機動戦士Zガンダム第3話「カプセルの中」感想

Mk-IIを奪取したアーガマだったが、連邦とティターンズから追手がせまる。連邦のライラ隊とは戦闘になるも追い払うことに成功。ティターンズはエマがバスクからの親書をもってきた。カミーユは両親が人質にとられていることを知って出撃するも、目の前で母を殺されてしまう。

あらすじにすると、こんなものだが、見ていると分かりにくい。今回のエピソードではライラとレコアが登場し、エマが少し掘り下げられる。戦う女のお披露目回だったような気もする。三人とも魅力的だったことに驚いた。モブって感じじゃなくて、ちゃんと体温のある女性という感じでよくキャラクターのキモを抑えているなという印象。

一年戦争で男が死んだせいか、Zでは女の軍人が多い。『機動戦士ガンダム』ではマチルダと『小さな防衛線』に出てきた育児官くらいしか思いつかない。キシリアも軍人ていえば軍人だろうがちょっと特殊だし、ホワイトベースの女性も途中からは軍人なんだろうが、難民として乗り込んで成り行き上やむを得ずという感じだし。

女性というのはZのキーポイントの一つだと思うので注目していきたい。


ガルバルディβとライラが登場。ティターンズじゃない連邦軍。

ボコボコのブライト。いまは中佐らしい。ずいぶんえらくなった。でも、バスクに使い走りさせられ、階級が下のジャマイカンになめられてる。今のところ、とことんかわいそうな立場だ。

穿った味方かもしれないが、富野由悠季自身を、反映してるのかな。ガンダムなんてやってちょっと偉くなったけど、いいことなんてない、みたいな。分からんが。

アーガマ登場。回転する居住ブロックがかっこいい。

ブレックスにカミーユの世話を命じられるレコア。たまたまにも見えるが、女だからこういう仕事させられてる感じもある。それにしてもレコアはマチルダさんよりよっぽど美人な感じ。リアルも感じる。

Mk-IIの装甲が古いことについて言及。がっかりしてるように見えるクワトロ。

背伸びしてるように見えるカミーユ。軍人でもないのに「クワトロ大尉」と階級をつけて呼んでるし、役に立ちそうなことをよく話す。

居住ブロック再び。そして変形するアーガマ。巡行モードと戦闘モード?

ライラ隊と遭遇するアーガマ。威嚇飛行の迫力がすごい。連邦から見て正体不明の戦艦だが、直ちに敵だと断じずちゃんと確認するプロセスを踏むところが良い。この時点では連邦もエゥーゴの敵なのか。良く分からない。グリプスにMS戦を仕掛けたやつらを追っていると言っていたが、そのせいか? ふつうに強いライラ隊だが、クワトロに一機撃墜される。

追手その2、エマがバスクの親書をもってアーガマにやってきた。MSが白旗を掲げているのはちょっと違和感がある。エマは親書の内容を知り驚く。ブレックスとヘンケンは人質には応じない姿勢、クワトロは否定的。カプセルの人物をカミーユに確認させろというヘンケン、これにもクワトロは否定的。クワトロの人物像を描そうとしてる。

結局、カミーユが勝手に発進してしまったので、結論を出す前に事件が起こってしまった。怖いシーンだ。カミーユの母が必死に何かを伝えようとしているが、カミーユには聞こえない。目の前のMk-IIにカミーユが乗っているってことも知らなかっただろう。カプセルはジェリドに破壊されて3話は終わり。『機動戦士ガンダム』と違って区切りなくぬるっと次回に続くのも理解しにくさに拍車をかけているかもしれない。

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