OET勉強法 - 各セクションについて雑感

ここでは各セクションについてざっと振り返ります。

Reading

ここは日本人にとっては対策しやすい分野だと思います。
特にStep1, CKの勉強が終わっている人にとっては、医学英語の知識は自然に身についているので、特別な対策は要らないでしょう。
話題が医学に限られるので、幅広い分野の文章を読まされるTOEFLのReadingより簡単です。

ただ、私は選択肢の作り方に癖があると感じました。
問題文の内容が理解出来ていても、解答の選択肢が1つに絞り込めない時が多々ありました。

Listening

日本人にとってはおそらくここが一番苦戦するところかと思います。
なぜなら…オーストラリア訛りやイギリス訛りなど多彩な訛りが登場するためです!
しかも診察場面など妙にリアルで、突然早口になったりします。
日本の英語教育は主にアメリカ英語で行なわれており、USMLE受験生も当然ほとんどの人はアメリカ英語に慣れ親しんでいるでしょう。
ほんのたまにアメリカ英語を喋る人が出てくる時もありますが、あくまでごく一部です。
また、選択肢もリスニング同様、独特でstraightforwardではありません。

要対策分野一位です。

Writing

患者のカルテが提示され、紹介状を作成します。
紹介状の宛先は専門医だったり、Physical therapistだったりします。
CSのpatient noteと異なり、紹介状なので、略語などは使わず、手紙としての英語を書く必要があります。
基本的な文法的知識と医学英語の知識がある前提ですが、ある程度型を覚えたら(冒頭、締めくくりなど)、後は少し練習すればなんとかなると思います。

私は本番で下書きを作成してから解答を書いていたら時間が足りなくなり、書きたかったことを一部省略せざるを得なくなりました。
時間に気をつけましょう。

Speaking

自分が医師、面接官が患者役でロールプレイをします。
カードにタスクが書かれており、事前に読む時間を与えられます。
タスクは具体的に書いてあり(運動療法を提案せよ、など)
医学的知識は必要ありません。
必要なことは、リスニング力と、診察で使う基本的なフレーズを的確に発音できること、です。
カルテも作成しませんし、おそらくCSよりずっと簡単だと思います。

面接官はトニー(仮)というチョイ悪風イギリス人でした。
当たる人にもよると思いますが、トニーは明らかにゆっくりはっきりとノンネイティブ向けに発音している様子が見られ、
聞き取るのはリスニングセクションよりずっと楽でした。

ちなみに採点者はトニーではなく、録音したものを本部に送って採点するようです。

以上ざっくりとした感想でした。

ちなみに私のスコアは
R 430 L 410 W 390 S 400
(全てB)でした。

350点以上でB, 450点以上でAです。
残念ながらAは取れませんでしたが、ECFMG certificate取得には全てのセクションでBを取れれば良いので、余裕を持って合格できたと言っていいかと思います。



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