最近のニコニコ動画とこれからについて

 先日2024年1月27日、ニコニコ動画にかやさんの「ニコニコの2023年再生数、ガチでヤバい…」という動画がアップロードされ、ニコニコ動画内で話題になりました。かやさんは、1月16日にニコニコ動画に「【急募】ニコニコがオワコンとなった理由」という動画をアップし視聴者に近年のニコニコ動画の再生数減少の理由を募りました。動画内で様々な理由が挙げられましたが、個人的にはニコニコの有名実況者が2017~2018にかけて相次いで移籍したことが一番大きいのかなと感じています。しかし、コロナ禍で巣ごもり需要が増えたはずの2020年以降も減少に歯止めがかからないことからほかにも理由があると考えています。他には近年のログインなしで動画視聴可能であることをはじめとした改善が十分に周知されていないことが原因であるのかなと感じていますが、もうひとつVtuber(バーチャルYoutuber)に視聴者が流れていったのではないかと考えます(動画内のコメントでも見られました)。VTuberはちょうどニコニコ(く)発表が荒れた2017年終わり当たりにニコニコ動画で注目され、2018年以降YouTubeでも人気になっていきました。YouTubeに基軸を置きながらも、ニコニコ動画に動画を投稿する人気Vtuberも当時は多く、Vtuberの配信の切り抜きもニコニコ動画でかなり再生されていて、ニコニコ運営もVtuberの生放送番組を放送してきました。(現在でもにじさんじをはじめとしてニコニコチャンネルを更新している企業もあり、Vtunerのあそびばチャンネルでは大手事務所所属や人気個人Vtuberが登場しています。)VTuberは2018~19あたりから本格的に増え始め、大手事務所の所属するVtuberの数がかなり多くなり、Vtuberにはまった人の中でニコニコを見る暇がなくなった人がいるのでは?と考えています

これからのニコニコをどうなっていくべきか

 現在のニコニコ動画はYouTubeに大きく差をつけられているため、YouTubeにないもので勝負していくべきだと思います。

 まず一つは収益化のしやすさです。YouTubeにはチャンネル登録1,000人以上と過去365日間の総再生時間が4,000時間以上または、ショート動画視聴回数が1,000万回以上となかなか簡単ではないハードルがありますが、ニコニコ動画にはフォロワー数に関係なく収益化することができます。ニコニコ動画を見ていると、ニコニコでは10万を超える収益があるのに、YouTubeでは収益化のラインをクリアできていないという人も見られます。そのため、収益化したいけどYouTubeだと収益化ラインに全然届かないという人はどんどんニコニコ動画に投稿し、収益化を目指した方がよいと考えます(ニコニコでは伸びやすいジャンルと伸びにくいジャンルはありますが・・・)。

 次に動画の見つけられやすさです。ニコニコ動画は動画タイトルのほかにタグ機能があり、タグでも検索ができるため、興味があるジャンルの動画を簡単に見つけることができます。そのため、投稿を始めたばかりでも比較的注目されやすいと感じます。また、ランキングは全体のランキングのほかにゲーム、アニメなどの18ものジャンル別のランキングもあり、多様な需要に対応しています。また、近年のニコニコの再生数の減少傾向により、以前よりもランキングに乗りやすくなっているため、面白い動画を作れば注目されるチャンスが大きくなっていると考えられます。注目されたい人はニコニコに動画を上げることをお勧めします。YouTubeで人気のある投稿者でもニコニコ動画にも投稿している人は多いので、なかなかYouTubeで再生数が伸びないという人はニコニコ動画に投稿しチャンスをうかがうのも一つの手ではないでしょうか。
しかし、上記の2点を考えるとYouTube一本で人気になる人っていったいどうやっているんだ?と考えてしまいます。

ニコニコ動画とアニメ配信

 ニコニコ動画におけるアニメ配信は2010年夏から本格的に始まり、ニコニコ動画の大きな柱になっています。ニコニコ動画では多くのアニメは1話無料、2話以降は1週間無料となっているため、深夜アニメの録画が面倒くさい、録画を忘れてしまった、見ようと思ったら寝てしまったという人を助けてくれる存在だと思います。

 国産最大手のニコニコ動画、近年は再生数こそは減少傾向ですが、2018年以降は投稿数はほぼ横ばいと投稿者には魅力があるサイトなのかなと思います。そんなニコニコ動画にはこれからも素晴らしい投稿者がたくさん現れると思います。そんなニコニコ動画を皆さんぜひご覧ください! 

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