ベジとんこつの豚
以前書きかけていた日記なのですが、加筆して公開します
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昼にベジとんこつラーメンというものを食べた。
豆乳などを使ってとんこつ風スープに仕上げられたラーメンで、味はまあ普通の野菜ラーメンと言った感じだった。もちろん動物性の材料は使われていない。
肉を普段から食べないので、こういったメニューに出会うのは初めてではないのだが、そういう時は「車麩の唐揚げ」だの「ソイミート(大豆肉)」だのと肉のふりをしていても、あくまで自分は植物性の食物だと認識している奴らばかりであった。それがどうだ。「ベジとんこつ」は。
いくらベジと書いていようが、そこにとんこつ と続いた時点でイマジナリー豚が否応なしに発生する。
イマジナリー豚は肉になっていない。イマジナリーなので。だけれど確かにスープにされている。
「とんこつ風」ってんなら話はまた違った。それならただのベジラーメンと言い張れる。だが今回は「ベジとんこつ」だとハッキリ書いてある。
イマジナリー豚は誕生したと同時にスープにされてしまったのだ。
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とここまで下書きを書いていたのだが、なんだこれ………と思って公開してなかった。しかし先日、恐ろしいものがあることを知った。
培養肉である。
詳しく調べずに書いているので、酔っ払いに管を巻かれてる程度に話を聞いてほしいのだが、培養肉というものは、細胞から育てて最終的にステーキなどにして食すことができるらしい。
ここまで読まれた方は私が何を言いたいかお分かりかと思う。
そう、イマジナリー牛だ。
培養肉は肉でありながら牛だったことはない。ということはこれはベジとんこつに対して私がイマジナリー豚じゃん!と思っていた以上にイマジナリー牛が発生する。そしてイマジンしているのはこちらではなく、肉の方ではないだろうか。自分が牛であった記憶を持たないのにステーキ肉になる培養肉よ
培養肉は神戸牛の夢をみるか
(………)
適当な事を言ってると各方面に失礼な気がしてきたのでここでお話はやめます。
未来はこれからもっと不思議になりそうですね
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