだけとなった。
手続きも問題なく終わったため私はすっかり安心して搭乗ゲートが開くのを気長に待っていた。
しかし、出発時刻が近づいてきても一向に搭乗ゲートが開く様子はない。
さらに、出発時刻が過ぎても搭乗ゲートは開かない!!
明らかに何かおかしい
その後さらに4時間も待たされ・・・
なんと帰国便が欠航になってしまったのだ!!!
(まさか、人生初のひとり海外で
よりによって帰国便が欠航になるなんて
うそだろ………(´д`|||))
【転】
数週間に及ぶ旅の最後の最後でのまさかのトラブルに気が動転し、しばらくの間茫然自失となってしまった。
さらに、今回は独りであるため助けを借りることができないという極限状態!!!
しかし、このままでは帰国できないと思い、冷静になって対策を考えることにした。
そのとき、カバンの中にしまっていた海外トラブル対策本を開き、対策を調べた。
(↓そのときの本)
すると、航空会社に電話すると書いてあった。
そこで、航空会社に電話をかけてみるがなぜか通じない( TДT)
(もう頭は真っ白)
そうこうするうちに時間も夕方から夜に差し掛かっていたのでこの日は前日泊まったホテルまで戻ることにした。
このとき、神はこの偉大なうぐさんを見捨てたのかと絶望の淵にたたされてしまった………
しかし、ここで諦めたら一生帰国できないと思い、必死に対策を調べまくった。
そして翌日、現地の日系旅行社に赴いた。
まず、旅行社の日本人スタッフに事情を話し、航空会社に電話をつないでいただいた。
そして、自ら電話に出て現地の航空会社のスタッフと拙い英語でなんとかやりとりをした。
するとなんと翌日に代替の帰国便をとりなおすことができたのだ!!!\(^_^)/
(ちなみに、旅行社は翌日から3連休に入るらしく、この日を逃すとかなりヤバかった)
そして、無事日本に帰国することができた。
【結】
海外旅行では日本では味わえないアクティビティや料理など一生の思い出となる貴重な体験がたくさんできます。
しかし、海外では事前の準備と対策を十分に備えないと、場合によっては何百万ないし何千万といった多額の損失また生命の危機にもつながります。
ただ、英語があまり話せない等で海外に行くのをためらっているのは非常にもったいないことだと思います。
たしかに、海外は日本と比べ治安は比較的あまりいいとは言えず、またトラブルも起きやすいです。
しかし、事前の準備と対策を施しておけば、治安の悪い国や地域に行かない限りたいていどうにかはなります。(今回のようにね。ただし、責任は個人でお願いしますね)
ぜひみなさんも海外に行かれる際は、犯罪や事故のトラブルに十分注意してください!!!
【完】