ハイパーホッケー大喜利トーナメント昼の部 振り返り(2023.10.28)

お疲れ様です、うげです。
先日開催されました「ハイパーホッケー大喜利トーナメント」に「インテリ俳優チーム」として参加してまいりましたのでご報告いたします。

めちゃくちゃ主観です。

【ハイパーホッケー大喜利トーナメントとは?】
 ニシダアツシさん(支配人)、いいさん(副支配人)により大喜利企画会「大喜利フレンドパーク」の人気企画「ハイパーホッケー大喜利」を行うタッグ戦の大会。

 「大喜利フレンドパーク」自体はかなりエンタメ色の強い和気藹々とした企画なのだが、「ハイパーホッケー大喜利」はルールのシビアさ・戦略性の高さなどから“ここだけガチすぎる”と評判。

【結成】
 8/31、桶狭間さんからお誘いのDMが届いた。

 桶狭間さんとは「大喜利SQUAD(“タマーニラッキー”としてエントリーするも抽選落ち)」「Another the Order Ⅲ(“セミの都合”として出場)」と2023年だけでチーム戦に2度エントリーし、さらに「大喜利バトルタワー4」では即席のタッグを組むなど、ちょっと組みすぎだろというくらいにチームを組んできた。なんなら全ての大会は1ヶ月(ほぼ半月)の間にあった。

 しかし「なんかお互い気がついたら居た」という関係性で、明確に組む意思をもって組んだのはこれが初めてのことだった。

【タッグ名】
 タッグ名は「インテリ俳優チーム」に即決した。

 上述の大喜利SQUADにエントリーする際に僕が提案した中から、桶狭間さんがお気に入りと言ってくれたものを他のチームメイト2人(石と日曜日さん・からまきさん)に全然無許可で流用した。一報を入れるという発想がなかった。

 「インテリ俳優チーム」という名前自体は上のツイートから着想を得たものである。
 さすがに「芸人」を名乗るのはイタタ...なので「俳優」にした。

 ツイートの通り、完全にQさまを意識したネーミングなので、組み分けキャスにて「Qさま」というコメントが流れる度にミニガッツポーズをした。

 また、意気込みについても桶狭間さんが原案を提示してくれた。
 「山下智久(明治大学卒) 水嶋ヒロ(慶應義塾大学卒)」。この時から僕は“水嶋”を勝手に背負うこととなってしまった。

【覆面】
 2人とも顔を隠して出場するというのも桶狭間さんの提案だ。
 お互いに事情があって顔を隠す機会が多いので揃えたらどうか、ということだった。
 二つ返事で了承したが、よく考えたら全くもって「ダーツ」を度外視している。

 また実行こそしなかったが、僕は当日全身白い服で赴き、桶狭間さんを焚き付けることも検討した(桶狭間さんは白い服で大喜利する人間を敵視している)。
 ちょうどいい服が用意できなかったのでやめた。やらなくてよかったと思う。

【対策】
 ハイパーホッケー大喜利はかなり戦略の立て甲斐があるルールである。その上、経験値の有無が相当ものをいう。

 僕は大喜利フレンドパークに加え、セトピアさん主催の「大喜利ユートピア」でも体験したことがあった。
 桶狭間さんは参加したことがなかったが、ボケルバで開催された体験会に出向いてくださった。

 前日に対策会のお題とその時の所感について結構ちゃんと送ってくれた。
 桶狭間さんはこういう時にしっかりとした戦略を立てられるタイプなのである。今回のルールでは特にありがたかった。

 当日は少し早めの昼食を摂りながら、お互いの対策を持ち寄った。
 よく考えたらここまでちゃんとお話をしたことが無かった。新鮮だった。

【1回戦 vs波動犬(三ル貝・fuji)】
 初戦の相手は波動犬。三ル貝さんとfujiさんはお2人ともイラストに定評があるものの、最近では型にはまらない大暴れテキスト回答でも名を馳せている。求心力が強いので、それをいかに阻止できるかにかかっている。

 1問目「明日地球が滅びることをただ1人知っているアホ山くん」
 いきなりアホ山、これは分が悪いか...?波動犬にラッシュをかけられる。桶狭間さんは「1度くらいアホに懸けてみると人生楽しいかもよ」と回答していた。かなり好き。僕は「明日みんなに言〜おっと」「メ〜モろっと」と答えた。
 この回、三ル貝さんがミッシェル・ガン・エレファントの歌回答をしていたので、「ミッシェル・ガン・エ〜レファンっと」と答えたら0票だった。マジックタイムでよかった〜。
 fujiさんは「明日世界が終わるケコ〜」と言っていた気がする。おい。

