流されるって、悪くない

2023年も折り返し。
社会人も5年目になるこのタイミングで、ふとnoteを始めてみた。

もともと文章を書くのは大好き。
小学校のときに小説や歌詞を書いていたし、中高生の頃もブログをよく書いていた。
大学生のときも、卒業論文や就職活動などがひと段落して暇になったときに自伝を書いたことがある。
そのときはBiSHのモモコグミカンパニーの著書「目を合わせるということ」に触発されて、自分語りしてみたくなったから。

自分は教育関係の仕事についているが、社会人になると1対1のコミュニケーションや大人数に向けて話をすることが多くなった一方で、じっくりと内面と向き合ってこのように文章でアウトプットすることが少なくなったな、と。
「やっぱり文章を書きたい!」と突き動かされたのは、ここ数年ハマっているシンガーソングライターKarin.の感情むき出しのnoteを見たから。
やっぱり今回も人に影響されて、触発されて始めた形になる。

自分はもともと他人に影響されやすい人だ。
BiSHだって研究室の先輩に勧められて聴き始めたし、そもそもアイドルにハマったのはオンラインゲームを通じて知り合った友人からももクロを布教されたのがきっかけだったりする。

親友から教えてもらったYouTuberにすっかりハマって一緒に見たり、「好きなアーティストの好きな映画」みたいな感じで数珠繋ぎ形式でどんどん興味が広がっていったり、「とりあえず手を出してみよう」と思うタイプ。
好きな異性が出来れば、その子の趣味を必死に勉強して話題についていこうとする。

オタク気質が強く、好きなものはとことん追求していくタイプだから、気づいたら勧めてくれた当人より詳しくなっているということがよくある。
たぶんこれは幸せなことだと思う。
趣味は多い方が楽しいし、好奇心旺盛なところは自分の武器だと感じている。

でも同時に、それって自分がないということでもある。
いつも人に流されて、自分の意見を持たない。
好きな人が良いと言うんだから良いんだ、ネットにこう書いてあるから良いんだ、そうして人生の判断を他人に委ねている気がする。
それはきっと自分に自信がないから。
だから、他人が勧めてくれた趣味を堪能して、「みんなと同じなんだ」と満足している。
そしてその趣味を他人に布教する。
自分の好きなものが認められると自分が褒められたように嬉しい。
きっと趣味に自分を投影して、自信のなさをごまかしているんだと思う。

これからはもっと実生活において、自分の頭で考えて実行したことで成功体験を得て、自信を深めていかなければいけない。
自分を強く持とう。
でないと、宗教勧誘などに簡単に騙されてしまいそうだ(笑)。
社会人になってからそういうの結構ある気がする…。
実際、販売員さんの情に負けて生命保険を契約しました。
実際、販売員さんの情に負けて新聞を契約しました。
気をつけよう(笑)。

でもやっぱり、流されるって悪くないよね。これからも、自分の世界を広げてくれる出会いが待っているのが楽しみ。

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