どうしてミーティングが進捗発表会になるのか?
今年に入って「週の初めにチームやプロジェクトのミーティングをしよう」ということになりました。今年に入って、と言っても会社に入ってまだ二週目ですが、それは置いといて。
一度やってみて、目的は曖昧だし、計画を立てるには短いし、作業を振り分けるには長いし、問題を共有するには頻度が低いし、他のチームの案件を知っておくには頻度が高い。全ては目的がはっきりしないことに端を発しているのですが、このようなミーティングは得てして進捗発表会になりがちです。
このような進捗発表会は一家団欒の場でやれば済む話でしょう。「今日はテストで満点取ったんだよ!」と来るので「あら、すごいわねー」と返すのが鉄板です。
どうしたらこのような一家団欒の場をぶち壊せるのでしょうか?
関心の分離
スクラムには「デイリースクラムには、ステークホルダー(経営陣や顧客)やプロダクトオーナー(管理職やディレクター)を参加させない」というルールがあります。
このルールによって、進捗に関心がある人と、作業に関心がある人とをはっきりと分けています。
デイリースクラムというのは毎日のミーティングです。「一人でやるよりも何人かでやった方が結果的に早く終わるタスクを見つける」という目的があります。この場に必要なのは作業に関心がある人だけです。
ステークホルダーやプロダクトオーナーが関心を持つのは(持つべきなのは)進捗であって、作業の詳細ではありません。
上司の分離(ハブ)
ミーティングが進捗発表会になるのは「進捗に関心がある人をミーティングに参加させるから」です。
進捗に関心がある人を追い出して、作業に関心がある人を集めましょう。
終わりに
「スクラムの真似事をするな、スクラムをしろ」
現場からは以上です。
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