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Nexus7 2013にUbuntu Touchをインストールしてみた

自宅にはNexus7 2013が2台あります。それは家族用と自分用。家族は1年ほど前にiPadに乗り換え、自分もFireHD10に乗り換えてました。そのため、Nexus7は実験用の機材になっています。そして、すでに1台はOSのLineageOSに変更しAndroidのVersion11へ変更(Nexus7 2013の最終アップデートは6)雰囲気が一気に変わりました。最新のOSにしても動作スピードはそこまで遅くないNexus7 2013に驚かされます。

ガラッと印象が変わります

残る1台はいまだに古いAndroidが動作しているので、最近気になっていたUbuntu Touchをインストールしてみました。Ubuntu TouchはWikipediaで調べるとこんな感じ。

Ubuntu Touch は、 Ubuntuをもとにして作られた、モバイルオペレーティングシステムである。 現在はUBportsコミュニティによって開発されている。 ユーザーインターフェイスはQtで記述されている。主にスマートフォンやタブレットコンピューターなどのタッチスクリーンモバイルデバイス向けに設計されている。

Wikipediaより

スマートフォンのAndroidiPadにつづく第3のプラットフォームかもしれませんね。

作業手順

導入の手順的には以下の通り

  1. 開発者ツールを有効化(Androidの操作)

  2. USBデバッグの有効化(Androidの操作)

  3. adbAndroidデバイスのUSBドライバをインストール(PC側の操作)

  4. adbコマンドを使用してブートローダーのアンロック(PC側の操作・Androidの操作)

  5. ubportsを使用してUbuntu Touchを導入(PC側の操作)

ubportsはUSB接続したAndroidデバイスにUbuntu Touchのイメージを書き込んでくれるアプリで、公式サイトからダウンロードができます。

adbAndroidデバイスのUSBドライバをWindowsにインストールして、ubportsを起動すれば、操作手順が少なくインストールまで完了します。対応機種であれば、比較的カンタンに導入できると思います。

ブートローダーのアンロック
ubportの処理の様子

無事に導入することができたUbuntu Touchですが、動作スピードはそこまで遅くなく、サクサクとまでは行きませんでしたが、つかえるかなというレベル。

個人的に感じたのはアプリの少なさでしょうか。アプリサイトに並ぶものはWebアプリが大半で、ネイティブのアプリはあまりメジャーなものでないので少し微妙。ブラウザのChromiumFirefoxがないのはちょっとつらいでしょうか。あとNexus7ではカメラは使えませんでした。Youtubeに関してはWebアプリ経由では問題なく動作していました。

動作感としてはAndroid6でもそれほど大きな違いがないように感じたので、最終的にはファクトリーイメージを使用して最終バージョンに戻すことにしました。

ファクトリーイメージを使用してもとに戻すこともできます

おわりに

メジャーなOSとは違う選択肢があるのもいいですね。操作感はスピードはそこそこですが、縦横の動き方はAndroidを意識して横の指の動きを考えて作った感じでした。最終的にはAndroidに戻してしまいましたが、今後が楽しみな選択肢ですね。

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