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「閉じた世界観」と反抗の美学

僕が最近考えているのは、「閉じた世界観」の美しさと反抗の要素である。

※このnoteは、Podcast番組「漫画とうごめき」で語っている言論部分を文章化したものです。漫画とうごめき本編は、最下段のリンクからどうぞ。


多くの人が自分の表現を広げようとする中で、敢えて自分の世界観を狭めて表現し、社会に対する反抗を行うことの意義について考えている。

例えば、あるアーティストが、日常生活の中で見過ごされがちな、小さなモチーフを題材に作品を制作することを考えてみよう。
その作品は、見る人が目を凝らして観察することで、普段は気づかない世界が見えてくるかもしれない。

また、ある芸術家が自分の仕事や地域に根ざした題材を扱い、その閉じた世界観を表現することを考えてみる。
彼らが表現する閉じた世界観は、特定の人々にしか理解できないかもしれないが、それだけに独自の美しさが宿っているのだ。

閉じた世界観を持つことは、表現の方法や見せ方、見られ方において、自分独自の世界観を大切にすることだ。
例えば、ある作品が人間の欲望や社会の矛盾を、動物や風景といった一見無関係な題材を用いて表現することで、独創的な美しさが生まれることがある。同時に、その表現には、既存の価値観に対する疑問や反抗も込められていることが多い。

さらに、表現における反抗は、社会や制度に対する批判だけでなく、時には自分自身への問いかけとしても現れることがある。。

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