配属後の自分にダメ出ししてみた

はじめまして。上岡 遼大(うえおか りょうた)といいます。今年新卒でフィードフォースに入社し、今はとあるサービスのフィールドセールスをしています。

この記事はFeedforce Advent Calender 2019の16日目です。


昨日はポーカー激強さとぅーさんによる私とgemでした。「そもそも gem っていうのは Ruby でできたライブラリの事でして」と時点でヤバそう…とビビってましたが、それ以降は技術云々というより【×10思考】な話でした。

前置き

以下に書かれているのは、入社1年目の配属から約半年が経過したタイミングで、着実に成長できていて、ある程度は結果も残せている…と思ってしまいそうな自分自身に対するダメ出しです。おそらく背景や前提など説明不足が多いので、かなり内輪向けな内容になっていますのでご了承ください。特に何かを伝えたいとかはなく、将来の自分へのプレッシャー的な意味合いの方が大きいです。それでもよろしければ、最後までお付き合いください。

1.大学卒業までの自分について

ダメ出しの中身は「お前が今やってるの、学生時代の頃と何も変わってないじゃんばーか!」というものなので、少しばかり自分の特性や過去の経験について書きます。

ストレングスファインダー

最も特徴的な資質から順に回復志向・個別化・親密性・達成欲・学習欲です。
個人の感覚としても、回復志向の特性が強いように思えます。

「前回できなかったことが今回できるようになった!」という感覚を味わうことがモチベーションの大部分を占めています。なので、ダメ出しすること自体も決してネガティブなわけではありません。むしろ何ができていないかを明確に理解できたときに一番ポジティブな気持ちになれます。また、欠点克服が必ずしも効果的・効率的ではないことは一応理解しているつもりです。

■小学校~高校(野球部)

鬼父親・鬼監督・鬼コーチに怒られることが日常茶飯事で、野球は好きでしたが練習は完全に「やらされて」いました。とにかく怒られないようにすることが最優先で、「上手くなりたい」「勝ちたい」という目的意識のは二の次になっていたと思います。

■大学(模擬国連

大学生になると、怒られるような環境ではなくなりました。しかし「模擬国連」というサークルの特性として、事前に会議の準備・対策をしていないと、ただ強い人に成すすべもなく蹂躙されてしまうような活動でした。ここでも何か目的があったわけではなく、ただ単に蹂躙されたくないがために頑張っていたように思います。「強い人に勝つ」というできないを克服することだけが楽しくて、その先に何を得たいのかは考えていませんでした。

■過去の経験における共通点

・頑張っていないと嫌なことが起きてしまう(怒られる・蹂躙されてしまう)

・何か意図して成長しようとはしていなかった(怒られない・蹂躙されない、というできないをできるようにすることにしか興味がなかった)

つまり、嫌なことが起きないようにという状況ありき&回復志向に基づいた努力しかできておらず、何かを得たい!何かになりたい!ということを考えていたわけではなかったと考えています。

2.社会人になってからはどうだったか

■学生時代に描いていた社会人のイメージ(偏見)

・理不尽な上司がいる(めちゃくちゃな無茶振りされるのに未達に終わると上司から詰められる、上司からの評価を気にしてヘコヘコしているとか)
・人間関係が殺伐としている(社内政治が横行している、ライバル同士で蹴落としあっているとか)

■リアルにフィードフォースでは…

・理不尽な上司がいない(ストレッチな目標設定はあるが無理強いはないし、業務量が一部に偏っているならチーム全体で再配分する、あとは未達という過去の事象よりも今後の対策に重きが置かれているとか)
・人間関係が殺伐としていない(個人的な好き嫌いを仕事に持ち込まないし、何より誰かの成功を一緒に喜び合うことができるとか)

予想の遥か上をいくストレスフリーな環境でしたが、だからこそ中で働く人の意識次第では『ぬるま湯』になりかねないという危機感も抱いてたりします。

3.特に『自走力』が求められる環境だと思う

■自分なりに考える『自走力』とは

自分で意思決定する、自分を起点にして行動を起こす…的なニュアンスだとざっくり考えています。明確な定義について自信はないですが、ここは一旦上記の内容で仮置きします。

■『自走力』が求められる理由

上でも少し触れましたが、フィードフォースは強制的に何かを無理強いされない環境であるが故に、逆に言えば自分で自分を動かさないと現状維持のまま何となく仕事をこなす感じになってしまうような気がしています。(あくまで個人の印象です。このような環境に対して否定的な意見を持っているわけではありません。)

4.ここ半年間の自分はどうだった?

■今はほぼ一人でフィールドセールスを担当している

BIZ体制

自分はとあるサービスのフィールドセールス(打ち合わせから受注まで担当)をしています。6月の配属以降、5年目の先輩社員とツーマンセルで活動していました。そして12月に異動があり、その先輩が社内公募で関連サービスのマネージャーに昇進したのです。

少し話が変わりますが、フィードフォースではサービス単位のチームで構成されているので、今はマネージャーになった先輩のフォローがありながらも、実質的な営業活動は一人で行うようになっています。

正直こんな早期に責任と裁量を持つことになるとは予想していませんでした。そして自分で意図して今の状況を掴んだわけでもありません。ここが大きなダメ出しポイントです。

■やっぱり状況ありきの成長にすぎない、という見方も

先輩の社内公募が承認された背景には、自分が配属後に出してきた結果と今後の伸び代への期待も一部あるのかなと少しだけ自惚れていたりします。自分としても最短距離で成長できるよう先輩の教えを受けながら頭を使ってちょっとは努力してきたかな~とは思います。

でも、やっぱり自分で目的を設定して明確に目指してきた結果ではないので、「先輩が設定したOJTのロードマップより遅れたくない」など嫌なことが起きないようにという状況ありき&「前の商談で失敗した部分を今回は上手く回避して受注できた」という回復志向に基づいた努力しか結局できてないんだなと感じています。


これでは、学生自体の自分と何も変わらないじゃないか…

ちょっとでも自惚れ気分になった自分、超カッコ悪いじゃないか…


5.これからどうしていくのか?

状況ありきにせよ、回復志向にせよ、いずれも自分ではなく別の何かが頑張る理由として存在しているのが悪いんだと思います。もしくは「嫌なことが起きた」「できないことを見つけた」という過去の出来事を起点にしか頭を使えていないのが悪いのかもしれません。そう考えると「こうなったら嫌だな」「これできないかもしれないな」のように何が起きる前に対策できるようになるといいかもしれません。

別の考え方をすると、1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後・5年後の自分がどうなっていたいか?を起点に日々の行動を決めることも大切なんだと思います。例えば半年後には次の代が研修を終えて配属されています。新卒じゃなくても誰か他の人と一緒に営業活動をすることになったら、今とは別のやり方を探すことが必要になります。今はフィールドセールスの活動だけで手一杯ですが、マーケやインサイドセールス、カスタマーサクセスというバリューチェーン全体に貢献できるようになる必要もあります。もしかしたら自分が別サービスの担当に突然なったり、誰かの異動によって担当する領域が広がることも100%ないわけではありません。そうなったときでも対応できるような汎用的なチカラを身に着けていることも必要だと思います。

自分の性格や特性として「状況ありき&回復志向に基づく頑張りが最も大きなモチベーションを占めている」という根本を変えようとするのはかなり骨が折れる苦行ですが、その根本を逆手に取って今までとは違う過程で今まで以上の結果を残せたら自分自身に完全勝利できた!と自惚れようかと思います。

でも、その時はまた別の理由で自分にダメ出ししてるんだろうなぁ…永遠に続きそうなループも、これはこれで楽しいものです。