 2問目「リフティングをしている男性とそれを取り囲む子どもたち(画像)」
 波動犬はこのお題でも大暴れ。画像は僕が主担当だったので頑張らねば。
 fujiさんから「ボウリングの球、重〜い」とチャンスパック(※しっかり点を取られてました!ごめんなさい、fujiさん!)が来たので、「テニスの球、軽〜い」とチャンスパックで返す虚無の時間があった。
 しかし、終了時点で6-5。我々のマッチポイント。

 3問目「星5つのレストランにやってきた星0レストランのシェフ『〇〇』」
 先手を取れば勝てると踏んだ我々。桶狭間さんが「めっちゃ頑張ってんじゃん」と答えてポイントを獲得。なんとか勝利を収めた。

 波動犬に引きずられて“完全にふざけすぎてしまう”というデバフを負ってしまったが、桶狭間さんが正気を保ってくれてよかった。
 波動犬のお2人とは延々とバカなお題でふざけ続けたい。

【2回戦 vsユッカ(小春製菓・森森)】
 初戦でマカロニ社(カニさん・しろやまさん)を下したユッカ。お互い滔々と独自の世界観溢れる回答を繰り出す小春製菓さんと森森さんのタッグ。我々と回答スタイルはそれぞれ違うが、タッグとしてのバランスが似通っていると感じた。

 1問目「映画『超晴れ男vs超雨男』にありそうなシーン」
 映画お題はあんまり得意じゃなかったが、なんとか一進一退の攻防で持ち堪える。
 小春製菓さん、森森さん共に独自の着眼点を駆使した回答で会場を沸かす。しがみ切れなくて申し訳ないが、森森さんの回答でめちゃくちゃ好きなのがあった。
 桶狭間さんが「審査員のコメントが長い」と答えていて、そういう“vs”もあるのかと自分の手癖(「1回戦、フラッシュ暗算」)に持っていくことができた。それもタッグ戦の魅力と思う。

 2問目「向かい合ってベースを弾く2人の手元(画像)」
 画像お題は僕の担当、と言っていたが全然思いつかず。「はりつめた〜弓の〜」と答えてポイントを得るも、後が続かず。
 一方でこのお題は桶狭間さんが強かった。「団地でやっている」しかり「ラニーノーズはもっとちゃんと弾いてるぞ」しかり。
 最後にチャンスパックがやってきた。2人とも出していたが、僕が割と自信を持って回答した。しかし、0票。これはきつい。
 この時点で6-6。1回戦と同じようにいけば勝てる。

 3問目「いろんな家事や育児をやってくれるお母さんロボットにあった重大なバグ」
 同様に桶狭間さんが初手を出すも届かず。ユッカも票を取りこぼし、「16足歩行」と手癖も手癖でなんとか勝てた。とりあえず2問目の失態を取り返せてよかった。

 この回は当初の計画と反対の立ち回りをしていたが、うまく働いた。
 ユッカのお2人は何度かご一緒することがあったが、空気感とか視点に独自性があってかなり不思議な存在だなぁ、と思っている。

【準決勝 vsNGハミング(Kキチ・ぐーがお)】
 沢村賞受賞(すこやかさん・Y-notさん)、おとぎ話のミランダ(隅に楽譜さん・北戸田スイッチさん)に勝利したNGハミング。切れ味鋭いKキチさんと情熱溢れるぐーがおさんの社会人芸人としても活躍するタッグ。うげはお二方とも初対面。

 1問目 「地球が綺麗すぎてそれ以外のありとあらゆるものが雑魚に見える宇宙飛行士『〇〇』」
 なかなか骨のあるセリフお題。「いや〜全然スパナと結婚してもいいもんな」と答えられたのは自分でもお気に入り。
 一方で、ぐーがおさんの「新しい星に『ゴブリン』と名付けた」がすごすぎた。雑魚の代名詞ってゴブリンなんだ。
 この時点ではまだ勝負は見えず。

 2問目「奇抜な格好をした人々がビニールハウス?の中を歩いている(画像)」
 画像も難しい...。かなり入り組んだ画像だったが、NGハミングはウケを量産する。
 僕は「“温室育ち”と呼ばれた俺たち、厳しいファッション業界で全く通用せず」「ファッションリーダーたちを待ち受けるのは、たくさんの畝々...」と出せて嬉しかった。画像でウケられたので最高!

 3問目「1話に7時間かかる落語を見た感想」
 まともに3問目に向かい合うのは初めて。何とか優勢を保ちながら、チャンスパックを逃さない。とても理想に近いプレイングを実現できていたと思う。
 しがみもしたが、桶狭間さんの「キムタクって今そんな暇なんだと思った」はすごいと思った。

 寄席を俯瞰する回答を意識して「7時間ぶりの浅草の街は、あまりにも眩しかった」と答えて届かなかったが、桶狭間さんがとてもここには書けない回答で勝ちを取ってくれた。
 「顔を隠しているから無敵」、なんとも頼もしかった。

 NGハミングのお2人と対戦が決まった時に相当大変な戦いになると思った。めちゃくちゃ面白くて実際に大変だったが、その中で最高到達点を記録できたのは良かった。

【決勝 vs俺、しぇきね(俺のランボルギーニ・ニセ関根潤三)】
 わんぱくパシフィック(何島さん・ゴゴールジンガジンさん)、パクパクですわ(田んぼマンさん・白滝BOXさん)、Apollo55(がんばりま翔さん・オフィユカスさん)を圧倒して決勝に駒を進めたのは俺、しぇきね。
 組み分けキャスを騒然とさせた超本気のベテランコンビはその日もボケルバを大きく揺らしていた。

 1問目「車と車エビが逆の世界」
 どうしてもオズワルドとまんじゅう大帝国の漫才がよぎってしまった。何とか運転免許の試験問題に寄せてみるもまとまりきらない感じだった。その後もあんまり的を射た回答が出来ず...。僕の「消防署に電話したら『ピラフですか?パエリアですか?』と訊かれる」とか桶狭間さんの「お爺さんが車エビを食べて多額の賠償金を背負ってしまった」はかなり良いと思ったんだが。
 その間も俺、しぇきねは回答を的確に捌いていき、完全にペースを奪われてしまった。

 戦略的にもあまり思うようにいかなかった。2人ともペンが止まってしまったのはもったいない。むしろここが克服できていれば展開は大きく変わっていただろう。

 2問目「目を手で押さえている猿(画像)」
 完全に苦手なタイプの画像お題。しかも、絶対に相手が強い!
 ニセ関根さんの「あ〜あ、目を開けたらボスになってないかな〜!」は面白すぎた。哀愁というか何というか。
 僕も焦ってしまって普段やらないタイプのセリフ回答をしてチャンスパックを与えてしまった。こういうの本当良くない!

 3問目「半沢直樹に出てこなかったセリフ」
 俺ランさんの「ござるござるござる、1.2倍速だ〜!」で主導権を握られる。
 動揺しすぎて自分の得意お題ということすら忘れていた。それでも桶狭間さんはちゃんと回答を出し続け、時には相手のペースを作らないようにセーブして、と冷静にいてくれて助かった。「半沢さん、機動力高いっすね」。
 最後は完全に手癖の「ホワイトアスパラガス」でひとウケできたのは嬉しかった。

 6-7。結果としては負けてしまったし、ちゃんと悔いがあるが、ここまで来れた安心が強い。ただ、ここで安心してしまってはきっとこのままなんだろう。
 次戦う時は2倍返しだ!

【総括】
 戦略性の高いゲームにて、戦略的な話が得意なタッグを組めたこと勝因じゃないか。
 尚且つ、僕はお題を前にすると戦略が全てなき物になってしまうので、冷静で居てくれる人が隣にいてかなり支えになった。

 正式にタッグを組んで桶狭間さんの魅力を再確認することができた。分析力や冷静さ、独自の視点や切り口で魅せる回答はシンプルに勉強になった。
 今大会を通して、桶狭間さんの強みを改めて多くの人に宣伝することができたのなら僕はとても嬉しい。

 また「俺、しぇきね」はじめ多くのベテランと同じ土俵で戦い、やっぱり長く続けている人が真っ当な面白さでウケていることって本当に凄いと思った。
 それに対して新しく始めた人がそれぞれの強みを活かした回答で大喜利を盛り上げていることにも感銘を受けた。

 誘ってくれた桶狭間さん、名前を挙げられなかった方含めた参加者・リザーバーの皆さん、ニシダ支配人、いい副支配人、本当にありがとうございました。

 インテリ俳優チームの戦いはどこかに続くんじゃないでしょうか。

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